- how_howlite
- 547
- 0
- 0
- 0
サークル勧誘を眺めながら思う。ああやって先輩に話し掛けられる新入生が羨ましいな、って。僕も、先輩に釣られて入ったけど、結局ただの飲みサーだし、先輩は女の子とヤることしか考えてないし。…セックスがしたいなら、僕を好きに抱いてください。なんて、考えてみるだけ。 #twblnovel
2016-04-03 00:32:56「そんなに熱い目で見ないでよ」おちゃらけた笑みを浮かべながら言う。そんな目で見てねーよ、と反論したい所だったが、心当たりがあったので黙った。実際、見た目は良いし、軽薄そうな印象も、喋る内に薄れた。間違いなく、いい男だ。…どうして、俺を好きになったのだろう。 #twblnovel
2016-04-18 01:23:29飲み会で好みの男を見付けたから、しこたま酒を飲ませて持ち帰ろうと考えた。目が覚めたら、ベッドの上。しかも、ケツが痛い。混乱してると、バスルームから例の男が出てきた。「タイプだったから、酒で潰してお持ち帰りしちゃった。ごめんな?」まんまとやられてしまった! #twblnovel
2016-04-18 01:27:04「さあ、悪魔よ!悔い改めよ!」そう天使が叫びながら、悪魔の胎内に己の精を放った。精はつまり、聖だ。胎内が焼け爛れるような熱に悪魔は叫び、そのまま気絶した。そんな悪魔の頭を、天使は愛おしそうに撫でる。先程までの調伏の時とは打って変わって、優しい手つきだった。#twblnovel
2016-05-15 00:38:21「高潔ぶってたお前も、結局卑しい人間だったな」下卑た笑みを浮かべて、悪魔は言った。そんな悪魔の股座には、悪魔の剛直を口いっぱいに頬ばりながら、愉悦の表情を浮かべる聖職者が居た。悪魔が射精すれば、嬉しそうに飲み干す。そこに居たのは、もはやただの雌犬だった。 #twblnovel
2016-05-15 00:43:14「人と交わりて、天の子を増やすのです」天使様が降りてきて仰るには、その相手に聖職者である私が選ばれたと。「私にはとても恐れ多い…!」「いえ。天は、貴方こそ相応しい相手だと考えています」そう仰る天使様は、寝所へと向かわれる。「さあ、私と交わりましょう」 #twblnovel
2016-05-15 00:47:11「お願いだ…。俺の所まで堕ちて来てくれ…」悪魔は、懇願しながら腰を打ちつけた。天使は快楽に戦きながらも、天使としての矜恃で悪魔の懇願に背く。しかし、その体は、心は、すでに悪魔の元へと堕ちていた。「頼む…、頼むから…」そう呟いて、悪魔は天使の中に精を放った。 #twblnovel
2016-05-15 00:55:50悪魔を飼い慣らした聖職者、と、巷では話題らしい。「なあなあ!次は何をすればいいんだ!」「いや、特に仕事は無いよ。一休みでもしてくれ」「じゃあ俺、お茶煎れてくるな!」そう言って、悪魔は厨へ走って行く。飼い慣らしたのではない。最初から私に懐っこかったのだ。 #twblnovel
2016-05-15 00:59:15「さあ、貴方の信仰を私達に捧げなさい」「あぁ!ありがたき幸せ!」聖職者たるこの男は、寝台の上に裸で寝転んだ。今からこの男の体は、暇を持て余した我々天使達に弄ばれる。性玩具として。彼ら人間は、天使にも破落戸が居ることを知らないらしい。俺は、こっそり笑った。 #twblnovel
2016-05-15 01:02:46恋文を書こうと思った。君が、この学校から居なくなると聞いたから。ただ、それを渡す勇気は無かった。だから、恋文を書く替わりに、一つの小説を書いた。その小説の中に、君への愛を溢れさせた。君がこの小説を読んでくれますように。君に、この小説が響きますように。 #twblnovel
2016-05-27 02:03:34純潔を誇る気高き騎士様を頭の中で何度も汚す 高潔な身を辱め心から性に溺れるまで堕としたい 廉潔な彼の手に触れた我の手で卑しき欲を慰め遊ぶ #BL短歌
2016-05-30 01:20:06