横田空域がなければ東京⇔大阪は30分で飛べるのかフライトシミュレーターで検証した
航空機は陸上の交通機関ほど単純じゃないからねぇ。 巡航速度が早いぶん平面上のルート差異による時間差がほぼない一方で、 3次元機動に起因する「気圧」および「速度」の問題がいろいろとつきまとう。 これを計算でやろうとすると陸上交通機関の加減速よりも遥かに複雑になるよ。
2017-08-16 13:30:04これから飯食いに出かけるので、 帰ってきたらもう一度挑戦してみようかね。 昼間にやった羽田→大阪と同じ上昇・下降プロファイルでどうなるか。
2017-08-16 17:36:45えー、伊丹→羽田最短距離飛行検証リベンジやってみました。 結果:37分 羽田22への着陸をサークリングでやった分、伊丹のIKOMA回りよりも迅速に着陸できたのが効いたようです それでも約40分。 pic.twitter.com/567dlZhtQd
2017-08-16 20:50:36で、問題の富士山激突危険性ですが… FL300からのT/Dを羽田の90nm手前に設定したところ山頂との距離約1000ft。降下点が早すぎる/降下パスが深過ぎると確実に衝突します。 また富士山を超えても何気に箱根の山が危ない。 pic.twitter.com/Xm9A1C5AEH
2017-08-16 20:53:28せっかくなのでGoogle Earthで横田空域の3D地図を作ってみた。 本当はこれに航空路の断面図を重ねたかったんだけどパス中間点の標高を変更する方法がわからず断念。 pic.twitter.com/iqHZBppaBi
2017-08-17 11:39:00で、横田空域関連の記事などではまずお目にかかることのない「富士山側から見た横田空域」がこれ。 米軍管制空域というよりも、 「富士山があるからこのへん飛んだら危ねえぞ」とご丁寧に教えてくれている感じすらする pic.twitter.com/skjtK8x0Lq
2017-08-17 11:40:08富士山から羽田にかけての地形と横田空域の関係を断面方向に見るとこうなる うーん、 「山間部及び人口密集地域に対する飛行制限エリアの図」 って言われても違和感がないw pic.twitter.com/CMlWJJol04
2017-08-17 11:48:22作図は続く。 まともなIFRルートで、ウェイポイントARTICを30000ftで通過して以後のアプローチルート。 各ウェイポイントの標高は最低通過高度。 横田空域がなかったとしても せいぜいUMIKIへ直行するぐらいしかメリットが見当たらない… pic.twitter.com/k8zZLbljec
2017-08-17 12:38:36@pianist_danna @sis_sis 同様に、このリアル感のある横田空域図がありがたいのは、従来、馬鹿馬鹿しいほどに高さが強調された図ばかりがネット状に氾濫していたのものが、ようやくリアルに修正されたことだと思います。労作に感謝。
2017-08-17 12:41:04@yamkam1020 @sis_sis 一応見やすさを優先するために高さ方向は3倍に拡大しています(GoogleEarthの機能)
2017-08-17 12:43:40@pianist_danna @sis_sis これでも三倍にしてますか。いつも東京湾の幅と高さを比較していますので、従来のものがものすごくデタラメなのは承知していました。もしよろしければ、「一倍の」ものを掲載していただけると、ものすごくありがたく思います。横田空域内(鎌倉)居住者。
2017-08-17 12:46:27今ふっと思いついた RJTT上空2500ftを中心に、半径90NM・外周部高さ30000ftのすり鉢状の円柱をぐるっと描画して、そこから飛び出す建造物/地形があったらそっち方面へのフライトは不可能という証左になるんじゃないだろうか。
2017-08-17 13:17:28早速検証してみた。 早速検証。 ARTICで降下開始したとしてUMIKIまでの距離が約58NM、 大島周りで約74NM。 単純に3倍の法則からUMIKI到着時点での高度を計算すると 直行が11000ft、大島周りが5300ft。 pic.twitter.com/kqX9UXCWro
2017-08-17 14:17:39@pianist_danna 騒音被害騒音被害言ってる人はうちの上空を2400ftで飛んでる時があるのをどう思うのか!って思ったのは秘密。 しかし、富士山辺りで対地接近警報はこわひ あそこは風によっても事故起こってるし…。
2017-08-17 14:19:04UMIKIの最低通過高度は6000ftなので、実際は大島周り(現実のルート)はARTICを過ぎてから降下することになる。 一方直行ルートは、UMIKI通過後KAIHOまでに4000ft近辺まで降下することを考えるとARTICでの降下では遅すぎると言うことになる。
2017-08-17 14:19:40逆に、UMIKIでの通過高度を同じにしようとした場合エンルート上のT/D位置のズレ量はそのままこの経路の差ということになる。 その差16NM。 FL300ft・m0.79での対地速度は468ktというデータがあるのでこれを元に計算すると…その差、たったの2分。
2017-08-17 14:22:04