ダークニンジャ・リターンズ #2

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

何たる戦闘能力か!マスター・クレインとマスター・トータスは、その場から一歩も動いてはいないのだ!フジキドが痙攣し始めたのを見計らうと、二人は顔を見合わせてシシマイめいた歯をカタカタと鳴らし、指先のフタをパタンと閉じた。そしてダークニンジャへと向き直る。

2011-05-12 23:12:59
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「さあ急ぎましょう、ダークニンジャ=サン」「あなたはサンダーフォージ=サンの居所を掴んだ、しかし何故行動を起こさないのですか?」トータスとクレインが語りかける。「キョートはザイバツの支配下にある」妖刀から目を離さぬダークニンジャ「それに、鍛え直すにはベッピンと同等の金属が必要だ」

2011-05-12 23:20:57
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!」何やら得体の知れぬ陰謀めいた話を続ける3人から10メートル以上も離れた暗がりで、ニンジャスレイヤーは瀕死のマグロのように全身を痙攣させていた。麻痺毒は余りにも強力で、異常緊張した筋肉が全身の骨を砕かんばかり。このままでは実際死ぬだろう。

2011-05-12 23:33:49
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「おのれ……おのれ……!」フジキドの視界がぼやける。喉の筋肉も異常緊張し、ひゅうひゅうとアビスを吹く風のごとき音を発し始めた。妻子の仇を目の前にして、なすすべも無いのか!何たる無力!このままではカスミガセキ抗争の夜の再現だ!(((……嫌だ!それだけは!フユコよ!トチノキよ!)))

2011-05-12 23:40:51
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

聴覚も失われ始めた。ダークニンジャ、マスター・クレイン、マスター・トータスの言葉が、ネンブツめいた断片となって聞こえてくる……。

2011-05-12 23:44:38
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

第一巻「ネオサイタマ炎上」 最終エピソード「ネオサイタマ・イン・フレイム」 #2 「ダークニンジャ・リターンズ」#2終わり #3へと続く

2011-05-12 23:57:26