ストレイトロード：ルート140（21周目）

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

140文字で描く練習、1048。希望。 漠然としたものではなく、具体的に指し示せる何かがあれば、目指すことができる。 瞬く星のように。 今回のお題はラスティ( @buizel_Rasty )さんからいただきました。

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藍が昨夜稼いだ小遣いを数える途中、まとわりつく虫の羽音を何気なく払いのけた。だがコインを握った拳の動作は裏拳突きとなって私の顔に命中した。「何してるの？」顔を覆っています、とさえ答えられない。「そんなに痛がることないでしょ」見た目以上に痛いとは言えない。新たな武器を与えてしまう。

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140文字で描く練習、1049。裏拳。 間の悪いおじさんの話。 Marky( @MarkyRather )さんからいただいたテーマで一つ。

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荒れ果てた庭の探索は予想外の困難が続いた。藍も楽に終わるとは最初から思っていないだろう。だが彼女を苦しめたのは見つからない隠し階段ではなく、目星をつけた位置に自然が仕掛けた罠の数々だった。「来て！重くて開かない！」手足に無数の軽い切り傷を作った少女から、強い風に乗って指令が届く。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

140文字で描く練習、1050。探索。 足元に注意。 みど(@middlechronica )さんからいただきました。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

あの男が失踪した年、最初の節目が俺の誕生日だった。家族全員俺に気を使ってあいつの話を避けてたけど、本当はあいつが心配なんだろ。見え見え過ぎて最低な日だった。言葉はごまかせても顔で分かる。プレゼントより普通の日々が欲しかった。でも今考えたら、あの時最低な顔してたのは俺かもしれない。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

140文字で描く練習、番外編。サイガの記憶。 300字企画にも何度か出ているワケあり親子の話。 息子の誕生日は決めてある。今年は忘れなかったよ。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

長編としての筋書きは既に最後まで固まっていて、彼らの弱さ無力さに関わらず起きる事件は起きるので、今後もいかに「そいつが選びそうな解」を描くかだけを考えます。 一方で強いヒロインについては邪魔するものを竜巻で一掃する藍ちゃんの安定感が燦然と輝く。書く自分もほとんど迷わない。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

今朝の更新の準備をしている時に、最近よくTLで見かける「余計なことして足引っ張るヒロイン枠」について考えていた。 自分の書いている話だと一見まりあがそういう立場になりそうで、実際今回の話では危ういことしているけど、彼女がいないとヒロイン枠が完全にサイガだけに…ごめんなさい。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

藍ちゃんはある意味、大人と同じ舞台で戦う子供で、しかし完璧な頭脳とは程遠いから失敗もする。経験値不足から来るミスとか、大人でも容易に陥る判断ミスとか。 完璧な子にする気は端からないし、どちらもあるように考える。意識する。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

それ言ったら、保護者としてビシッと決める姿と、振り回され放題のくたびれた姿と、どっちのゼファールがお好みなんだろうとかも聞かないとバランス悪いか。

Rista(化屋月華堂) @Rista_Bakeya

シリアスな藍ちゃんと、背伸びして頑張っている藍ちゃんと、子供の顔する藍ちゃん、どれが一番好かれているか。 なんてこと分からないし。