カレーの日【1/22】

隣人宗遙bot @Sohdearharuka

宗「おい。買ってきたぞ」 遙「ああ」 宗「なんで急にトンカツなんだ？」 遙「食べたくないのか？」 宗「いや、そりゃ食べたいが…何も今日急にトンカツじゃなくても」 遙「いいから。まだできないから風呂でも入ってこい」 宗「ああ」

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風呂に入りながら、自分の好物を作ってもらうのを待つ。……いいな(宗介)

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ガチャ 宗「お。この匂い……カレーか？」 遙「ああ。今日はカレーの日らしいからな。カツカレーにした」 ぐぅぅ 宗「！」 遙「お腹空いてるみたいだな」 宗「電車降りたばかりだったのに、お前がわざわざ買いに行かせたからな」 遙「悪かった」 宗「これでまずかったらしょうちしねぇぞ」

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遙「まずかったらどうなるんだ？」 宗「おしおきだ」 遙「それは楽しみだな」 宗「自信満々かよ」 遙「お前はいつも美味しそうに眉間に皺寄せて食べるからな」 宗「それどこが美味しそうなんだ…？つかそんな顔してんのか俺…」 遙「いいから早く食べるぞ。いただきます」 宗「いただきます」

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遙「……どうだ？」 宗「まずい……」 遙「……っ」 宗「わけないだろ。美味い」 遙「……明日の朝食はシナモンパンだな」 宗「おいやめろふざけんな」 遙「ふざけたのはお前だろ」 宗「くそ。悪かったよ」 遙「それが謝ってる態度か？」 宗「あ？」 遙「……風呂入る」 宗「勝手にしろ」

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……なんでケンカになったんだ。もしかして、本当にまずかった…のか？(遙)

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……くそ、うめぇな。冗談でもなんであんなこと言っちまったんだ(宗介)

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遙「…片付けてくれたのか？」 宗「当たり前だろ。…すげぇ美味かった」 遙「本当か？」 宗「ああ、今まで食べたカツカレーん中で一番美味かった」 遙「そうか…」 宗「こっちこい」 遙「？」 宗「髪」 遙「乾かしてくれるのか？」 宗「俺の仕事だからな」 遙「ふ…頼む」

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ブォー 宗「……悪かったな」 遙「？何か言ったか？」 宗「さっきは悪かったな！冗談でもまずいとか言っちまって」 遙「…俺も意地悪がすぎた。明日の朝食はサバだ」 宗「ふ。明日はお前の好物か」 遙「嫌か？」 宗「味噌汁もつけろよ」 遙「ああ」

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宗「ところでなんで急にカツカレーだったんだ？」 遙「今日はカレーの日だからな」 宗「じゃあカレーだけで良かったんじゃないのか？」 ブォー 遙「お前が好きだから…」 宗「あ？」 遙「お前が好きだろ！カツは…」 宗「……」 カチ(ドライヤーを止める) 遙「宗介？わっ」

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(遙を後ろから抱き締める) 宗「んだそれ」 遙「？」 宗「わざわざそのためにカツカレーにしたのかよ」 遙「わざわざ買いに行ったのはお前だけどな」 宗「確かに…だが、ありがとな」 遙「喜んでもらえたなら良かった」

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遙「眠い……」 宗「そんまま凭れてろよ」 遙「このまま寝たら寒い」 宗「寝てしまったら布団まで運んでやる」 遙「やだ。自分で歩く」 宗「ならもう少し我慢しろ」 遙「もう髪は乾いた」 宗「まだだ」 遙「もういい」 宗「風邪ひきたいのか？水泳選手だろ」 遙「…わかった」

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宗「よし。乾いたぞ」 遙「……」 宗「結局、寝ちまったのか。ったくしょうがねぇな。姫抱きしたなんて知られたら怒るんだろうな」 遙「……」 宗「おやすみ。ハル」 ～Fin～ カレーの日あんまり関係なかったすみません；；