小松正之氏、てっきり水産改革の旗振り役だと思っていたが、元官僚の本音がポロリ

日本の捕鯨推進政策を取りまとめた中心人物として有名な政策研究大学院大学教授の小松正之氏(@romakomatsu)、最近はグリーンピースのシンポジウムなどにも出席して水産改革の必要性をしきりに訴えている。だが、沿岸の調査研究や資源回復のための国の予算が「雀の涙」でしかない点を問うと、予算増は「簡単ではない」と元官僚らしい及び腰の姿勢があらわに。調査捕鯨の増産・拡大を一気に成し遂げるくらいの辣腕官僚さえいれば、雑作もないことだろうに。乱獲・衰退にあえぐ水産界の現状を尻目に、漁業生産の1%に満たない特定部門のためにODAを含む多額の予算・補助金を長年にわたってがっぽりつぎこんできた小松氏の責任はあまりに重い。
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小松正之 @romakomatsu

19日の朝日新聞朝刊「耕論」に「新しい水産業の創造」という趣旨の記事が掲載されます。漁業権も含め海洋水産資源は国民共有の財産です。25%しか後継者いない漁業を外からの支援と参加で支えることが、新生と創造に大切です。

2011-05-18 15:19:45
小松正之 @romakomatsu

本日の日本経済新聞「経済教室」に小生が「漁業再生、加工業と一体で」、単純は復興では東北の水産業は衰退、適正規模へ拠点を絞れ、養殖の漁業権、定置漁業権を民間企業にも解放せよ、資源管理に個別譲渡性割当(ITQ)を導入せよ、加工、関連産業と漁業者で新しい法人を設立を論述しました。

2011-05-24 12:12:44
鹿取みゆき @miyukikatori

ありがとうございます。今回の取材では、農業に照らし合わせて考えると少し分かる面もありました。 QT @romakomatsu: @miyukikatori @tanayuki 日経出版社の「日本の食卓からさかなが消える日」が最近の情報・漁業権、漁業協同組合などを書いています。

2011-05-25 19:34:21
小松正之 @romakomatsu

@miyukikatori @tanayuki 農業以上の暗黒・閉鎖社会です。

2011-05-25 19:58:27
小松正之 @romakomatsu

高齢化、人口減少社会の日本で財源を国内の税金と国債に頼ることは、疲弊する国民特に若い世代に過重な負担を強いる。この際外国の投資と技術もノルウェー、アイスランド、米国など水産業の先進地から呼び込む制度の改正が大事です。

2011-05-27 17:03:50
小松正之 @romakomatsu

@fuji_kami 太洋漁業の社長中部幾次郎氏が南氷洋捕鯨の再開をマッカーサーが統括する連合国総司令部に働きかけ1946年に太洋漁業の第一日新丸と日水の橋立丸が出漁しました。戦後の食糧難に苦しむ日本を救いました。

2011-05-30 19:24:53
怒鳴るぞトランプ👍 @096torasan

@romakomatsu 「魚は売ってナンボ」のもの、水産業の改革は流通分野とセットでなければ成就は困難です。今朝も境港では休市前にも関わらず旋網くろまぐろ200㌧?!水揚げ見込み、浜値は一気に1000円割れの可能性大で、「コレでいいのか、ニッポンの水産」です。

2011-06-04 09:38:21
ryugo hayano @hayano

築地には福島沖の魚介類の入荷は事実上皆無と近所(港区)の魚屋から聞いています.@crpieces 毎回貴重な情報をありがとうございます。渋谷に住んでいて子供もいるので魚などの食品が不安ですが、この数値をどうとったらよいのでしょうか?

2011-06-04 20:59:19
小松正之 @romakomatsu

@096torasan 価格維持への答えはすでに外国では出しています。改革はどこと一緒・セットは理想ですが、日本人の思考では延期の口実。改革は漁業の資源管理と漁業権の解放から。ITQが入れば流通簡素化は、比較的平易です。境のマグロ対策はやるかやらないかです。

2011-06-05 13:56:11
小松正之 @romakomatsu

@hayano @crpieces 福島県沖を北上ないし南下した魚などの入荷はありえます。消費地市場の入荷物への独自の放射能調査をすることを水産業改革高木委員会では緊急提言しました。

