- senkan_mikasa
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今日は、「零戦虎徹」の異名をとった海軍エースパイロット・海軍中尉岩本徹三氏の命日(1955)です。 支那事変から太平洋戦争までを常に前線に在って戦い抜き、自己申告とはいえ撃墜スコア200余を数えた歴戦の猛者でした。 #三笠の昔話
2015-05-20 22:21:21経歴、戦歴、人柄などは、書籍や映像でもたびたび紹介されていますのでここでは略。 戦争末期には、司厨長の遠戚某の所属した二〇三空戦闘三〇三飛行隊に所属。互いに乗機を並べたこともあったかもしれません。 #三笠の昔話
2015-05-20 22:24:18ちなみに、エースパイロット(撃墜王)は、10機撃墜が主な目安とされています。世界記録は、独国のE・ハルトマン大尉(352機撃墜)。 ただ、日本は1943年以降軍令部の意向により撃墜スコア記録をやめており、日本パイロットの記録はいずれも非公式です。 #三笠の昔話
2015-05-20 22:29:48今日は、ジョージ6世戴冠記念観艦式の日(1937)です。 足柄ちゃんの逸話で艦これ界隈では大変有名な観艦式ですが、実際18ヵ国もの艦艇を招待した、歴史に残る国際観艦式でした。 #三笠の昔話
2016-05-20 19:25:54参加艦艇と、その後を順に見ていきましょう。(一部は略します) まずは我らが日本の足柄ちゃん。説明不要ですね。1945年戦没。我が貧乏鎮守府では古株であり、押しも押されもせぬエース重巡。 #三笠の昔話
2016-05-20 19:32:15日本に関係あるとこだと、アルゼンチンのリバダビア級戦艦2番艦・モレノちゃん。 1957年日本で解体されており、解体期間の短さ(100日足らず)は当時の最短記録だったそうです。第二次世界大戦では中立国だったので戦歴はありません。 #三笠の昔話
2016-05-20 19:35:10直接的に関係したのは、蘭ジャワ級軽巡ネームシップ・ジャワちゃん。 1942年、蘭印を巡って日本艦隊と死闘を繰り広げ、最期は那智・羽黒姉妹に討ち取られ轟沈。 まさか5年後妙高級と矛を交えることになるとは、互いに夢にも思わなかったでしょうねぇ。 #三笠の昔話
2016-05-20 19:45:05米国はニューヨーク級戦艦ネームシップ・ニューヨークちゃんを派遣。 1910年代の老艦ですが、大改装の上第二次世界大戦に従軍。主な舞台は大西洋で、末期には沖縄戦にも参加。クロスロード作戦では長門ちゃんらと共に被爆しましたが生き延び、今はハワイ沖に眠っています。 #三笠の昔話
2016-05-20 21:29:06この頃はまだ国交のあった独国は、ポケット戦艦ドイッチュラント級3番艦・アドミラル・グラーフ・シュペーちゃんを派遣。 斬新なコンセプトに各国は驚き羨み、足柄ちゃんとともに各国の羨望の的となりました。通商破壊戦中、1939年南米で退路を絶たれ自沈。 #三笠の昔話
2016-05-20 21:35:50各国の羨望を最も集めたのは、仏ダンケルク級戦艦ネームシップ・ダンケルクちゃん。 巡洋戦艦並の脚と火力ながら重装甲。ホスト国の英ネルソン級はダンケルクちゃんと比され「給炭艦」と揶揄されてしまいました。 第二次大戦は一度も本気を出さず二度も自沈。1945年解体。 #三笠の昔話
2016-05-20 21:45:47イワンどもはガングート級戦艦2番艦・マラートちゃんを派遣。 第二次大戦では独国の爆撃王ルーデル閣下に爆撃を受け艦中央から真っ二つに叩き折られるものの辛うじて生き延び、1950年代まで働きました。 #三笠の昔話
2016-05-20 21:50:12参加艦の中で唯一完全な形で今も現存しているのがギリシャ装甲巡洋艦イェロギオフ・アヴェロフちゃん。 以前、空から見たアレでご紹介しました。 #三笠の昔話
2016-05-20 21:53:54フィンランドはイルマリネン級海防戦艦2番艦・ヴァイナモイネンちゃんを派遣…しようとしたのですが。 イルマリネン級は航続距離が短すぎて外洋航行できなかったため、隣国スウェーデンのスヴァリイェ級海防戦艦2番艦ドロットニング・ヴィクトリアちゃんに曳航されて共に参加。 #三笠の昔話
2016-05-20 22:04:00ヴァイナモイネンちゃんはソ・フィン戦の賠償艦としてイワンどもに連れ去られましたが、1968年に解体されるまで元気に働きました。 ドロットニング・ヴィクトリアちゃんは艦生を全うし1958年解体。 #三笠の昔話
2016-05-20 22:06:39その他の国は、駆逐艦や通報艦などの小艦艇。 費用や機密、国際関係などに配慮して、必ずしもその国の最強艦を出すわけではない(むしろ最強艦は隠す)のが、大人の事情ってやつですね。 #三笠の昔話
2016-05-20 22:26:27今王位にあるエリザベス2世の戴冠記念でも観艦式は行われていますが、ジョージ6世戴冠記念観艦式のように、参加艦がそれぞれドラマを持つような観艦式は、もはや二度と開かれないでしょう。 まあ、開かれてほしくもないですが。それって、誰かが滅ぶってことだから… #三笠の昔話
2016-05-20 22:35:47