える会長(@orit_ter)の放射線夜話
放射線があたった物が受けとる熱量、これをあらわすのがグレイ という単位。これに放射線の種類による危険性の違いや被ばくした臓器による影響の受け方の違いを加味した単位がシーベルト。
2011-04-10 01:10:12私たち研究者は管理区域内でなら年間50mSvかつ五年100mSvまで被ばくが許されている。しかし、管理区域内では 寝泊まり、飲食、喫煙、化粧が禁じられている。
2011-04-10 01:13:21文科省のモニタリングカーによる測定データから単純計算すると、原発から50kmくらいの範囲内は現在の数値でも管理区域に該当する。さらに、原発から北西に向かって帯状に「研究者でも認められない線量」のエリアが30km圏外に存在する。私は自分の子供を管理区域に住まわせることなどできない。
2011-04-10 01:21:24スマートに説明できなくて申し訳けない。応援してくださった皆さんありがとう!私は学生たちにせめてこの惨状からしっかり学べることを学ぶよう指導していこうと思います。大人がダメなら若者と何ができるか考えて行きたい。折田先生が見守ってくださっていると信じて。おやすみなさい。
2011-04-10 01:28:24@kinakomochiuma 正しい知識を身につけて、安全側に評価して対策を講じる。それが私がこれまで習ってきた放射線の取り扱い方です。それがこんな事態になって。今の政府の対応は原発優先、福島県民後回しって思えてなりません。
2011-04-10 01:42:37その通りだと思います。各自が確実に自分のできることをする。その積み重ねが東北を確実に押し上げる。RT @itoi_shigesato ぜんぶを解決する方法を探すより、まず、できることをやるほうがいいんじゃないかなぁ。そして次の手をうつ。
2011-04-10 09:27:30今の日本には「原発の是非」「娯楽の自粛」「復興の賛美」みたいな強風が吹いているけど、一時の風に流されて主義主張を決めると、風がおさまったときに取り残されるか方向転換を余儀なくされる。個人的には、こういうときにいかに流されないようにするかが重要だと思う。ちゃんと脳を使いながらね。
2011-04-10 11:33:39@yskfuruta お久しぶり。おっしゃる通りです!これまで平常時に積み上げてきたこと。それをないがしろにしてはなりません。非常時こそ人の真価が見抜けるような気がしています。
2011-04-10 11:52:04@orit_ter お久しぶりです! 普段からなーなーでなく、いろいろ考えるのが重要だと思うんですよね。最近は「突然現れた危機」って感じで、急に使命感を燃やす専門外の人がメディアでも目立っていて、ちょっと浅いよなぁと思っちゃったりしてます・・・。
2011-04-10 11:57:56意地悪く言う。これから低線量被ばくに関する膨大なデータ取りが始まる。福島県民や近県住民の健康状態と環境放射線量との相関を今後何十年もトレースすることになるだろう。原爆に続いて再び我が国が実験場となったのだ。大人は商売の都合もあるだろう。でも子供たちをこんな賭けにつきあわせないで。
2011-04-11 12:23:42今日昼間につぶやいたのは皆さんにお願いがあるから。福島原発から北西にむかって帯のように広がってい高線量域から、せめて子供たちと若者だけでも避難させるよう広めて欲しい。あるいは広め方、伝え方を教えて下さい!某TV局勤務の友人にはデータも添えて訴えたが、一向に返事がない。
2011-04-11 12:29:04枝野さんの退避区域の見直しという会見があったので待っていたが、昨日はなんとその逆で、避難者の一時帰還を検討中だとの報道が。なんなんだ!平時に皆で決めたことが簡単に反古にされている。まるで無法地帯だ。一時帰宅には反対だが、許すならせめて個人被爆管理くらいはして欲しい。
2011-04-11 12:34:15これから機会があれば職場でもどこでも危機に感じていることを正直に訴えていくつもりです。そして学生たちに少しでも正確に放射線のことを知ってもらえるよう、質の高い講義を心がけます。まずは明日、非常勤で行く同志社女子大で行脚スタートです。
2011-04-11 12:39:40まずは安堵。一番まずいと思っていたエリアが計画的避難区域となった。ただこれは、ヨウ素の分が落ち着いていよいよ残留セシウムの量がほぼ確定したことを意味する。この先、このエリアに対しては長期に渡る観察が行われるだろう。今の政府に対する不信がやっと半減した。
2011-04-11 22:36:14冷静かつ現実的な区域指定だと思う。ただ、原発は依然として危険な状態で、再度予測不能な事態が起こる可能性は無視できない。今後も潜在的退避エリアは存在し続ける。きちんと原発の処理状況を見て行きたい。
2011-04-11 23:39:02低線量被爆について。地球上にはラムサール、ガラパリ、ケララなど高いラドン濃度のエリアが存在する。また喚起の悪い欧州の家屋内でも高いラドン濃度が検出されることがある。こういった生きたデータから私達人類は10mSv/年以下では発ガンのリスクが変化しないことを経験的に知っている。
2011-04-11 23:48:26また、原爆被爆者から得たデータにより、100mSv/年を超える場合は明らかに危険であることも、哀しい体験からであが、これまた経験的に知っている。
2011-04-11 23:50:44しかしその間、つまり10〜100mSv/年は科学的に明らかに正しいと断言できる結論が出ていない。つまり、ここら辺の数値はグレーゾーンなのである。
2011-04-11 23:53:17福島のグレーゾーンは、今回の退避圏の見直しでかなり減ることになるだろう。今後、このグレーゾーンを睨みながら、測定と退避区域の見直しが繰り返しおこなれて行くのではないだろうか。
2011-04-11 23:58:47政府がいくら適切に対応しても、子を持つ親御さんの心配は尽きないだろう。以前あるイベントで堀川高校の生徒が描いた図を思い出した。彼は「市民→専門家→報道→市民→」という無限ループで議論を続けるべきと主張。緊急事態が終息してからの話だが、大切な事だと思う。
2011-04-12 00:15:11市民は知ることを止めず、専門家は科学的 に正しいことのみの説明に徹し、報道や教育機関はそれらをまとめて広めることに努める。この三つが循環すること。時間はかかるが、これ以外に皆の不安を解消できる方法などあり得るだろうか。
2011-04-12 00:21:29それはよかった!大切な情報、ありがとうございます。RT @bikuyama える会長、こういう情報も。"310kakizawa 子どもの被曝許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げる方針との報道については、決めたという事実はないとの趣旨の説明。
2011-04-12 09:41:01