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日本軍の捕虜取り扱いがアレだった件について、将兵がまともに戦時国際法教育を受けてなかったという話がある。大正期に出た、とある軍事用語辞典の「俘虜情報局」の項目を見ると、それをうかがわせる記述だった。
2011-07-20 23:30:59RT @baron_yamaneko: 日本軍の捕虜取り扱いがアレだった件について、将兵がまともに戦時国際法教育を受けてなかったという話がある。大正期に出た、とある軍事用語辞典の「俘虜情報局」の項目を見ると、それをうかがわせる記述だった。
2011-07-20 23:36:11俘虜のための機関 俘虜情報局
俘虜情報局とは、ハーグ陸戦条約上で設置義務のある機関で、捕えた捕虜の近況なんかを捕虜の本国に通知したり、戦場で拾得した捕虜の私物を持主に返還するのが任務。ところが、同事典によると、捕虜の手紙を検閲したり言動を監視したりして、我国の為に情報を収集する機関ということになってしまう。
2011-07-20 23:36:21敵国捕虜のために便宜を図る機関ってのは、存在を想像しがたかったのだろうか。それにしても、条約上の用語なんだから、条文にあたるくらいはしてほしかった。
2011-07-20 23:40:58俘虜になるのも戦争
捕虜になるなという軍隊が、捕虜に対する取り扱いを教えるはずがない。捕虜になるのも戦争である。今度は後方で敵の兵站を食らい倒し、生き延びることで敵の兵站に打撃を与えるのだ。要すれば脱走して祖国と戦友に敵の情報を伝えるべきである。捕虜収容所からの脱走は兵士の権利である。
2011-07-20 23:38:27俘虜になる効果
日本軍捕虜に関するなら『日本兵捕虜は何をしゃべったか』(山本武利著、文春新書)は面白かった。日本軍兵士がいかに捕虜に関し無知であり、ひいては日本軍自体が捕虜に対して無関心であったかを、捕虜になった日本兵の数々の話から具体的に導き出してる。
2011-07-20 23:42:27@Advanced_MH 脱走を試みることで敵の監視の目を増やせる。脱走に成功したなら敵の追撃隊分兵力を吸引できる。それは味方に優位に働く。振り切れば情報を持って帰れる。
2011-07-20 23:44:06なお、この事典、「俘虜護送」については、陸軍士官学校の教科書を引用して、わりと丁寧に解説してる。少人数で護送するときは反抗の危険があるから、反抗の色があったら見せしめに銃殺しろとか、逃走しにくいようズボンを下げて歩かせろなど、明日から使える実用的なテクニック充実である。
2011-07-20 23:45:06やっぱりそうなのか… RT: @V2ypPq9SqY: Advanced_MH 脱走を試みることで敵の監視の目を増やせる。脱走に成功したなら敵の追撃隊分兵力を吸引できる。それは味方に優位に働く。振り切れば情報を持って帰れる。
2011-07-20 23:45:33俘虜を取る効果
@baron_yamaneko 私てっきり憲兵とかはそこへんの戦時国際法についてもっとしっかりしているものかとおもってました
2011-07-20 23:46:24@kizineko07 むしろ非文明相手でこそ相する必要があるのですがねぇ。「捕虜になったら正当に取り扱われる」「捕虜になったら拷問の挙句殺される」だれが後者に降伏したがるものか。ですねぇ
2011-07-20 23:47:21同書によると、捕虜となった日本兵に対しどんな頑固で口を割らない(元々日本兵は捕虜になるとペラペラ何でもかんでも喋ってしまう性質があるんだが)奴でも「協力しなければお前の所属氏名階級を日本側に言うぞ」と一言言うだけで、途端に喋りだすようになったという。
2011-07-20 23:48:083つの決意