ぶただけど、ぶたじゃなかった!~日本脳炎~

実は、「東南アジアとかに行かなければ大丈夫じゃない?」とか思ってしまっていました。(ワクチンは接種済み) わいたんべさんによる日本脳炎と炎症についてのお話です。 さらに、現場より、獣医のootoriさんによる日本脳炎ワクチンの重要性について解説。
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ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@y_tambe 勝つか負けるか、食うか食われるか。 免疫と病原体の戦いは、今もこの身体の中で繰り広げられているんですねえ。

2016-07-23 10:38:15
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 思わず、ビックリマーク5つも付けてしもたが、本当にそのとおりなのよ。で、それこそが「獲得免疫」の最大の利点。これに対して「自然免疫」は、そこが割とゆるいところが多い。

2016-07-23 10:39:05
ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@y_tambe 自然免疫が雑にみえてしまいますね。 雑ゆえのいいところもあるんだけど。

2016-07-23 10:40:06
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 だから両方あって、「多段構え」になってることが大事なんです。

2016-07-23 10:41:39
ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@y_tambe いいシステムよねえ…。惚れ惚れしちゃう。 だからこそ制御が大変なんだわね。

2016-07-23 10:42:36

ここで獣医のootoriさんによる、「日本脳炎」のワクチンについて。

Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe この場をお借りしてお伝えしてしまいますと、3歳からの接種がデフォルトとなっている日本脳炎予防接種ですが、日本小児科学会は、「ハイリスク地域においては生後6カ月から」を推奨しておられます。jpeds.or.jp/modules/news/i…

2016-07-23 14:23:24
Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe もちろん、生後6カ月からの接種でも、公費で受けられますので、保護者の負担は変わりません。日本脳炎は、子供と高齢者だと発症率も死亡率も高いうえ、ウイルスが神経細胞を壊していくんですね。だから、死ななくても後遺症が残る率がとても高い。

2016-07-23 14:25:58
Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe ちなみに近年の日本において発症されたお子さんは、全員予防接種を受けておられなかったとのこと。一時期、日本脳炎ワクチンの副反応が問題になって、予防接種を受けないという選択をされる保護者の方が多かったのです。

2016-07-23 14:27:41
Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe でも、新しいワクチンが開発されたので、その問題は解消されたとのこと。 mhlw.go.jp/stf/seisakunit… >厚労省 日本脳炎の予防接種についてのご案内

2016-07-23 14:29:54
Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe  「このため、平成7~18年度に生まれた方は、平成17~21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがありますので」って厚労省からのお知らせがありますので、該当される時期にお生まれのお子さんをお持ちの方は、今一度のご確認を!

2016-07-23 14:31:27
Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe また、この時期に該当されないお子さんをお持ちの保護者の方でも、「なんか日本脳炎のワクチンが怖いって聞いたから、打たない」って仰る方もおられるのが現状っす。新しいワクチン出ましたから。副反応よりも、日本脳炎の方が怖いですから!

2016-07-23 14:35:24
Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe ということで、突然、横からお邪魔しましたが、現場のぶたやまさんと、わいたんべさんにお返しします~!

2016-07-23 14:37:10
Ootori Raku @ootoriraku

@Butayama3 @y_tambe 突然、横から失礼いたしました。ちなみに、小児科の先生のお話ですと、「早期接種のデメリットはないよ」ってことでございました。1歳児や11カ月の子供でも発生が報告されているので、「いっそのこと全員6カ月からにすればいいのに・・・」と思ったり

2016-07-23 14:46:30

こちら現場のぶたやまです。
ootoriさん、ありがとうございました!


さらに追加。
ドクターである@_pseudoctorさんによる「炎症とはなにか」について。
炎症とは「組織の損傷に対する生体の反応」。
なるほど、言われてみると病原菌以外にに炎症を起こす原因がありますね。

PseuDoctor@フォロワーさん以外の通知はOFF @_pseudoctor

@Butayama3 私からも少し良いでしょうか。わいたんべさんが感染と免疫の話をしてくださったので、私は「そもそも炎症とは何か」を述べたいと思います。一言で言えば「組織の損傷に対する生体の反応」です。ですので感染以外のものが原因となる場合もあります。具体的には(続く

2016-07-24 19:46:53
PseuDoctor@フォロワーさん以外の通知はOFF @_pseudoctor

@Butayama3 続き)物理的要因(熱・紫外線・放射線など)や化学的要因(アルコールや他の化学物質など)が挙げられます。これらの原因により組織が損傷されると、そこに炎症が起こります。違う言い方をすれば「壊れた部分を処理して修復の準備をする」と考える事も出来ます。(続く

2016-07-24 19:55:38
PseuDoctor@フォロワーさん以外の通知はOFF @_pseudoctor

@Butayama3 続き)で、感染の場合はわいたんべさんのお話の様に生き物(病原体)が相手ですので破壊と修復との綱引きになる訳ですが、それ以外の原因の場合は、原因が取り除かれ、かつ、損傷が余り高度でなければ、徐々に修復に向かいます。

2016-07-24 20:04:17
ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@_pseudoctor そうか…。火傷や紫外線なのが原因で確かに起こりますね、炎症。

2016-07-24 22:13:25
PseuDoctor@フォロワーさん以外の通知はOFF @_pseudoctor

@Butayama3 はい。なので炎症と免疫とは重なっている部分も多いですが、部分的には別々の現象なのです。

2016-07-24 22:26:13
ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

@_pseudoctor あ、すごくわかりやすいです。なるほど、言われてみればそうなんですよね。なんとなくごっちゃにして考えていました。

2016-07-24 22:29:21
PseuDoctor@フォロワーさん以外の通知はOFF @_pseudoctor

@Butayama3 炎症って、色々な場面で起こるんです、組織の損傷があれば。 例えば、感染や熱や紫外線などの他にも、腫瘍が大きくなってくると周囲の正常組織が損傷を受けて炎症を起こしたりもします。

2016-07-24 22:46:41