月刊「概念分析」:2016年11月号
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@kasa12345 うーん、「哲学=概念分析」という主張から、概念という探求領域があり、その領域を探求する特権的なスキル(=アームチェアでの思弁)を持つのが哲学者だ、という主張へ移行する連中を止めるために(a)を排除する、ということですかね。
2016-11-19 16:08:18@Zahlangabeheft (b)はアームチェアとは整合的だけどね。概念だって経験的にも探求できるはずだし。僕の場合は概念って何かわからんというのが、哲学を概念の分析と考えない方がいい理由の一つ。
2016-11-19 16:46:59@kasa12345 (a)を取るとおかしなことになる、というのが私にはよく分かっていないようです。本来は(a)であれ(b)であれ、アームチェアを肯定も否定もしない、というのはその通りと思います。
2016-11-19 17:04:27オックスフォード
当時のOxfordの状況とか、どっかにまとめがないかなあ。DummettはGriceとも仲が悪かったみたいだし、いろいろ複雑なところがありそう。
2016-11-19 14:56:12@kasa12345 めちゃくちゃありますね。クライスト・チャーチカレッジに入ったときのチューターの内2人(Flew, Urmson)がオースティンの取り巻きで、特にFlewに対しては快く思っていないことが随所に現れます。論文集の初出一覧で悪口を言うくらい。
2016-11-19 15:11:34@Zahlangabeheft だよねー、Dummettは学内政治でもかなりあくどいことをしていたらしいからねー。McGinnの自伝でもぼろくそに書かれていた記憶がある。
2016-11-19 15:21:47@kasa12345 いやあMcGinnもMcGinnで真っ黒なので何ですが、ダメットの場合、無駄に政治的経験がありかつ本人に悪気がないせいで始末が悪くなっている感はあります。
2016-11-19 15:33:07@Zahlangabeheft うん、McGinnはその後の経歴を見ても、まあ信頼できないけどね。哲学者とその政治性は、最近の学術界の公正化の運動の中で、これからもっと研究が進むと思うな―。
2016-11-19 15:35:35Griceには"Postwar Oxford Philosophy"という論文があったなと思って読んでみた。これは日常言語学派への部分的批判としても有名な論文なんだけど、58年に書かれていて、Dummettは全く出てこないな。
2016-11-19 15:24:49しかし、これ前に読んだのいつか覚えてないけど、僕の知る限り、現代の用法とほとんど一致する形で、conceptual analysisが何か、明確に解説されている。しかし、その対象は、表現、ないし表現の使用になっている。
2016-11-19 15:30:15そして、分析の対象は自分の表現であるが、一般にその分析が成立すると想定するという、まさにJacksonがconceptual analysisを説明したときにしたのと同じ想定が書かれている(そして実験哲学者はここを攻撃した)!
2016-11-19 15:32:54戦後のOxfordの状況について、これがあったなと思ってちょっと見てみたけど、戦後と言っても50年台までしかかかれてないなー。link.springer.com/chapter/10.105…
2016-11-19 15:43:16補遺
P. Pettitが書いたWinchの本についての論評、Winchの論点が整理されていて良いな。Winch自体90年の再刊時に見解が変わっているとかも書かれている。批判もかなりしていて、社会学はアプリオリだとかはもう一蹴されている。princeton.edu/~ppettit/paper…
2016-12-10 23:50:50このBarry Smithの論文、オーストリア学派がポーランドの哲学に与えた影響について書いている。しかし、オチがすごい(「大陸哲学」はマイナーな分野だけど、ポーランド哲学はメインストリームなので国で区別されない)。citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/downlo…
2016-12-12 01:34:59