平成28年度筑波大学公開講座「みんなで学ぶ発達障害の医学・医療最新情報」のツイートまとめ

9月3日に実施した公開講座の実況ツイートまとめです。 先生の講義と、受講者の皆さんとの質疑応答を、できる限り頑張って拾いました。
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Martha_Mint @Martha_Mint

セロトニン、ドーパミンは、神経伝達物質。ドーパミンが少ないと、注意力、集中力が減少(ADHD)。ドーパミンが増えすぎると統合失調症になる。ただし、ドーパミンの作用は、はっきり分かっていないことが多い。うつ病ではセロトニンが少なくなっている場合に服用。 #発達障害公開講座

2016-09-03 14:42:05
Martha_Mint @Martha_Mint

ただし、セロトニンをうつ病の治療に使うことは、(深刻な副作用があるので)最近はあまりしない。認知行動療法が一番有効と言われている。 #発達障害公開講座

2016-09-03 14:43:33
発達障害情報 @DDInfo_

Q&A神経伝達物質について ・ドーパミン不足→注意散漫になるといわれる ・ドーパミン過剰→統合失調症 ・セロトニン不足→うつ病 ※セロトニン再取り込み阻害剤(セロトニンを増やす薬)で深刻な副作用があり、今は使われなくなりつつある (認知行動療法が中心である) #発達障害公開講座

2016-09-03 14:49:23
Martha_Mint @Martha_Mint

後半スタート。発達障害の子が病院を受診するとどうなるか、バーチャル診断面接。生き延びるためのライフスキルとしての「医療機関を受診する・診察を受ける」コツ。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:06:32
Martha_Mint @Martha_Mint

発達障害の診断は「問診」が全て。特に重要なのは「乳幼児期の発達歴」。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:08:28
Martha_Mint @Martha_Mint

診断をするということ。診断名をつける意味、診断を告げることの意味を常に意識する。単なるレッテル貼りに終わってはならない。診断名が必ずしも治療と連結するわけではない。「支援」の視点が無い診断は、単なる臨床医の…(以下自粛) #発達障害公開講座

2016-09-03 15:22:27
Martha_Mint @Martha_Mint

生き延びるためのライフスキルとして、1.相談する。→相談の相手は誰でもいい。保育士。保健師、教師、公的機関の窓口など。医療機関を受診すべきかどうかを決める。2.医療機関を受診する。3.診断を仰ぐ。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:25:35
Martha_Mint @Martha_Mint

どこの医療機関に行くかは大問題。発達障害を専門に診察する医師は極端に少ない。紹介制・予約制がほとんど。初めから専門医の診察を受けるのは難しい。子どもなら小児科、成人なら神経科・精神科もしくは、かかりつけ医を受診するのがよい。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:28:04
発達障害情報 @DDInfo_

発達障害を生き延びるためのライフスキルとして ・身近な人や公的機関の人に相談し、支援を受けてから、医療機関を受診するか決める #発達障害公開講座

2016-09-03 15:30:25
Martha_Mint @Martha_Mint

予約する→通常は電話で予約。ただし、電話が苦手な人には大きな難関になりうるので、自分でできないときは誰かに頼んで予約してもらおう。「発達障害の相談をしたい」と電話口で行ってもピンとこない人も多いが、気にしない。(^^;) #発達障害公開講座

2016-09-03 15:30:44
Martha_Mint @Martha_Mint

診察室で待つ:2時間ぐらいは時間をつぶせるように本などを準備して。飲み食いはできないことが多いが、お気に入りのおもちゃなどは持って行っても大丈夫。周囲のことはあまり気にしない。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:33:29
Martha_Mint @Martha_Mint

診察を受ける:できれば診察室に入った時に、医師に挨拶して名前を言う方がいい。医師が話し始めるのを待った方がいい。FAQに対する想定回答を準備しておく。電子カルテの場合は、医師が視線を合わせないことが多く、そっぽを向いて診察するが、仕方がないので、気にしない。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:37:00
発達障害情報 @DDInfo_

