高橋健太郎さんによる『音響メディア史』批評。

批判論点:中村とうよう、油井正一クラスの人だって聴けてなかったものが、今は何千曲と聴ける。サウンドに触れない、マシーンにも触れない、過去の研究書などを引いて、そのパッチワークで歴史を俯瞰する音響メディア史論 目次: 1.『音響メディア史』批判(1)(Page-1) 2.『音響メディア史』批判(2)(Page-1) 3.とうようずチルドレンとして・エンジニアとして(Page-1) 続きを読む
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kentarotakahashi @kentarotakahash

「カルーソー以降、歌手のレコーディングは当たり前になった」 なんだ、これ? pic.twitter.com/wMz9ze3IhD

2016-11-06 22:08:22
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kentarotakahashi @kentarotakahash

「電気録音は、アーティストがマイクから離れて立つことを可能にし」 はあ? pic.twitter.com/kPG7TwhAOH

2016-11-06 22:09:57
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kentarotakahashi @kentarotakahash

「ビックネルはガイズバーグからHMVを引き継ぎ」 ここに限らないがフレッド・ガイズバーグがHMVやEMIの所有者だったような書きぶり。ガイズバーグがアビーロードの建設に反対した人間だったことも知らないっぽい。 pic.twitter.com/brSAWyLFJ0

2016-11-06 22:20:31
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kentarotakahashi @kentarotakahash

何十年も前の本だったらこんなもんかと思うけれど、この『クラシックレコードの百年史』という本、邦訳が出たのは2014年だ。

2016-11-06 22:22:11
kentarotakahashi @kentarotakahash

しかし、こういう訳の分からないカルーソー崇拝やマイクロフォン信仰、クルーナー伝説などが世界中に蔓延していて、21世紀になっても改められない理由は何なのだろう? どこかにこういう言説の源があるはずだよね。それを知りたくなってきた。

2016-11-07 10:11:23
kentarotakahashi @kentarotakahash

あとさ、「電気録音は、アーティストがマイクから離れて立つことを可能にした」とか訳ワカランこと書く筆者がいるのはしょうがないとして、それをそのまま本にしない程度の教養は編集者が備えていて欲しい。

2016-11-07 10:13:50
kentarotakahashi @kentarotakahash

歌手の口元や楽器の発音部位に限りなく近づけて置けるようになったのがマイクロフォンの恩恵です。アコースティック録音時代のホーンはそれ自体が長大だから、マイクに比べると距離は生じざるを得ない。

2016-11-07 10:23:04

kentarotakahashi @kentarotakahash

単行本用に少しづつ書いてます。タイトルとかも見えてきました。 twitter.com/19650830akira/…

2016-11-10 20:59:45
A氏 @19650830akira

>RT この"高橋健太郎さんによる『音響メディア史』批評"は何度読んでも(2回だけだけど)面白い。 本にして!!

2016-11-10 04:01:34
kentarotakahashi @kentarotakahash

あと、次号のサンレコ連載もここで検証したことがそのままネタになってしまった。マグネトフォンKシリーズはたくさん資料読んだし、普段やらないアナライジングまでやったし。その意味では『音響メディア史』に導かれた内容。 twitter.com/19650830akira/…

2016-11-10 22:33:49

まとめ 「1920年代から始まるポピュラー音楽史」をくつがえす19世紀末と21世紀のヘッドフォン音楽 ゲスト:八木皓平 ・ヘッドフォンをして、歌手を聴かず曲を聴いた19世紀末/ヘッドフォンをして、歌手ではなくボーカロイドを聴く21世紀 ・フォクシジェン「アメリカ」 イントロのニュースは、欅坂46というアイドルグループによるナチス・イメージのコスチュームが、海外メディアにまで批判的に取り上げられたという話。 6462 pv 36 12 users 7
まとめ 高橋健太郎さんによる、5年目の中村とうようさん追想 "震災で一度、断ち切られてしまった震災以前のことについて振り返る、あるいは連続性を取り戻せるような頃合いになったような気はしている" 3327 pv 11 3 users
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