もう一つの有人宇宙課題 井口雅一 関連つぶやきまとめ
つまり、安全性を高める努力は怠らないで欲しいけど、安全性が担保できないことを理由に計画そのものを止めてほしくない、ということ。それくらいのリスクは承知のうえで応募してます。
2009-11-28 14:37:14@ShinyaMatsuura 井口先生が専門にされてきた、自動車・新交通システム、特に自動車では死亡事故に対して、よほど明確な技術的欠格が無い限り、メーカー・行政は免責に近い(殆どは、ドライバー・整備の過失に帰せられる)点を念頭に置かれているんじゃないかと、思われます。
2009-11-28 14:38:25つまり、NASAより危険度の高いミッションをもしJAXAが策定したら、その任務を遂行する自信があります。
2009-11-28 14:40:07@5thstar てえか、人類で最初になることはたいてい危ないんですよ。日本がそれを遂行するまでになったら、むしろ喜ばないと。「危ないからダメ」では話にならない。これまでの日本の官は、有人無人共にその方向でした。
2009-11-28 14:42:15@ShinyaMatsuura そのとおりです! 私だって、英雄になるために応募したんじゃない。ミッションを成功させて、人類の可能性を少しでも拡げることが大切です。
2009-11-28 14:49:49@ShinyaMatsuura 「宙の会」HPの井口先生と五代さんの往復書簡、「裏から見た日本の宇宙開発」を読むと、信頼性工学について、クルマ以上に数値化などの徹底を厳しく求める一方、担保された安全性を越えるリスクについては免責、補償を与えよという文脈なら理解出来るのですが。
2009-11-28 14:52:36@5thstar 前にも議論しましたけど、安全に最大の配慮を払いつつ生命を賭して就いている任務なんて、軍人や宇宙飛行士だけではない。程度問題なのに、それを「やらない理由」にすることには違和感があるし、むしろ別の意図があると思いますね。
2009-11-28 15:22:23@ohnuki_tsuyoshi 財務省の意図は明確ですが、見えないのは文科省や宇宙開発委員会や(以下ry
2009-11-28 15:24:31宙の会『もう一つの有人宇宙課題』…ものすご~く穿って、有人宇宙機器の安全性立証が、事故発生に対する能動制御を前提として組まれていない、ということをベースに論述しているのかなぁ、と読んでみた。
2009-11-28 15:25:57有人宇宙機器は、クルマで例えるなら「自身は絶対に衝突事故を起こさないように仕組まれています」という"宣誓"がされており、だからその総体は安全でしょ、というロジックで安全性の主軸が構成されている。「でも、いざ衝突したら/されたら、エアバッグでヒトを守るんだ」という観点は相当貧困。
2009-11-28 15:26:50じゃぁ、デブリの衝突による貰い事故は? というと、あくまでもデブリは「環境条件」の一つであって、温度条件なんかと同列。いわば、またクルマで例えると、砂利道走行で、想定外の大きな石にハンドルをとられて衝突というのはマレな不幸で、何だかあまり突っ込んで考えなくて良いことになっている。
2009-11-28 15:27:10ここで、個々の事故の発生ロジックが「マレがイザ」が大多数だという観点に立脚すると、今の有人の安全性ロジックをいくら積み重ねたって、事故率を劇的に下げることは多分叶わない。その体系に、事故率数%というロケットシステムが組み込まれるのだから…。
2009-11-28 15:27:32むしろ、危険性を徹底的に解析して人智の限りの安全を確保して行う宇宙飛行より、安全が確保されていない災害の中へ飛び込んでいく消防士とかの方がよほど危険な気がする。
2009-11-28 15:27:52で、有人安全性を根本的に見直すか、実質事故率は所与として社会的合意を得るか。井口さんの見解は、「現実は後者でしょ?」というところでは。…しかし、「有人宇宙開発の議論ができる時代になったことをお慶び申し上げます。」って、何を慶んでるんだ? とのっけから違和感全開なのはいただけない。
2009-11-28 15:28:22@5thstar 文科省は、南極へは人を送ってるし死者も出てるんですけどね。ああ、南極は文部省で宇宙は科学技術庁か・・・
2009-11-28 15:28:39自動車が特殊では。飛行機や鉄道も、宇宙と同じです。RT @mitologia_hot: 有人宇宙機器は、クルマで例えるなら「自身は絶対に衝突事故を起こさないように仕組まれています」(中略)「でも、いざ衝突したら/されたら、エアバッグでヒトを守るんだ」という観点は相当貧困。
2009-11-28 15:30:42南極観測を主導した永田武は、「さまざまな調査を進めて越冬できる確信を得てから越冬をする」という方針でした。一方、越冬隊を組織した西堀栄三郎は「それではできるものもできなくなる。万全と思える準備をしてまずやってみるんだ。不足の事態は人材で乗り切るんだ」と主張します。
2009-11-28 15:32:52@ShinyaMatsuura 航空では、いつも当たり前にやってきてる話ですよ。JALのMD-11乱高下事故でも、操縦士が予見しえず対処しえない技術的理由で死者が出ても操縦士の責任は問われず、メーカーの責任も問われていない。むしろ責任は問うてはいけないのが国際法。
2009-11-28 15:33:02@ShinyaMatsuura 「危険は存在しないことの証明」って、実は悪魔の証明なんでしょうか?なんでしょうね、やっぱり。
2009-11-28 15:34:45結果ととして、ぎりぎりで西堀が押し切り、第一次南極越冬隊が実現します。西堀の方針は、「万全と思える準備をぎりぎりと進めておく。それでも不測の事態は起きるものだから、それはその場の工夫で乗り切る。乗り切れる人材で越冬隊を組む」という考え方でした。
2009-11-28 15:34:50おっしゃる通り。やはり自動車交通システムが特殊なのかも。だからその上で、井口さんは鉄道システムのアセスメントに言及して、「宇宙も…」といっているだろう、というのが、私の穿ち読み。RT @ohnuki_tsuyoshi 自動車が特殊では。飛行機や鉄道も、宇宙と同じです。
2009-11-28 15:35:53西堀は、「石橋を叩くと渡れない」という言葉を残しています。石橋を叩きだすと、あれもあろうか、これもあろうかと心配で頭がいっぱいになって、どんなに安全な橋でも心理的に渡れなくなってしまう、という意味です。
2009-11-28 15:36:04