婚活パーティーに潜入してきた

すず丸 @suzumaru_zuzuzu

@suzumaru_zuzuzu 第一の男イメージ図 特徴:ネガティブオーラ、唇がカサカサ pic.twitter.com/RQo91skk1F

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@suzumaru_zuzuzu 簡単な挨拶と、ここでは職業を聞き合うのが挨拶のようなものらしかった。というよりもそこが目当てで女性は来ているので、男性陣はまずそこで自分をアピールする。オス鳥が羽根を拡げて求愛行動を取る様子に似ている。ステイタスという羽根だ。

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@suzumaru_zuzuzu 第一の男はここぞとばかりに羽根を広げ始めた。 第一の男「たぶんわからないと思うけど、証券で…○○って会社（大手企業）なんだけど…」 私達「へーソウナンダー、シッテル、スゴーイ」 pic.twitter.com/DA1YvNh47W

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@suzumaru_zuzuzu 確かにすごい、一般的に見れば立派な職業だし、収入も安定しているし、今日のイベントに来る資格をしっかりと保持している。しかしそんなステイタス持ちなのになぜこのイベントにいるのか、はっきりと見て取れるような男であった。暗い！空気も読めない！！

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@suzumaru_zuzuzu 完全に会話をする気の無いオーラを出し始めた私達に、第一の男は果敢にもまだ会話を試みる。 第一の男「ここ若い女の子も結構きてるけど、僕若い女の子全然だめで…」 私達「へ〜」 第一の男「お姉さんたちくらいの年齢がちょうどいいんですよね」

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@suzumaru_zuzuzu ふぅん……えっ、私達、まだ年齢言ってないけどwwwそこはかとなく失礼なことを言い放つ第一の男に、年齢が地雷な友人がつっかかる！ファイっ！！ 友人「えっ、それどういうことですか？w」 第一の男「えっ…」 友人「私年齢言ってませんけど」

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@suzumaru_zuzuzu 第一の男「えっ、でもだいたいそのくらい…」 友人「そのくらいって、いくつに見えてるってことですか？w」 第一の男「いやあの…28くらい… 友人「えー！！」 私「（ビンゴやん）」 友人「そんなに見える〜！？」 私「（！？）www」

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@suzumaru_zuzuzu 老け顔なので常に良くて実年齢、悪くて３０オーバーの年齢を言われるのに慣れている私、失礼だなと思いつつまぁ妥当か、と納得していただ、童顔で若く見られることの多かった友人、ここにきて一気に老けたので気にしており、「実年齢が地雷」なのであったw

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@suzumaru_zuzuzu 心の中で「そりゃあんた年相応だもんしょうがないよw」と友人に突っ込みつつ、男も確かに失礼なので、わざわざつっかかる友人のファイト根性に一人爆笑する私…w友人は真剣にショックを受けているし、もはや空間が不毛なのでドリンクがない事を理由に逃げる事に…

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@suzumaru_zuzuzu 二杯めのドリンクを手に、既に疲弊する私達。そこへ第二の男達が現れる。今度は2人組だ、助かる！一人で話しかけられても、こちらは二人なので、どちらかがあまり喋らない感じになってしまい、気まずいのだ。今度は銀行員と医師のコンビだ。悪く無い。

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@suzumaru_zuzuzu だがしかし、顔が思い出せない！多分話しかけてくれた中で最もまともな人材であったのに、全くもって顔が出てこない。きっとそれほど特徴のない顔だったのだろう…。ちなみに医師の方はやたら目がキラキラしていた pic.twitter.com/0zUxFvusU1

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@suzumaru_zuzuzu 会話もまるで思い出せない。無難で、「それなりに印象が良かった」人ほど記憶に残らないのかもしれない。連絡先を聞かれたので一応交換し、別れ際「最初の方で会ったから印象薄くなっちゃうかもしれないけど、忘れないでね！！」と言っていた。すまん、忘れた…。

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@suzumaru_zuzuzu 友人の方も連絡先を交換したようだが、特にこれといって、な感じのようだった。そしてまた女二人に戻った。微妙に場所を移動すると、友人が耳打ちしてきた。「今真後ろにいるの、前にも会ったって言ってた人！会うの三回目なんだけど毎度話しかけてくる」

