友達以上恋人以上【きみくん×千夏】

白色 @whiteeighter

201 〈…よかったね結婚報告じゃなくて〉 呆然と立ち尽くすきみたか 『え、何これ…俺どないしたらええの…？』 〈私に聞かれても〉 『宣戦布告て…なんやねん』 〈さっきされたよ〉 『恋人の好きとも違うて、なに…？』 〈愛って書いてあるやん〉 #友達以上恋人以上

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202 きみたかを放置して身の回りの荷物をスーツケースに入れていく 『…え？何してんの』 〈ん。出てくわ〉 『は？！』 〈早くちなっちゃんのとこ行ったげたら〉 『ちょ、なんで？！千夏がこんなん言うてるからって、俺はお前のこと無下にせえへんて…』 #友達以上恋人以上

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203 〈別に身を引くとかちゃうよ。グズグズしてるきみたかに嫌気がさしただけやから〉 『でもこんな急に出ていかんでも…』 慌てるきみたかをよそに どんどん荷物をまとめていく 『なあ、聞いてんの…？』 〈明日…誕生日やん？〉 『うん？』 #友達以上恋人以上

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204 〈誕生日迎える瞬間は、好きな人と過ごしたいやろ？〉 『……でも』 〈もーおおお！ちなっちゃんが腹くくってんから、あんたもしっかりしいよ！ いま真っ先にしなあかんことは私を引き止めることちゃうやろ？！〉 嫉妬と悔しさと好きの気持ちと #友達以上恋人以上

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205 いろいろ入り混じって感情をぶつけてしまう でもこれくらいの方がきっといいはず 『ごめんな…秋良』 〈謝られたら惨めやからイヤ〉 『…ありがとう』 〈よろしい。〉 『優しくしてくれてありがとうな』 〈はいはい、じゃーね〉 手を振る #友達以上恋人以上

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206 『あ、荷物重たいやろ？車で送るわ』 〈…なんべん言わすん…そんなんいらんの！〉 『じゃあ下まで…』 〈ここでいいですっ！〉 最後まで要らない優しさ 優しいところが大嫌い 〈一日早いけど、お誕生日おめでとう♪じゃーね！〉 顔を見ずに言う #友達以上恋人以上

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207 〈おん、じゃあ…〉 なんかまた余計なこと言われそうやから 勢いよく扉を閉めた 優しくしてくれてありがとうはこっちの台詞 でももう優しくせんといて 今日は早めに仕事場向かって フラれたもん同士、村上さんと慰め合うしかないな… #友達以上恋人以上

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208 手紙を渡して秋良さんに気持ちも伝えられたことで スッキリした気分 街を１人で歩いて 駅前に新しく出来たカフェが目に付いた 春奈誘ってもいいけど とりあえず下見しておこう♪ シフォンケーキとカフェラテを頼んで 窓の外を眺める #友達以上恋人以上

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209 紅茶がテーブルに運ばれてきた時 携帯が鳴った "きみくん" ドキッ 久しぶりに見た表示に緊張する その後ケースも運ばれてきて 慌てて通話ボタンを押すも 間に合わなかった… え、どうしようこれ！ かけ直すべき？！ #友達以上恋人以上

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210 すぐにLINEが入る [今どこ？] [駅前のカフェ] [わかった] 分かったって…この駅前お店たくさんあるし わかるのかな てゆうか来てくれるんだ…？ 手紙読んでくれたのかな 会えるんだ、どうしよう…// ＿＿ガタッ #友達以上恋人以上

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211 「え」 『はぁ……っ、久しぶり』 「きみくん…！は、速くない？！」 『そーか？ あ、すんませんコーヒー』 「てか何でここ分かったの」 『そんなん…だいたい分かるやろ…』 「いや普通分かんないって！駅の東か西かもゆってないし」 #友達以上恋人以上

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212 『せやから…お前のことならだいたい分かんの。俺は。』 「……///」 『…？珍しいリアクションやな笑』 な、なんかすっごく恥ずかしい そうか、好きだって自覚してから会うの初めてなんだ きみくんのコーヒーが置かれて 『手紙…読んだ』 #友達以上恋人以上

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213 「あっ…うん…」 『…ありがとうな』 「ハイ…//」 『ハイって笑 俺のことずっと見てくれるって…？』 「…だめ…？」 『ちょっと前の俺みたいに？俺が他の女と何してても見守ってくれるんや？』 「う…っ…あ、当たり前じゃん…！」 #友達以上恋人以上

