- katsumi_nozoe
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恵方巻、恵方巻き(えほうまき)とは、節分に食べる太巻きの事。商売繁盛、無病息災、願い事が叶う、その年必ず幸運が訪れる、厄落とし等の意味を持つ。「恵方寿司」とも呼ばれる。
2011-02-03 23:24:20節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって、目を閉じて願い事を思い浮かべながら太巻きをまるかぶり(関西方言で「まるかじり」の意)するのが習わしとされる。食べている間は、無言でなければならない。
2011-02-03 23:24:36七福神に因んで、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、うなぎ、でんぶ等七種類の具を入れて、福を食べるという意味合いもあるらしい。「福を巻き込む」という説明もある。
2011-02-03 23:24:55また諺・『鬼に金棒』の金棒に見立てて、節分の豆まきで追い出した鬼が落としていった金棒を体に取り入れる事で、無病息災・商売繁盛…など、自身や自身を取り巻く環境に対し、抵抗増大や窮地打破などの意味合いがもたれたとされる。
2011-02-03 23:25:13現在の恵方巻の起源は、江戸時代末期から明治時代初期にかけて、大阪・船場の商人による商売繁盛の祈願事として始まったといわれる。当時使われていた旧暦では、立春の前日である節分の日は大晦日にあたり、前年の災いを払うための厄落とし、年越しの行事として行われた。
2011-02-03 23:25:35また豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が、偶々節分の前日に巻き寿司のような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているという説もある。その他にも恵方巻の発祥地の候補には、和歌山(紀州)、滋賀(近江)等があるが、いずれも確かなものではない。
2011-02-03 23:26:02以後恵方巻の習慣は、昭和初期の大阪では船場の商人の間で行なわれていたようで、節分の「丸かぶりずし」の広告チラシも作成された。 戦後に一旦廃れたが、1974年に大阪市で海苔店経営者等がオイルショック後の海苔の需要拡大を狙いとして節分のイベントで海苔巻きの早食い競争をはじめたこと
2011-02-03 23:26:331977年に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った海苔の販売促進行事が契機となって、復活することとなった。1960年代から復活して行われていたという説もある。
2011-02-03 23:26:48全国的普及 現在では程度の差こそあれ商業的にはほぼ全国展開されている。こうした恵方巻の全国販売はセブン-イレブンが先駆けであり、1989年に広島県の加盟店オーナーの発案により販売を開始したところヒット商品となった。中国地方、関西、九州地方など西日本での販売を経て、
2011-02-03 23:27:081998年にコンビニエンスストア初の恵方巻全国販売を開始した。このヒットを受けてローソンが2001年より、ファミリーマートが2003年より全国販売を開始し、03~04年を境にして主要コンビニで全国販売が行われることとなった。
2011-02-03 23:27:231990年代以降、毎年1月初頭から節分期間まで、全国展開するコンビニエンスストアがテレビCMを放映したり、スーパーマーケットが販促活動を行うなどPRをおこなっている。ミツカンが行った調査では、恵方巻の認知度は全国平均88%であり、「実際に食べた」と答えた人の全国平均は62%と、
2011-02-03 23:27:46全国に広まってきているが、関西(東朝鮮)の風習を全国に広めるのはこの風習の侵食度で日本における洗脳度を計る狙いがある。 近年の恵方巻の広まり方は、バレンタインデー・ホワイトデーの菓子贈答と同じく、一地方の食文化が海苔業界やコンビニ業界など、関係業界の主導のもと販売促進を目的
2011-02-03 23:28:25目的とした傾向があり、本来の意図を持たない海鮮巻き・丸かぶりロールケーキなどの登場でその意義が全く理解されていないといった声があがっている。また、漫画のこちら葛飾区亀有公園前派出所で紹介されたこともあった。
2011-02-03 23:28:56歳徳神 歳徳神(としとくじん)とは方位神の一つで、その年の福徳を司る吉神である。年徳、歳神、正月さまなどとも言う。ホツマツタヱには、トシノリ神と書かれている。
2011-02-03 23:29:10ほとんどの暦では、最初の方のページに王妃のような姿の美しい姫神の歳徳神を記載している。歳徳神の由来には諸説あり、『簠簋』では、牛頭天王の后で、八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)であるとしているが、これはでたらめであるとの批判もある。
2011-02-03 23:29:27また、牛頭天王が須佐之男尊と習合したことから、その妃の櫛稲田姫であるとも言われる。ホツマツタヱには、天照大神の妹和歌姫(稚日女尊・シタテルヒメ)が、神上(かみあ)がってから後に、歳徳神と称えられたと記されている。
2011-02-03 23:29:40恵方 歳徳神の在する方位を恵方(えほう)、または明の方(あきのかた)と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされる。本命星と恵方が同一になった場合は特に大吉となる。しかし、金神などの凶神が一緒にいる場合は凶方位になる。
2011-02-03 23:29:55かつては、初詣は自宅から見て恵方の方角の寺社に参る習慣があった(恵方詣り)。関西では、立春の前日の節分の日に恵方を向いて太巻き(恵方巻)を丸かじりする習慣がある。
2011-02-03 23:30:08歳徳神の在する方位(すなわち恵方)は、その年の十干によって下記のように決まる。 甲・己の年:寅と卯の間(甲の方、東微北) 乙・庚の年:申と酉の間(庚の方、西微南) 丙・辛・戊・癸の年:巳と午の間(丙の方、南微東) 丁・壬の年:亥と子の間(壬の方、北微西)
2011-02-03 23:30:31ただし、恵方巻の習慣が全国的なものになってきた2000年ごろからは甲とすべき所を「東北東」、丙とすべき所を「南南東」と言い換える例が多くなっている。これは、甲・丙などといった方角になじみがなくなってきたためであるが、これでは厳密には方角が変わってしまう。
2011-02-03 23:30:46古代中国で考えられ、日本に伝えられた。十二支と合わせて干支(「かんし」または「えと」)といい、暦の表示などに用いられる。五行に当てはめて、2つずつを木(もく、き)・火(か、ひ)・土(と、つち)・金(こん、か)・水(すい、みず)にそれぞれ当て、さらに陰陽を割り当てている。
2011-02-03 23:31:32日本では陽を兄、陰を弟として、例えば「甲」を「木の兄」(きのえ)、「乙」を「木の弟」(きのと)などと呼ぶようになった。「干支」を「えと」と読むのは、この「兄弟」(えと)に由来する。
2011-02-03 23:31:43十干表 各言語による読み方 十干 日本語 中国語 朝鮮語 ベトナム語 音読み 訓読み 意味 甲 こう きのえ 木の兄 jiǎ 갑 (gap) giáp 乙 おつ きのと 木の弟 yǐ 을 (eul) ất
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