文法の規範性について - そして/あるいは、言語学者はなにを研究しているのか。(その2)
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@wataruu #gengo Confirmationnありがとうです:) でも、おっしゃるとおり、「生成文法=Principles and Parameters」って短絡的にツイッターみたいな場所で言うのは、誤解を招きますよね。
2010-04-19 09:38:50@koda_TO これはシンプルでわかりやすいですね。生得説みたいなのが分析に対してそれほど本質的な役割を果たしてるように見えなかったので、その点に興味がありました
2010-04-19 10:03:11@at_akada とりあえずは、「生得説」と言うのはチョムスキーが理論の構築をTop-downで行うときに使うガイドラインみたいな物だと思っていただければ良いのではないでしょうか。 #gengo
2010-04-19 10:12:15議論がどういう状態なのか把握してませんが、とりあえず西阪エッセイの主張について、2010-04-17 19:27:52、19:28:07 の私のまとめで同意が得られていると仮定します。http://togetter.com/li/14694 #Lgrammar
2010-04-21 18:33:48そうしますと、それに反論する側の方々がどのような反論を組み立てるかによって、各々の立場が見えやすくなると同時に議論が少し進むように思いますがどうでしょうか。 #Lgrammar
2010-04-21 18:34:08反論の候補としては、1)そもそも文法の規範性を否定する立場「文法は規範的ではない(あるいは少なくとも規範的でない部分がある)」、2)規範的なものの探求方法に異論を唱える立場「頻度によって(or 因果によって)規範的なものをあきらかにできる」、 #Lgrammar
2010-04-21 18:35:123)言語学緒派の研究に対する誤認を指摘する立場「機能言語学は文法を頻度によって扱わない」「チョムスキー派は文法を因果性によって扱わない」等々がありうると思います。 #Lgrammar
2010-04-21 18:35:29たとえば@wataruuさんや@koda_TOさんが「生得性抜きの生成文法」と仰っているのは、(3)のオプションに見えます。 #Lgrammar
2010-04-21 18:45:08ただ、実際の言語運用からは独立と言われる言語能力なるものを、何らかの意味で我々が「持っている」という主張が、「生得性」の仮定抜きでどのように理解可能なのか、私にはよく理解できていませんが。 #Lgrammar
2010-04-21 18:45:33まだあまり考えがまとまっていないのですが、せっかく .@friendsroots さんが新しいついーとを投げてくれたので、これが流れないうちに 私のほうでも いくつか見解を投げておきたいと思います。考えつつなので、まぁ「この先24時間以内に」くらいのスパンで。 #Lgrammar
2010-04-22 16:20:07まずインフォメーションですが。西阪『分散する身体』をぱらぱらと再読してみたところ、序章にチョムスキーの名前が(ポランニー「暗黙知」への批判とともに)登場していました。http://www.amazon.co.jp/dp/4326602023/datum-22 #Lgrammar
2010-04-22 16:23:01序章は3-40頁程度ですし──幸いなことに「幾何学」とは別の例でもって議論が進んでいますし(^_^;──、図書館などで簡単にアクセス出来る方は、この箇所を読んでおいていただけるとありがたいです。#Lgrammar
2010-04-22 16:24:01言語学への批判はさておいて、「エスノメソドロジストは、積極的には、何を目指して仕事をしているのか」を少しでも知っておいていただいた方が、──このエッセイだけに基づいて進めるよりは──ずっと議論が進めやすいかと思います。 #Lgrammar
2010-04-22 16:24:19暗黙知批判の文脈なら『心と行為』の3章にチョムスキー派批判が登場してます。RT @contractio: 西阪『分散する身体』をぱらぱらと再読してみたところ、序章にチョムスキーの名前が(ポランニー「暗黙知」への批判とともに)登場していました。 #Lgrammar
2010-04-23 00:28:17一つ書くのを忘れていた情報を追加。西阪『分散する身体』でチョムスキー(派)が登場するのは p.23。おなじページで、「文法は神経に埋め込まれたものだ」という主張の典拠として、チョムスキー『言語と責任』が挙げられています。(私は未確認) #Lgrammar
2010-04-23 13:09:47というわけで、あらためまして「文法の規範性」スレについて。 #Lgrammar http://togetter.com/li/15025
2010-04-23 13:10:01火元であるにもかかわらず申し訳ないことですが、この話題に関しては知識も考察の量も絶対的に不足しているので、あまり実質的な貢献ができません。 #Lgrammar
2010-04-23 13:11:06そうはいっても、既に場に出ているものを(誰にでもできるだろう仕方で)落穂ひろい的に整理・再確認するくらいのことはできるので、それでもって少しでも良心を慰めることにいたします。(「比較優位」的な意味で。) #Lgrammar
2010-04-23 13:11:24なお、ついーとの参照はリンクによってではなく(ブラウザでページ内文字列検索することを想定して)[dd hh:mm] の形式で行います。 #Lgrammar
2010-04-23 13:12:53まず、いくつか落穂ひろいから。どのくらい必要(/あらずもがな)か わからないところもありますが、 .@taiki_wger [16 14:59] と .@koda_TO [16 14:25] [16 14:45] について。 #Lgrammar
2010-04-23 13:13:02このエッセイは「2000年代初頭のカリフォルニア大学に とある社会学者がでかけたところ、言語学者が二派にわかれて大論争をしていたよ」というものでした。 #Lgrammar
2010-04-23 13:15:12これまでのところ、文中の「両方とも間違っている!」という表現に引っ張られて議論が進行してきましたが──それはまぁそれで仕方ないとして──、しかしまたここでは どちらにも賛成できるところがある と言われてもいるわけです。 #Lgrammar
2010-04-23 13:15:29で、「文法は自律的なものだ」という点については、西阪さんはチョムスキーに賛成して(機能言語学者には反対して)いるわけで、なので、それが「普通にチョムスキーの言っている事」に重なるのは まったくおかしくないのでした。 #Lgrammar
2010-04-23 13:16:29「機能言語学派」については、さらに乏しい記述しか登場しませんが、この場では あまり話題になっていないので、これは措いておきます。 #Lgrammar
2010-04-23 13:16:40