@kazutomi 左派の持つ根強い共同体不信が何に由来するのか不思議です。普遍を志向してローカルな共同体を否定する思想はマルクス主義のドグマとは相性が良いのですが、彼らの神はマルクス主義でも天皇家でもキリストでも"政治的な正しさ"でも代替可能な様に見えます。
2016-06-25 06:05:10@YUUU_0910 私、穢れについてはよく知りませんが、共同体不信については、一応理屈としては相対主義に、経験としては敗戦(の解釈)に基礎があるような気がしてて、でもその大元は何かと考えると……よく分からない。いまちょうどリベラルの話だったんで、つらつらと書いてみます。
2016-06-26 12:52:12私はマルクス主義はよく知らないんだけど、とりあえずいわゆる左派の共同体不信は、相対主義と、敗戦の解釈からきてる、と思えば私は納得できる
2016-06-26 12:55:52相対主義→価値観は共有されないという信念→共同体は価値を共有しないという信念。これはイコール「共同体はない」って意味だと思うけど。
2016-06-26 12:56:25そして、日本という共同体があり、同国民である指導者と軍部のせいでひどい戦争をした、という解釈。だから同国民が信じられない。
2016-06-26 12:57:47私の見方ではこれは、我々が選んだ指導者と政治体制で、我々の意思で戦争を選んだ、それで負けた。悪かったのは個別の内政、外交、戦略戦術と、もしかしたら文民統制ほかのシステムの瑕疵とか…だからそこを反省すべき、と思うんだけど、まあいいや
2016-06-26 13:00:43これ関連で、ぼんやりと左派のことを考えてて、自分で「ちょっとそれはないんじゃないか」って思ってなかなか書きづらいことがあって、でもさっきみたいな「知性がないから離脱を選んだ」みたいな話を見て、やっぱちょっと思うことが
2016-06-26 13:03:55てのは、日本の左派的なもの―と私が見るものってことだけど、例えば反戦とか反原発とかリベラル(本物の、ではない)とかって、知的怠惰とか精神的心理的弱さと、とても相性がいいように見える、ってこと
2016-06-26 13:06:18というか、左派だけじゃなくて、私の回りにはあまりいないんだけど、伝統に固執する右派―守旧派とでも呼ぼうか、そういう人々がいるとすれば、それも同様だと思うので、左派に限ったことではないから一応
2016-06-26 13:08:04このまえ、恐怖の利用が左派の特徴って書いた。恐怖って人間には根源的で、それがないと生きていけない。恐いものを避けなければ危ないから。
2016-06-26 13:11:34子どもが育つのに恐怖は必要。怪我をする。痛い。痛いのは嫌だ。何をすると痛いか学習する。痛い対象を恐れる。それで身を守る。あと親は、恐怖を使って子どもを育てる。悪いことをしたら叱る。叱られるのは恐いから子どもは何が悪いのか学習する。
2016-06-26 13:12:54ところが、人間の営みの中では、恐怖を乗り越えないといけない場面がある。個人的なことだと、自分をいじめる相手がいて、そいつが恐いけど本人か誰かに訴えなきゃいけないとか、例えば人前で話すのが恐いけど話さなきゃ仕事にならないとか、まあいろいろ
2016-06-26 13:15:14で、それが直接、共同体の営みに重要なときがある。例えば犯罪を防ぐ警察官が恐怖に勝てなければ共同体は維持できない。軍の兵士もそう。小さいところでは、家族を守るために父親が外敵に対抗しなければいけないとかもあるだろう。
2016-06-26 13:17:33そういう恐怖は、ない方がもちろん個人にとってはいい。その方が楽だから。でも、それが避けられない時には、乗り越えないといけない。それを乗り越えられることを、精神的心理的強さとするならば
2016-06-26 13:19:02左派の主張する方向って、ことごとく、個人がそれを乗り越えずにすむようにする、って方に見えるんだよね。つまり、精神的心理的に弱くてすむようにしたい、と。
2016-06-26 13:20:13原発が必要かどうかを左派は考えないみたいだけど、原発を否定する理由はほとんどいつも恐怖じゃない? 原発事故が起きた時にも、いつも恐怖の話ばっかじゃない?
2016-06-26 13:21:13もしも原発が必要なら、今の技術では、誰かが多少とも被曝のリスクを負わなきゃいけないようになってる。それに(程度の差こそあれ)恐怖を感じるのは自然なこと。
2016-06-26 13:22:12このとてもむずかしい問題に、原発の必要性ほかをいろいろ勘案して結論を出したい、と私なんかは思うんだけど、恐怖の一点で結論を出してしまうのが左派なんじゃないかな
2016-06-26 13:23:14で、これは、左派が他人を操作するのにしょっちゅう恐怖を利用する説明にもなる。自分が恐怖に負けるから、他人も負けると思ってる。
2016-06-26 13:24:07恐怖は人間に根源的なので、その克服の仕方は学習するしかない。子供は大人に比べて恐怖に弱い(だから叱ると効く)。そうすると、子供のほうが、左派的な考えを取り込みやすい。
2016-06-26 13:25:44そう言えば火炎瓶カントクが、相手をお子ちゃまとか甘ったれとか言ってたな。叱られるのが恐いっていう自分の恐怖の裏返しじゃないかw
2016-06-26 13:26:46できるだけ個人が恐怖を感じないような世の中にする、ってのは正しいと私も思う。だけどそこには難しさがあって、特に共同体は個人に恐怖を負担させざるを得ないことがある。それを完全に排除しようとすると、左派的な考え方に近くなりそうな気がする。
2016-06-26 13:28:25左派が、相対主義と個人主義という矛盾するものを同時に主張したり、反戦と反原発という、理論的にも客観的にも無関係なことをなぜか共通に主張したり、自分が見えてるとある弱者を救おうとして他の弱者を無視したり、そういうのを説明する根源的な何らかの主義って存在しなさそうで……
2016-06-26 13:30:30