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214 そっか、見守るってそーゆうことなんだね…泣 辛いな… でもきみくんはずっとそうしてくれてたんだもんね！ 『飲んだ？紅茶』 「あ…うん？」 『出よ』 「え、もう…？ちょ、きみくん…」 急いで会計を済ませ駅から来た道を戻る #友達以上恋人以上

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215 「きみくんちに行くの？」 『…嫌ならやめるけど』 「でも、秋良さんは…？」 『いてへんよ』 「えっ」 『別れたっちゅーか、振られたっちゅーか…出ていってもうた』 すぐにきみくんちに着いた 鍵を開けて中に入った途端 抱き締められる #友達以上恋人以上

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216 『ごめん待ちきれんかった……嫌か？』 答える代わりに腕を背中にまわした 『キスしてもええ…？』 顔をのぞき込まれる 「聞かなくてもいいよ…//」 『多分キスしたらもう止まらんと思うから…覚悟しといて//』 頷くとゆっくり唇が重ねられた #友達以上恋人以上

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217 「んっ…ふ、ぁ…//」 『、ちょっと…お前、あかんわ//』 靴を履いたままのキスの途中で言う 『そんな…可愛ええの…あかんって……』 照れながら手で顔を隠してて 「し、知らないよ…// きみくんこそそんな恥ずかしいこと言わないで…」 #友達以上恋人以上

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218 軽々と抱き上げられて 寝室に入る 「…そう言えばきみくんちに上がるの久しぶりだね？」 『あー…大学んとき？何回か来たことあるよな』 「ベッドも借りたことあるよね」 『ほんまお前は昔っから…俺よう我慢したわ…』 なにかブツブツ言うきみくん #友達以上恋人以上

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219 「ずっと昔から隣にいてくれたね」 手をきゅっと繋いで私からキスをした 『あーもー…ほんまあかん…高校生みたいな気分//』 ベッドで向き合ってお互いに照れてる 「なんか変な気持ち…緊張する//」 『ん…俺も…』 「んぅ…、ふ…ぁ」 #友達以上恋人以上

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220 きみくんのキスは優しくて 甘いお酒みたいで癖になりそう 「んっ…//」 片手が胸の膨らみに触れると もう片手で背中のホックを外された 顕になった胸に唇を寄せられる 「やっ、恥ずかし…っ」 『こんなんで恥ずかしがってたらこの後どーすんの』 #友達以上恋人以上

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221 きみくんこそ照れ屋さんなくせに 余裕そうで悔しい 「ふぁ…//やだ…そこ」 胸の飾りに指先が触れて ピクリと体が跳ねた 『ここ…？好きなんや』 いじわるく笑って 逆の方を口に含まれた 「んあぁ…っは…ん」 唇と舌に翻弄される… #友達以上恋人以上

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222 いつの間にか太ももに手が這ってて スルスルと撫でられる 「んやぁ…くすぐったい…」 『ん？ほなこっち？』 足の付け根を通って下着の上から触れられた 「あっ…//」 『あぁ…可愛ええな、もう濡れてんの分かるわ』 「や、だ…ぁ」 #友達以上恋人以上

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223 すぐに脱がされ直接指が割れ目をなぞる 「ひゃ…ぅ、あぁ」 『気持ちええ…？』 「も…ぉ、聞かないで…//」 分かってるくせに 「ふぅ…ぁっ、んんッ」 『ほら、言うてよ…気持ちええの？』 秘部の中の指を増やされて くちゅくちゅ音が響く #友達以上恋人以上

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224 『嫌ならやめとこか？』 指が引き抜かれそうになる 「やっ…やめないで…//」 『ん？』 顔を隠してた手を外される 「気持ちい…から、やめちゃやだ…っ」 潤んだ目で見上げた 『千夏…もう、最後までもらうで…』 充分濡れたそこに #友達以上恋人以上

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225 クプッと先端を含まされた 「もぅ…なんか気持ちが追いつかない…// きみくんと、こんなこと…っ」 『…じゃあやめとく？』 「やだ…！シて…？お願い//」 『俺ももう感情ムチャクチャやで？ 千夏が俺のもんになるなんて…嬉しくて死にそう。』 #友達以上恋人以上