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ほう、常連か、どんな人だ、と後方にチラリと目をやると、で、出た〜〜ッ！！胡散臭いを絵に描いたようなやつ〜〜〜！！！！こ、これはあかん！！ワックスベタベタの髪、黒い肌、くどい顔、白のパンツ、なんていうかあれだ、与○翼的な… pic.twitter.com/J3xCNlpLom

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@suzumaru_zuzuzu とりあえず間違いなく関わりたくないやつだった。私達は完全に背を向け、知らんぷりを貫く姿勢を取った…が！！ よざーさん「ねぇねぇ君この前もいたでしょ？」 ヒィ〜ッ！話しかけてきた〜ッ！！ 周囲の「お気の毒に…」の視線…私達の間に戦慄が走る…

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@suzumaru_zuzuzu 友人、完全に逃げられないので諦めて会話する… 友人「…はい、いましたけど」 よざーさん「だよねー、覚えてるもん。いつもいるの？」 友人「いませんけど？💢」 友人、既に地味にお怒りモードに突入しているw得てしてこういう男は気が利かない。

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@suzumaru_zuzuzu 婚活イベントにしょっちゅう出席していると周囲に思われるなんて、もちろん嫌なものだ。わかってもお互い知らぬ不利をすることがベターなのに、この男、割と通る声でそれを言ってしまう。 よざーさん「名前教えてよ」 友人「それ三回目」

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@suzumaru_zuzuzu よざーさん「ごめんごめん！もう一回だけ」 友人「サキです」 私「（！？）wwwww」 友人、ナチュラルに名を偽るwwついでに年齢も偽るw私もとりあえず合わせて、名と年齢を偽っておいた…w ゆざーさん「絶対嘘でしょ！」 友人「うん」 www

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@suzumaru_zuzuzu とはいえ私ははじめまして、なので、よざーさんの自己紹介が始まる。友人はもちろん無関心。この頃、私、酒が回り始める。 よざーさん「石油の貿易関係で〜」 私「アラブとか行ったり？」 よざーさん「そうそう」 私「石油王って実在するんですか？」

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@suzumaru_zuzuzu よざーさん「？？？？」 私「石油王」 よざーさん「石油王っていうか…アラブは王国だから…強いていうなら国王が石油王かな…？一夫多妻制で王子がたくさんいてそいつらがお金持ちだから、その王子達を石油王って呼ぶかもしれない」 私達「へーーー！！！」

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@suzumaru_zuzuzu まさかのマジレスをしてくれるよざーさん、悪い奴じゃないのかもしれない…wというかちゃんと答えられるあたり、本当に仕事には偽りがないのだろう…。でもこの頃、友人はもうこの男がどうでもいいし、私は酔っぱらいだしで、もはや女子飲みノリに…

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@suzumaru_zuzuzu 私「高須クリニック！高須のCMに出てるアラブっぽい人は！？あれは石油王！？」 よざーさん「あれは…石油王…かもしれない…！」 私「石油王だ！！」 友人「石油王だ！！」 私達「Yes!!高須クリニック！！ギャハハハ！！wwwww」

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@suzumaru_zuzuzu こうなってくるともはやよざーさんの方がお気の毒である。彼は多分、胡散臭くてチャラい以外は割といい奴だったのかもしれない…wごめんねよざーさん…。そんな不毛なやり取りをしたのにも関わらず、連絡先を聞いてくるよざーさん。チャレンジャーである。

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@suzumaru_zuzuzu よざ「連絡先教えてよ」 友人「えっ、嫌です」 よざ「なんでよ！いいじゃん！」 友人「それ三回目だし、よざーさん私の友達と連絡とってますよね？」 よざ「…えっ…誰…？」 友人「○○ちゃん」 よざ「？？上の名前は？」 友人「○○」

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@suzumaru_zuzuzu よざ「あーーー！！！」 突如「あの子か！」みたいなオーバーなリアクションをするよざーさん。 友人「そのリアクション見るのも二回目だから💢」 私「wwwwwwwwwwwwwwwwww」 よざーさん、悪い奴ではないかもしれないが適当すぎるw