2011-06-05 14:17:28
佐久間 功(編集/執筆)DM開放中🎣🚙🏕🛶🐟🚗📚 @Biz_Sakuma

@romakomatsu 突然の質問で申し訳ありません。非放射性の化学物質、つまり津波被害を受けた工場等に保管されていたであろう有害廃棄物の水産物への調査は行われているのでしょうか。ある意味では現状程度の放射性物質よりも有害と思われますが。 @hayano @crpieces

2011-06-05 15:26:07
小松正之 @romakomatsu

@Biz_Sakuma @hayano @crpieces 水産庁、水産総合研究センターと海洋生物環境研究所の通常の有害物質の検査はそれほど多くありません。PCB、ダイオキシン類、有機水銀、Cd、環境ホルモン(物質は多種)です。予算上検査数は限定的ですので、期待できない?

2011-06-05 16:42:50
小松正之 @romakomatsu

@096torasan 日本近海のクロマグロの漁獲数量を5~8000トン以下に総量規制すべきで、10キロ未満だけ、それもまき網漁業だけではでは意味はありません。境港も率先して水揚げ規制を採用し、魚体の大きさ別のデータを毎日発表すべきです。そのうちクロマグロがなったら大変です。

2011-06-05 16:51:56
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu @Biz_Sakuma @hayano @crpieces 消費者の安全のための予算が限られているのは非常に問題ですね。年間10億以上もかけている調査捕鯨関連予算を全部こちらに回すべきです。

2011-06-06 17:33:05
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu @hayano @crpieces 仙台湾周辺で、今回も高濃度の汚染が確認されたコウナゴを主に捕食するミンククジラなどはその典型です。業者による自発的な検査はまだ数体分しか行われていません。

2011-06-06 17:36:11
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu @fuji_kami 米国とクジラ様様ですね。年間2千万トンにも上る食糧を廃棄するほど豊かになったいま、恩義を忘れてなおも南極の自然に固執することは、日本人としては忘恩の極みと感じます。

2011-06-06 17:38:13
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu @096torasan 沿岸の水産資源の調査研究に配分されている国の予算は調査捕鯨の1/4にすぎません。水産庁在職時代に同僚に働きかけて、より重要な「改革」を実行できなかったのは残念ですね。

2011-06-06 17:46:34
神山藤也 @fuji_kami

@kamekujiraneko @romakomatsu 悪い意味で、日本は豊かに成り過ぎたのかも? 普通の生活を?どの辺までが良かったのでしょうか?

2011-06-06 17:46:37
小松正之 @romakomatsu

@fuji_kami @kamekujiraneko 戦後の高度経済成長期に補助金が富の再配分として導入され、制度を改革しなかったせいでしょう。震災は大きな転機です。沿岸調査と国際資源調査は20億円と15億円がついていました。研究機関の独立が必要です。これから制度改革です。

2011-06-06 18:13:55
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu @fuji_kami H22の農水省概算要求額を例にとれば、我が国周辺水域資源調査推進事業費に充てられたのは2億円弱でした。沿岸調査20億円の詳細をご教示いただければ幸いです。ちょっと他人事に聞こえます。>制度を改革しなかったせい 

2011-06-06 18:21:54
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu @fuji_kami いずれにせよ、漁業生産に占める割合からしても、沿岸調査にたった20億円というのは、調査捕鯨に投じられる税金に比べあまりにも少なすぎるとは思いませんか?

2011-06-06 18:23:50
小松正之 @romakomatsu

改革も予算の大幅増も簡単ではありません。現予算の詳細は水産庁にお尋ねください。

2011-06-06 18:36:08
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu てっきり改革の旗振り役をなさっているのかと思いましたが、国に対する影響力はお持ちでないということでしょうか。

2011-06-06 18:40:27
カメクジラネコ @kamekujiraneko

@romakomatsu 予算については、バランスに配慮して「無駄な事業」への配分を減らすというのが、手っ取り早く合理的な方策だと思いますが、いかがですか?

2011-06-06 18:41:59
小松正之 @romakomatsu

今日は「食の寺子屋」(農大食と農の博物館)で「大震災と水産業新生政策」のテーマで講演。質問は1.水産業先進国とは(アイスランド、ノルウェー、アラスカ、豪)2.放射能と水産物の関係(検査モニターと第三者性が重要)3.漁業者が旧態では改革は不可能では、(改革派の漁業者も多い)でした。

2011-06-08 18:55:11