受診する,待合室で待つ ・予約時刻に遅れない,保険証を忘れない ・予約時刻はたいていずれ込むが、早まることは少ない(初診は早く順番がくることも) ・問診票に「発達障害について相談したい」と書くと分かりやすい ・時間をつぶせるよう、本(やおもちゃ)を持っていく #発達障害公開講座

2016-09-03 15:37:54
Martha_Mint @Martha_Mint

診察を受けるときの留意点:医療機関でできることは限られているので、自分がどうしたいか、どうなりたいかをイメージしておく。福祉的・教育的支援を受けるための診断書が欲しい、身体症状・精神症状について検査・治療をして欲しい。今後どうしたらいいかアドバイスして欲しい。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:39:13
Martha_Mint @Martha_Mint

「今日はどうしました?」「どんなことでお困りですか?」「いつ頃からどのような症状がありますか?」「どのようなことが気になりますか?」など、医師は「主訴」を特定するのと同時に、受診した人が何を求めているのかを知ろうとしている。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:41:46
発達障害情報 @DDInfo_

診察を受けるとき ・診察室に入り、挨拶して名前を言う,医師が話し始めるのを待つのが良い ・問診で答える内容を用意しておく ・医師が電子カルテばかり見ていても気にしない ※医療機関で何をしてほしいか、イメージしておく! (診断名や医療的アドバイスがほしい等) #発達障害公開講座

2016-09-03 15:43:07
Martha_Mint @Martha_Mint

診断面接のFAQ:「指さして教えますか?」「指さした方を見ますか?」「見せたいものを持ってきますか?」「ごっこ遊び、みたて遊びをしますか?」「こだわりはありますか?どのような?」「触られるのを嫌がったり大きな音を嫌ったりする様子はありますか?」 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:44:51
Martha_Mint @Martha_Mint

抱っこされると気持ちがいいと我々は想像するが、感覚の過敏性があると、抱っこされるのは耐え難い苦痛を感じていることになる。普通の人がなんでもない音に対して、非常に苦痛を覚えることがある。医師はそのような話を確認しながら、発達障害の傾向を探っている。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:47:51
Martha_Mint @Martha_Mint

思春期以降の診断面接FAQ:「眠れますか?」「体の症状はありますか?」「気持ちが落ち込んだりイライラしたりしますか?」「誰もいないのに人の話し声が聞こえたり、誰かに監視されているような気がしたりしますか?」「もう少し詳しく教えてください。」 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:50:38
Martha_Mint @Martha_Mint

医師が困っているときに使う言葉:「検査‥」「DSMによると‥」「中枢神経が…」「シナプスが…」e.t.c.。「愛情不足‥」などという言葉を出す医師はアウト。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:53:12
発達障害情報 @DDInfo_

問診で聞かれること ・はい,いいえで答えられるもの「~はありますか?」&そうでないもの「~はどうですか?」 例)「今日はどうしました?」…医師は主訴を特定しようとしている 例)「これまでに何か病気をしましたか」…既往歴,発達歴を聞こうとしている #発達障害公開講座

2016-09-03 15:54:20
Martha_Mint @Martha_Mint

「とりあえず様子を見ましょう」→発達の経過は日・週単位ではない。健診などの場合は3~6か月が一般的。1年後ということもあり得る。どのような点に注意して様子を見るのか。見ているだけでいいのか。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:55:45
Martha_Mint @Martha_Mint

発達障害は、検査をすれば診断がつくというわけではない。診断について初診の時から断定的にいうことはあまりない。「よくわからないが発達の問題がありそうだ」「このような点が気になる」というような言い方をすることが多い。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:57:38
Martha_Mint @Martha_Mint

発達障害の治療・養育で有効性が確認されているのは、TEACCHプログラム・応用行動分析・ペアレントトレーニング。これらはどこかの施設で施行されているものではない。薬物療法は基本的に「対症療法」であり、発達障害の第一選択ではない。 #発達障害公開講座

2016-09-03 15:59:34
Martha_Mint @Martha_Mint

大切なライフスキルは、いろいろなことを正しく知ること、正しく知ったうえでいろいろなことを上手に利用すること。 #発達障害公開講座

2016-09-03 16:00:27