進也の過去まとめ

電磁界の覇者PCC＠あだつぐ @kei_adatsugu

@kei_adatsugu 本成寺進也。一番不気味ですよね。代々医者の家系でございます。そして代々漢字と能力も受け継いできました。幼少期は、とても幸福だったとは言えない。流れてくる人の感情や思考を制御することができず、それの訓練に明け暮れてました。

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@kei_adatsugu 周囲には伏せていたのでやたら感受性の豊かな子、としか捉えられていませんでしたが、元から静かな性格だったのが災いして、陰口をたたかれるようになっていきました。しかも、制御できず常に能力発動しっぱなしなので、全部聞こえてくる。小学校時代はほぼ不登校でした。

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@kei_adatsugu そんな中で唯一話し相手になっていたのが同い年の従兄弟である朔真でした。この時朔真自体も能力の制御が上手くいかず、親から登校を禁じられていた状態だったので、六年間ほぼ毎日、一緒に過ごしてました。つうか朔真も朔真で大変だったので、互いに傷をなめ合う状態っす

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@kei_adatsugu そんでまぁ、転機っつったら天気ですな。物静かで根暗な性格から、現在の暗チャラサイコパスへと変貌を遂げるきっかけなんですけども、精神科医だった父親が、自身の能力にのまれて発狂します。

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@kei_adatsugu 少しずつ能力を使いながら行うカウンセリングや診断は的確だと評判だったのですが、だんだん患者の心に呑まれて行って、とうとう戻ってこれなくなってしまいました。現実と能力による深層心理の光景の区別がつかなくなって、まぁ、予兆はあったんですけども。

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@kei_adatsugu まだ幼かった進也の目の前で、父親が母親の心を乗っ取って、ふらっふらと車道に飛びださせました。無論母親も抵抗はするので、小さい進也はそれを「母さんは踊りながら車道に飛びだしてった」と話してます。トラックが来るところで、即死でした。

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@kei_adatsugu 目の前で肉塊と化していく母親を見せつけられ、更に後続車両数台がトラックに突っ込んで炎上、爆発を起こしたところに父親が飛び込んでいきました。結果的に、母親の轢死体、父親の焼死体を目の前に、進也は救急車到着まで無表情で道端に座り込み続けていました。

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@kei_adatsugu その後、両親の死は事故として処理され、進也は遺産暮らしを始めます。家を売り払い、少しだけ寮生活をしたあとすぐに退寮、一人暮らしを始めます。通いの家政婦はそのまま雇い続けた。

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@kei_adatsugu となるころには、とっくに能力の制御法は習得し終わり、対外的には一切の拒絶しか示さず、再び朔真と行動し始めます。この頃朔真はMaxでまずかった。でもそれを自分はどうにかできるわけでもなく苛立ちだけが募る中、ふと自分の能力で人をおかしくすることに目覚めます

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@kei_adatsugu 父親はどういう心境だったのか。自分が害しか被って来なかったこの能力で、こんなことができるのか。その魅力に憑りつかれ、犠牲者はどんどん増えていきます。クラスメートだけではなく、教師や地域住民、果てには猫まで。

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@kei_adatsugu このころから美桜や伊織たち出会ってつるみ始め、朔真も進也もちょっとだけ自分たち二人だけの世界の外側に目を向けるようになりました。喧嘩もなかなか楽しめるようになってきた。ということで、暗チャラサイコパスが誕生しました。

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@kei_adatsugu ということで、表面上は何事もないま中等部三年間を終え、高等部に進んだところでとうとう発覚。五十人余りが犠牲になり、そのうち回復したのは数名。狂わされたまま自殺に走ったものが9人。ほぼ同時期にやらかした朔真と共に言争部を退部、転校処分になりました。

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@kei_adatsugu んで現在に至る。本人の中ではまだ何も解決していませんが、原因が皆死んでしまってる以上どうしようもない感じです。