「魂の殺人」性暴力と性虐待を真正面から描く!映画「月光」ついに封切り!~公開前夜から公開初日~
映画『月光』 初日舞台挨拶に行ってきました。 現実に起こっている、性的暴行、虐待、、それをリアルに垣間見た気がしました。映画だと分かりながらも、見た後の苦しさ、つらさは言葉にできません。出演者の… instagram.com/p/BGgb-F8C2UA/
2016-06-11 17:04:44『月光』初日だん。安易な解釈を許さない、複雑さを複雑なまま提示した孤高の作品だと思います。一人でも多くの方にこの複雑さに触れてほしいと心から願います。
2016-06-11 14:28:42新宿K‘s Cinemaなう。これから映画『月光』鑑賞。2016年43作品目。 coco.to/movie/40346
2016-06-11 11:56:27『月光』1)評価A+。2016年ベスト1位候補。でも何を語ればいいのか難しい。だがこれだけは確実なのは、主演女優の佐藤乃莉と石橋字輪は2016年主演女優賞レベル。そして3人の母親たちの存在感も半端ない。 coco.to/movie/40346
2016-06-11 16:21:44『月光』2)演者以外でまず印象深いのは、音楽の使い方と照明や衣装を含めた画面の色使いだった。極端に台詞の少ない作品であり、主役は言葉で感情を表さない。だが彼女たちか語りを放棄しているわけではない。仕草・服装・表情などは豊かなのだ。 coco.to/movie/40346
2016-06-11 16:27:29『月光』3)作品内で象徴的な2つの装置がある。カメラとピアノ。そして主人公の音楽教師が生徒に繰り返す気持ちを込めてという台詞。カメラに収められる表情は暴力的な形で感情を切り取り、ピアノの旋律は感情を表現すると同時に抑制することも。 coco.to/movie/40346
2016-06-11 16:41:15『月光』4)ここで多数ある関連作品を列記しない。だか同じような問題意識を共有しているのが日本の映画業界にいて、劇映画にしろドキュメンタリーにしろ続いているのはたしかだ。だがそれはメジャーになることは限りなく少ない。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 00:09:00『月光』5)本作がこれまでの類似・関連する作品と違うのはある象徴的なカットに刻み込まれている。詳細は伏せるが、あるカットを撮っていたのは誰だったか?である。それは滝のでの2人のやり取りとも繋がる。そこに観る・映ることの倒錯がある。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 00:14:42『月光』6)本作の白眉というべきか迷うが、敢えて言うならば、性暴力的なものは単純な被害・加害関係を仕分けることへの困難さというものが本作の通低音としてある。あのカメラを映す撮影者は被害者でもあり、別の立場からすると加害者の側である。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 00:21:01『月光』7)暴力が発動するときに最も顕著な結果は単純化すれば、【暴力】そのものを隠蔽化し、当事者を沈黙化・無効化することになるだろう。そこで象徴的な存在として出てくるのが3人の母親たちであり、それを傍観する人々でもある。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 00:26:35『月光』8)もちろん暴力的な衝動を抑制しない多数の男性たちも加担者であることは否定しないし、発端に性的な情動や欲望を否定しない。だが性暴力においてジェンダーによる差異を持ち込むことは本作のおそらく意図することではない。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 00:31:29『月光』9)暴力的な衝動が喚起されることと、それを隠蔽することの動機付けは本作では多層的に描かれる。さらに意図しないことが当事者にとっては、加害・被害に無意識的に関わることにも繋がることまで描かれる。私を含める観客もその場にいる。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 00:56:09『月光』10)本作で多面的かつ多層的に描かれる【暴力】はおそらく全ての登場人物が無意識的に加害者としての存在する。キャッチコピー【絶望と生きる】ことの絶望は被害を被ることではなく、加害者になる可能性を潜在的に内包することだ。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 01:08:10『月光』11)カメラとピアノ、そして靴。本作で繰り返すアイテムは実はメソッドとして枠・型への隠喩としても読み込める。フレーム・音階・サイズ。いずれも感覚を視覚化・数値化する営為の産物であり、映画そのものが産物の集積でもある。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 01:15:04『月光』12)【暴力】を内包すること、それを隠蔽せずに抑制できずに欲望する過程そのものを、人間の営為であることまで肯定することを受け止めるのが、本作をここまで書いてきた感覚が結論。幾度も廻り道と当事者性の揺らぎが残る。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 01:22:46『月光』13)映画そのものからの思考とは別に監督の演出や静岡を舞台にしたロケ地。個人的には美術・照明・音楽・衣装も含めて、語りたいことはあるが。遠山さんの母親が一番前作と繋がるのかな?と思って見ていた。 coco.to/movie/40346
2016-06-12 01:27:38今日が初日の映画『月光』を観てきた。描かれる内容だけに、本編の前に監督や俳優陣の舞台挨拶を聞くのは怖かったんだけど、短い挨拶の中に"魂を込めた"という意気込みを感じ、本編ではスクリーンに没頭できたので、結果、今、観れてよかった。 youtu.be/D1v7AeJiIrc
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