さらに、うみんちゅさんによる「油」の話。
Kaho先生のフォローが有ったり。
@Butayama3 人に限らず生体膜は油でできていますから、ステロイドのような油でできている有効成分はつるんと膜を抜けられるのですよ。レセプターを介した反応とかセカンドメッセンジャーとかを間に入れる必要がないから、ちょっとの量ですごく効く。良い方にも悪い方にも。
2016-04-11 08:51:29@Butayama3 もうひとつ、細胞膜だけでなくて人の皮膚の最外層も、水を逃がさないように油で包まれていますから、そこを透過する速度も水溶性の薬剤とは桁違いです(というか、水溶性薬剤は透過できない)。外用剤の場合、表皮を抜けやすくて細胞膜も抜けやすい油性製剤は効果が高いです。
2016-04-11 09:05:28@DEEPBLUE1219 えー!おもしろい。そんな考え方があるんですね。
2016-04-11 09:06:55@Butayama3 だから油性の有効成分はステロイドに限らず、とりすぎると毒性を発揮しやすいんす。ちょっとで効くということはそういうこと。
2016-04-11 09:08:59@butayama3 @deepblue1219 生体膜の構成要素であるコレステロールは最もよく知られたステロイドです。コレステロールがいわゆるステロイドのような薬効を示さないように、脂であることイコール機能的であることではありませんが、排除機構が効きにくいということはありますね
2016-04-11 09:50:05@caripso フォローコメントありがとうございます。その点に言及しておかないと片手落ちでした。<(_ _)> @Butayama3
2016-04-11 10:29:43ふーん、コレステロールもステロイド、なんだ。twitter.com/caripso/status…
2016-04-11 10:31:15@deepblue1219 @butayama3 とんでもないです。ステロイドのレセプターが核内にあるとか、140字では言い切れず不躾に横槍失礼しました。
2016-04-11 10:39:35@caripso @DEEPBLUE1219 へー。核の中にあるんですか。
2016-04-11 10:41:08わいたんべさんによる「ステロイドの名前の由来」について。
もともと、胆石の中から見つかった結晶性の成分が「胆汁の+固体」を意味する「コレステリン」と名付けられ、そのうちアルコールと同じような水酸基を持つ化合物が「コレステロール」、またこれと似たもので植物のフィトステロールや、カビのエルゴステロールも見つかり「ステロール」と総称され(続
2016-04-11 11:33:30承前)さらにアルコールではないタイプのものまでまとめた総称として「〜の仲間」を意味する「〜oid」が付いて、ステロイドという呼び名になった。
2016-04-11 11:34:59承前)コレステロールは、脂肪酸と結合した(エステル)状態で、細胞膜を構成する脂質の一つとして、細胞膜にしなやかさを付与したりとか、体内での脂質輸送なんかに関与するなど、それはそれでいろいろな機能を持ってるけど、そのコレステロールを合成する経路から、別の経路に枝分かれして(続
2016-04-11 11:39:19承前)作り出されるステロイド系の化合物を、ヒトはじめ生物は別のかたちで、いわゆる「ステロイドホルモン」などのような生理活性物質としても利用している。
2016-04-11 11:41:29