『学び合い』についての考察 as of 2011/02/18 10:47
- marianna_ave
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出典:「百ます計算の真実」 陰山英男著、学研新書刊) 「百ます計算」は、「最も効果的な指導法は、最も単純な方法である」という教訓を、私に与えてくれました。それまでは、「時間をかけて授業研究をして、教材を開発して、いい授業を作れば、学力が上がる」と、当たり前のように信じていたのです
2011-02-15 11:03:37(承前) でも、「百ます計算」という準備の手間も、やらせる時間もかからない楽な取り組みで、想像を遙かに超える効果を得られた。今までの考えは間違っていたのではと、疑問を抱き始めました。
2011-02-15 11:04:00@kaimai_mizuhiro 一連興味深く拝見し、「『学び合い』についての考察」 http://togetter.com/li/101198 にまとめさせていただきましたが、何か問題・ご要望あれば仰ってくださいませ
2011-02-15 11:47:05どわああ、考察というよりゃ戯れ言ですけどありゃ(*_*) でもま、いっか~ RT @marianna_ave: 「『学び合い』についての考察」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/101198
2011-02-15 11:55:09いつも勝手にすいません(笑) RT @kaimai_mizuhiro: どわああ、考察というよりゃ戯れ言ですけどありゃ(*_*) でもま、いっか~ RT @marianna_ave: 「『学び合い』についての考察」 http://togetter.com/li/101198
2011-02-15 11:57:39僕は「学び合い」なんて昨日まで知らなかった人間なので、考察というよりゃ戯れ言ですが、まあこれを通じて「学び合い」の考え方を知ってくれる人が少しでもいれば嬉しいです。 http://togetter.com/li/101198
2011-02-15 11:59:52そもそもなぜ今回この「学び合い」話を延々ツイートしたかを思い出したので書いとこう。僕の本業は企業研修なわけですが、企業研修をやっていて感じる「もどかしさ」を突破するヒントがこの『学び合い』の中にあるような気がしたのです。
2011-02-15 12:17:57研修をやってて困ることが2つある。第1に、学ぶべきテーマとタイミングのコントロールが難しいこと。第2に、「答えを教えてもらってその通りやろう」とするタイプの受講姿勢からの脱却。
2011-02-15 12:24:54僕自身は企業研修が主業務なので、日時と場所とテーマを設定して人を集めて座学研修、というケースが多い。でも、できれば本当は「学び」はその必要性が出てきたその時その場で行うのが一番望ましい、といつも思っている。
2011-02-15 12:28:26実際、僕が講師として研修の場で扱っているテーマそれ自体を自分がどうやって身につけたかといえば、業務の場を中心に「必要になったときにその場で工夫したこと」がほとんどだ。
2011-02-15 12:31:29だから、現場でのちょっとしたきっかけをつかんで自分で「学んで」いくことが理想の姿であって、研修はその「現場での学びを得るための疑似体験」になればいいと願っている。そんな願いの元に研修プログラムを作っている。これに通じる話はここにも書いた→ http://bit.ly/daolE7
2011-02-15 12:36:11しかし、「自分で学んで行く」ためには、「あ、ここに学びの機会がある」と自分で気がつく必要がある。 昨日までは何の疑問も持たずにやっていた作業について、「何か改善の余地があるんじゃないだろうか?」と自分で気がつくところから学びは始まる。
2011-02-15 12:38:50そこで、集合研修をするときには、「いかにも現実にありそうなシチュエーション」を設定して、「改善の余地があるサンプル」を使い、改善策を見つけてもらう、といったワークをする。それは、現場に戻ったときに「学びのきっかけに気がつけるように」という配慮。
2011-02-15 12:42:02ただ、それでも一斉授業形式をする限り、「講師が課題を設定して考えさせる」という形にはなる。受講者はとりあえず待っていれば「これを考えなさい」という課題は与えられるわけだ。この課題をいかにクリアーに与えるかが講師の腕の見せ所だけれど、それで本当によいのか。
2011-02-15 12:45:36ここで突然小中時代の話に飛ぶけれど、小中学校時代、僕は授業はほとんど聞いていなかった。興味のあることを勝手にやっていた。「興味があるかどうか」が学習効果を大きく左右するのは誰もが知っているだろう。だから、「子供の興味を引き出す授業」をするのが教師の腕の見せ所とも言われるが・・・
2011-02-15 12:49:53一斉授業形式で毎時間毎時間、「興味」をコントロールすることは果たして本当に可能なのか? それが可能だとはあまり思えない。 というのは、自分自身の経験に照らして考えた場合、「興味」は必ずしも知識として派手な方向に向くとは限らないからだ。
2011-02-15 12:53:44たとえば楽しく分かりやすい授業にしようとして、「わあ! すごい!」「へえー! そうなんだ!」と驚きのあるポイントがしっかりあるように授業のシナリオを組んだとする。しかし実はそういう「学習者の大半にとってわかりやすい驚き」が得られるポイントは学習テーマのうちの一部でしかない
2011-02-15 12:56:54しかも、場合によってはそういう分かりやすい派手なポイントではなく、ものすごく些細な地味なポイントに興味が向いていたり、くだらないところで躓いていたりする。この多様性を教師が1人でコントロールし対応しようとするのは現実的ではないと思う。
2011-02-15 12:59:59そういえば高校卒業直後のこと、数学担任の先生の家に招かれて遊びに行ったところ、先生のお子さんが出てきて「物理を教えてくれ」と言われて面食らったことがあった。まあ、当時の僕は数学・物理オタクのようなものだったので、じっくり丁寧に教えてあげた。すると・・・・
2011-02-15 13:12:36するとその子が言うには「こんなに詳しく教えてもらったことはいままでなかった」という。まあ、そりゃそうだろう、とは思った。集合教育で、普通の一斉授業の中では1人1人の理解を全部確認するわけにはいかない。しかし、その結果「授業」そのものがきわめて非効率になっているのではないか?
2011-02-15 13:18:38興味深く拝見しました。共感します。//.@marianna_ave さんの「『学び合い』についての考察」をお気に入りにしました。 http://togetter.com/li/101198
2011-02-15 15:45:00あ、まとまったねぇ。読みやすくなった。わかりやすい、好感の持てるツイートです。 RT @kokugo666: 観念的な批判でも迎合でもない、いいツイートですね。同意するところが本当に多いです。 「『学び合い』についての考察」 http://bit.ly/hRm8JJ
2011-02-15 16:09:04@revo0723 じゃあ、このまとめを見てほしい。http://bit.ly/hRm8JJ まとめツイート中にあるように、最初はこの人も誤解しかけてるよね。そして実際、福嶋先生のまとめは『学び合い』とはかなり違ったものを、イメージで論じていた。
2011-02-15 17:06:09