「感傷マゾ男」とは何か？

かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン @wak

(スケアさん、いくら感傷マゾ男だからって、「ただいマゾ」という挨拶は止めませんか…)

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感傷マゾはかなり意味が変遷していってる言葉なんだけど、当初は「ヒロインが傷つく鬱展開に対し、感傷的で偽りの罪悪感(ダリフラ二話のヒロのポエムみたいな)を抱いて、罪悪感で自分が傷つくのを悦ぶ性癖」という意味でした。感傷よりも、マゾ寄りの意味が強かったです。

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友人のスケアさんがまさにこういう人なので、「感傷マゾモードになったスケアさんは、切れ味鋭いな」みたいなことを僕が言って、何か印象的な言葉だったので定着した感じです。

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その後、田舎が舞台の『君の名は。』がTLで大流行したことと、田舎の街や鄙びた温泉を旅行するのが趣味になっていったことが相まって、感傷という言葉が内面ではなく感傷的な気分に浸れる田舎を意味するように変わってきます。当初は、感傷マゾは必ずしも田舎を舞台にする必然性がありませんでした。

かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン @wak

また、ヒロインが酷い目にあう鬱展開に偽りの罪悪感を抱いて傷つくのは、基本的にエロゲーにおけるプレイヤーです。その罪悪感に対し、「また、偽りの罪悪感で悦んでる」とヒロイン側がプレイヤーを罵倒する妄想ツイートも結構していました。つまり、当初からメタ展開と感傷マゾは相性良かったんです。

かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン @wak

感傷的な気分になる田舎、ヒロインが罵倒してきてプレイヤーが傷つく展開(男の都合のいい妄想を、女の子に罵倒されると可)、都合のいい妄想を作り上げるための仮想現実、今はこの三つの要素が合わさると感傷マゾっぽいなーと感じます。

かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン @wak

『君の名は。』と『ブレードランナー2049』を混ぜた感じ、というのが一番分かりやすい例なのかも。

かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン @wak

その時々で意味が変わっていってる緩いインターネットミームなので、厳密な定義というのは難しいんですが、輪郭は大体そんな感じです。

かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン @wak

あと、TLで僕も含めてVRC民が増えているので、今後は仮想現実の中の感傷的な田舎、時間が過ぎ去っていく現実とは異なり永遠に変化しない"あの夏"の田舎みたいな要素が、感傷マゾの中で重きを置かれていくんじゃないかなと思ってます。(感傷マゾ天気予報)

かつて敗れていったツンデレ系サブヒロイン @wak

茹だるように暑さの外には出ず、エアコンの効いた自室でHMDを被り、"あの夏"が再現された仮想現実のステージで、美少女おじさん同士が百合えっちする"平成最後の夏"