- futaba_AFB
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WW2の途中で戦略爆撃の概念そのものが変わったのかな?と思うようになってきました。
2011-07-11 20:58:16都市爆撃もドゥーエの爆撃機万能論から抜けきってないんじゃないかなと、 @perie_JP @futaba_AFB 拠点爆撃から都市爆撃にですかね?
2011-07-11 21:01:28@futaba_AFB 戦略爆撃自体もWW1からですからねぇ……私はむしろ、WW2の末期あたりでようやく戦略爆撃の基礎が集まってきた、と感じますね。
2011-07-11 21:03:00戦略爆撃については以前こんなツイートをしていましたよね http://t.co/UBFFkqn http://t.co/RekVQPx
2011-07-11 21:06:08私も戦術は詳しくないので解説というよりは、個人的な雑感やメモに近いかたちで、でもってさらに上手く話をまとめられる自信もないですけれど @perie_JP @futaba_AFB 空軍の理論には疎いので解説していただけると幸いです。
2011-07-11 21:08:06戦略爆撃はWW1に行われていますけれど、戦略爆撃をちゃんと定義したのは戦後の20世紀のイタリアの軍人で一番有名なドゥーエが提唱した制空権が初めてだと思うのですよ
2011-07-11 21:09:51あと、私のこれからのつぶやきはこちらのサイトの要約に限りなく近いものになります。というかこちらのサイト見たほうが絶対良(ry http://t.co/VZ9raSQ
2011-07-11 21:10:53まぁそれはおいておいて、WW1が残した傷跡はそれまでの戦争とは違い国力全てを注いだ消耗戦であって、その犠牲はそれまでの戦争とは比べものにならない酷いもので、各国の軍部はこのような消耗戦を回避したいと考えていたようです。
2011-07-11 21:16:07そこで、注目されたのは新しく誕生した航空機で、海軍や陸軍によって敵の戦力を殲滅していくのではなく、爆撃機によって直接敵国の継戦能力を破壊し、ドイツやロシアのように国民の戦争への決意を挫くことが出来るのではないか?という考えが徐々に広まっていたようです。
2011-07-11 21:19:30そういった、考えを初めて体系化したのがパスタの国のドゥーエで彼の影響は戦闘機不要論やら高速爆撃機の開発やらなんやら各国で物凄い影響を与えます・
2011-07-11 21:22:13ドゥーエの主張は開戦の最初期の段階で敵の航空施設の爆撃によって敵の爆撃機を壊滅させ反撃をさせないこと、兵器工場を爆撃することによって継戦能力を奪うこと、敵首都を爆撃することにより士気をくじき、降伏もしくは革命によって勝利を手に入れることだったようです。
2011-07-11 21:27:12つまり、ドゥーエの言う制空権とは今の航空優勢とは違い、敵の空軍戦力を地上で破壊し、空を制する事によって好き放題相手を殴り倒すことだったようですね。つまり最初の初撃さえ与えられれば良いわけで、軍縮の時代この考えは非常に受けて日本の戦闘機不要論に繋がるわけですね
2011-07-11 21:29:07航空撃滅戦でノシ RT @futaba_AFB: つまり、ドゥーエの言う制空権とは今の航空優勢とは違い、敵の空軍戦力を地上で破壊し、空を制する事によって好き放題相手を殴り倒すことだったようですね。つまり最初の初撃さえ与えられれば良いわけで、軍縮の時代この考えは非常に受けて日本の…
2011-07-11 21:32:24これが解ると30年代前半パラノイアっぽい迎撃機が乱発された理由も少し解る気がします。敵の航空戦力を壊滅させるまで、飛行場を攻撃してくる戦略爆撃機を低性能な戦闘機で確実に迎撃しなければいけなかったと、どこかで見たような構図です。
2011-07-11 21:33:50という訳で、ドゥーエの言うところの戦略爆撃は各国の常識となってWW2を迎え、バトルオブブリテンでピークを迎えることになります。航空基地や兵器工場への爆撃、首都への攻撃。しかしドイツ空軍はドゥーエの戦略爆撃を忠実に行なったのにバトルオブブリテンで敗退しました。
2011-07-11 21:37:29理由は大きく分けて二つで、ひとつは戦闘機の急激な進化は爆撃機を退けるのに十分な性能を手に入れた。もう一つドゥーエの示した爆撃目標では敵の継戦能力を削ぐことは出来ても、相手を降伏することは決して出来なかった、この2点になります。
2011-07-11 21:40:33さて、よくWW2のドイツ空軍は戦略空軍ではなく戦術空軍志向でバトルオブブリテンではそれがあだとなって敗退したと言われますが、ドゥーエの戦略爆撃の定義は航空基地や兵器工場、都市への爆撃であり。そういった意味ではフランス戦でのJu87の活躍は十分戦略爆撃の範疇なのですよね
2011-07-11 21:43:12@futaba_AFB そういえば日本の真珠湾奇襲もドゥーエの提唱した戦略爆撃の思想を追った形のような気がしますね。
2011-07-11 21:43:48性能的にはちょっと物足りない部分が有るにしろ、バトルオブブリテンの時点でのドイツ空軍はドゥーエ流の戦略空軍としての機能は十分持っていたわけですよ、ではドイツ空軍とアメリカ陸軍航空隊の戦略爆撃は何が違ったのか?
2011-07-11 21:47:34そこで登場したのが「industrial web theory」という概念で、簡単に言ってしまえば、高度に産業が発達した国では、各々の産業がネットワーク化し多くの産業や経済活動のハブにのような物が存在しているというものです。
2011-07-11 21:54:43アメリカ陸軍航空隊は敵国の産業のハブを狙うことに特化した戦略爆撃を取り入れ、確実にハブを破壊するためノルデン爆撃照準器を用いた昼間精密を行い、復旧させないため継続した爆撃は多量の出血を伴いながらも確実に成果を残しました。
2011-07-11 21:59:12ドゥーエやドイツ空軍の戦略爆撃は兵力の根幹を攻撃したかもしれないが、国の産業の根幹ではないためいくらでも代替手段が構築することが可能だっため決定力には成り得なかった。(具体例をあげれば軍の備蓄していた戦闘機の部品を自動車修理工場に移し機体の修理をさせたシャドウファクトリーなど
2011-07-11 22:03:54一方でアメリカ陸軍航空隊は兵力の根幹を狙うのではなく、産業の根幹たるハブを粉砕することで、歴史上初めて兵力ではなく直接国家を攻撃することに成功した。これが、アメリカとドイツ空軍の決定的な違いだったと
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