もう一つの有人宇宙課題 井口雅一　関連つぶやきまとめ

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

だとすると、日本にありがちな「絶対の安全を求める証明」は悪魔の証明で、あり得ないことになる。日本人がよく言う「安心」とは、本当は「既知の危険をすべて排除した状態」を、「危険が存在しない状態」だと思い込むことで心の平衡を保とうとする信仰的状態。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

@ohnuki_tsuyoshi そういうことだと思いますよ。乱暴な言い方をすると、年間数千人が死んでいる交通事故を恐れて、一切外出できなくなる状態。ところが、国家レベルではそれが正しいことになってしまいがち。

Junya Terazono 寺薗淳也 @terakinizers

@ShinyaMatsuura 「絶対安全」というと私は原子力を思い出します。「漏れないんですね」「はい」ということです。その結果無茶な安全基準を作ったあげく、臨界事故を起こしてからは安全関係ががたがたなのが次々に明らかになっています。

Junya Terazono 寺薗淳也 @terakinizers

東海村の人たちは、「原子力は安全なんだから、事故は絶対起こらない」といわされていた。しかし、1999年の事故以来、原子力施設が立地する自治体では必ず避難訓練が実施されています。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@ShinyaMatsuura 「安心ヒステリー」と「気にしていたらきりがない」の境目がものすごく非線形なんですよね。新型インフルエンザ騒動のときなんか、海外旅行で感染なんて非国民だ的な状態から、どうでもよくなるまでの変化の激しかったこと。

let's orbit! @letsorbit

私は、井口先生は「安全の論理と基準を、日本の社会的な受容特性を加味して自らの頭でちゃんと考えて欲しい」と言いたいのだと思う。

Junya Terazono 寺薗淳也 @terakinizers

それが危険、ということではなく、そのリスクをどうコントロールするか。そこがポイントです。コントロールなのか評価なのかはものによって異なりますが、要は見極めていくことで、最初から議論否定では話になりません。

Hideaki Hotta @mitologia_hot

絶対安全の絶対の定義は、きちんと開示しなければならないですね。有人宇宙では「3重の安全機能冗長系＝いかなる危険にも対応できる」が定義としての「絶対」である、とか。RT @terakinizers @ShinyaMatsuura 「絶対安全」というと私は原子力を思い出します。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@terakinizers 原子力関係の知人に「原子力は、安全でなければならない」と聞いたことがあります。科学じゃなくて精神論なんですよね。宇宙開発も安全でなければならない。でも、自動車は安全じゃないから、それはしょうがない。

林　譲治 @J_kaliy

@terakinizers 推進派も反対派も「絶対」という言葉を拠り所にしたがるのは、リスクマネジメントの面倒な部分をショートカットしたいという事なのではないかと思います。全体安全で原発が作られるのは、思考停止のリスクをどっちが引き受けるかで、推進派が引き受けますという意思表示

ɩਕ　ᓝ⠂ ྄ᚬ　ര @hadukino

・・・なにやら「宙の会」の井口氏コラムからTLで議論が広がってる・・・？

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

それは、「絶対安全」ではなく「充分安全」ですね。で、それでは納得しないのが「安心」RT @mitologia_hot: 絶対安全の絶対の定義は、きちんと開示しなければならないですね。有人宇宙では「3重の安全機能冗長系＝いかなる危険にも対応できる」が定義としての「絶対」である、とか

let's orbit! @letsorbit

結局、自己資金か税金かの違いでしょうか。巻き添えは別でしょうけれど。 RT @ohnuki_tsuyoshi: @terakinizers （略）原子力は、安全でなければならない（略）宇宙開発も安全でなければならない。でも、自動車は安全じゃないから、それはしょうがない。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

ぼくが絶対世話するから、犬を買って！と同じ理論か・・・RT @J_kaliy: @terakinizers 推進派も反対派も「絶対」という言葉を拠り所にしたがるのは、リスクマネジメントの面倒な部分をショートカットしたいという事なのではないかと思います。全体安全で原発が作られるのは

Fifth Star in new normal @5thstar

@ohnuki_tsuyoshi そう思います。それに、人命や家財を直接守ってくれるから、より素晴らしい職業だと思います。

A(C) @a_kakko_c

宇宙開発推進の難しさは、宮崎アニメで一部説明できないかな。魅力的なのはあからさまにゴリアテでタイガーモス号で飛行ロボでメーヴェで巨神兵なのに、表の脚本では、そういうのは本来悪で、健全な人生をおかしくしてるとしないと、おさまりがつかない。納得され難い。そんなところ。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

公共交通は、その境界線上ですね。JR西日本なんか、いまだにHPがお詫びから始まっている。RT @letsorbit: 結局、自己資金か税金かの違いでしょうか。巻き添えは別でしょうけれど。

Hideaki Hotta @mitologia_hot

それはそうですが、ゆるい社会認知としては「絶対安全」と「充分安全」は同一視されてしまうのも事実。新幹線の鳥飼脱線は、一部冗長系が不完全なことで、新幹線の「絶対安全神話が崩れた」と評価されたり。RT @ohnuki_tsuyoshi それは、「絶対安全」ではなく「充分安全」ですね。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@5thstar 全力を挙げて安全確保してくれているスタッフを知っている宇宙飛行士達は、その信頼の上で飛ぶのでしょうね。でも、消防士の方が素晴らしい、とは思いません。宇宙飛行士は、人類の未来を切り開くという大事な仕事をしているのですから。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@mitologia_hot はい、で、それは本当は悪いことなんですよね。「絶対安全神話」なんてもともと存在しないのに、勝手に「充分安全」を「絶対安全」にすり替え、そこに「安心」を見出している。事故が起きると「約束を破った」「信頼を裏切った」という精神論から責任論に入ってしまう。

let's orbit! @letsorbit

なるほど。公共交通は独特ですね。つい墜落を考えて航空機を参考にしてしまいます。RT @ohnuki_tsuyoshi: 公共交通は、その境界線上ですね。JR西日本なんか、いまだにHPがお詫びから始まっている。RT @letsorbit: 結局、自己資金か税金かの違いでしょうか。

大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

精神論や責任論になると、技術的確率論的な安全は無視され、「絶対安全でなければやらない」というロジックに入る。なんでJR事故の遺族が「事故原因が明らかになるまで電車を走らせるな」と騒ぐのか。そういうヒステリーが日本の有人宇宙開発を止めていると思う。

Hideaki Hotta @mitologia_hot

えぇ、「悪いこと」です。このあたりを曖昧にしてると、過剰な「責任者出てこい」論の排除も、システム運用している人々（宇宙現場の飛行士・管制要員も）への真のレスペクトの醸成も叶わないだろうと思います。RT @ohnuki_tsuyoshi　「絶対安全神話」なんてもともと存在しない…

ɩਕ　ᓝ⠂ ྄ᚬ　ര @hadukino

「宙の会」ニュースレター No.195で井口氏のコラム掲載しましたお知らせ出てるな　（PDF）　http://www.soranokai.jp/images/newsletter195.pdf

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

しかし、こういう議論をしていると、今までならば存在し得なかった「宇宙クラスター」という集合体が、確かにTwitterの中に存在し、機能しているのを実感するなあ。