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【Science】呼吸器系ウイルスの空中伝播|コロナパンデミックで加速した科学や流体力学の知見から、従来の飛沫、空気感染の定義の再考を行うべきとするレビュー(2021.8.28作成) #マイクロ飛沫感染

日本の「専門家」はマイクロ飛沫感染。
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エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢エアロゾルセンサーは、HEPAおよびHVACのエアロゾル濾過効率の評価にも使用できる 🟢最低限の換気量を4~6回/時とし、CO2濃度を700~800ppm以下に維持することが推奨されているが、換気の種類や気流の方向、パターンも考慮する必要がある 31/

2021-08-28 15:40:58
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢HVACシステムの空気濾過の効率を上げたり、独立型のHEPA清浄機を導入したり、紫外線消毒システムを導入したりすることで、ウイルスを含んだエアロゾルの濃度をさらに下げることができる 32/

2021-08-28 15:41:44
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢換気、気流、空気濾過、紫外線消毒、マスクのフィットなどを中心に、短距離と長距離の両方でエアロゾル感染を軽減するための追加の予防措置を講じる必要がある 🟢これらの介入は、現在のパンデミックを終息させ、将来のアウトブレイクを防ぐための重要な戦略である 33/

2021-08-28 15:43:07
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢室内空気質を改善するために提案されたこれらの対策は、COVID-19のパンデミックをはるかに超えた健康上のベネフィットをもたらす、長期にわたる改善につながるものであることに留意する必要がある 34/ science.sciencemag.org/content/373/65…

2021-08-28 15:44:19
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

⚡️【呼吸器系ウイルスの空気感染】 2021.8.27 Science REVIEW ✅屋内と屋外の感染率の顕著な違いは空気感染でしか説明できない ✅空気感染する病気のR0(基本再生産数)は様々である ✅換気(再循環回避)、CO2センサー、気流、空気濾過、紫外線消毒、マスクのフィットが重要 twitter.com/i/events/14315…

2021-08-28 16:19:00
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

⚡️【エアボーン 空気感染】⚡️ 📌Scienceレビュー 📌WHOへの空気感染提唱論文 📌Science 📌BMJ 📌LANCET 📌JAMA 📌CDC 📌歴史的考察 📌パラダイムシフト twitter.com/i/events/13101…

2021-08-28 16:40:55
呼吸器内科医@ @neznezxmail

多くの方がツイートされている空気感染(airborne transmissionをそう訳します)のレビューを読んだ.昨年から言われてきたことの総決算と考えられる内容で読み応えがあった. 1) doi.org/10.1126/scienc…

2021-08-29 20:00:59
呼吸器内科医@ @neznezxmail

自分の関係した病院とDP号アウトブレイクとの関連から,昨年3月末からTwitter始め,7月に以下の空気感染に関する提言を読み,それからSARS-CoV-2の空気感染について関心を持った. 2) doi.org/10.1093/cid/ci…

2021-08-29 20:04:19
呼吸器内科医@ @neznezxmail

空気感染について,Twitter上で専門家とされる方と議論的なことをしたこともあったが,今回のScience論文に関して,定義が...どうのというツイートが流れてきた. 3)

2021-08-29 20:06:20
呼吸器内科医@ @neznezxmail

また最近,100μmが比較的すぐに落下する粒子径の閾値といわれることもあって,「空気感染は粒子径<5μmだが,100~5μmも空気感染と定義した,いわばネオ空気感染を謳うトンデモ云々」という,悲しくなるようなツイートもかつて見た記憶がある(あいまいな記憶なのでご容赦ください). 4)

2021-08-29 20:10:59
呼吸器内科医@ @neznezxmail

もうすでに5μmなどというのは科学的でもなんでもないのは周知の事と思うが,今回のレビューを読んで,より包括的に知識がまとまった.このレビューでは,飛沫核(droplet nuclei)についてはintroductionに一部触れているのみである. 5)

2021-08-29 20:13:13
呼吸器内科医@ @neznezxmail

一部の方がよく言われる,”空気感染の定義”とは何なんだろう.ずっと疑問に思っている.飛沫核感染,5μm,このあたりの言葉がkeyなのだろう.この論文も周知だと思うが,印象的はTableがある(droplet nucleiについて注目). 6) doi.org/10.1016/j.jhin… pic.twitter.com/61iEfnfcr1

2021-08-29 20:17:25
拡大
呼吸器内科医@ @neznezxmail

定義というからには,WHO?CDC?をみればよいのか? まずWHOは,Modes of transmission of virus causing COVID-19: implications for IPC precaution recommendations. Scientific brief (29 March 2020)には, 7)

2021-08-29 20:19:35
呼吸器内科医@ @neznezxmail

「Airborne transmission is different from droplet transmission as it refers to the presence of microbes within droplet nuclei, which are generally considered to be particles <5μm in diameter, can remain in the air ~」とある.確かに<5μm. 8)

2021-08-29 20:20:59
呼吸器内科医@ @neznezxmail

もっと前,CDCのGuideline for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Healthcare Settings (2007)の,”Modes of transmission”の”I.B.3.b. Droplet transmission”には, 9)

2021-08-29 20:21:58
呼吸器内科医@ @neznezxmail

「Droplet nuclei, particles arising from desiccation of suspended droplets, have been associated with airborne transmission and defined as ≤5 µm in size 105) , a reflection of the pathogenesis of pulmonary tuberculosis which is not generalizeable to other organisms」とある 10)

2021-08-29 20:23:16
呼吸器内科医@ @neznezxmail

和訳すると,”懸濁した飛沫が乾燥してできた粒子である飛沫核は,空気媒介性伝播との関連性が指摘されており,大きさが5μm以下のものと定義されている105),これは肺結核の病態を反映したものであり,他の生物に一般化できるものではない”.注目すべきは,”一般化できるものではない”という表現.11)

2021-08-29 20:24:34
呼吸器内科医@ @neznezxmail

さらに飛沫核<5μmの定義として引用されている文献は,Duguid J.P. The size and duration of air-carriage of respiratory droplets and droplet nucleii. J Hyg (Lond). 1946; 44: 471-479と1946年のものである. 12)

2021-08-29 20:25:44
呼吸器内科医@ @neznezxmail

加えて,同CDC(2007)のI.B.3.c. Airborne transmission”には,「Airborne transmission occurs by dissemination of either airborne droplet nuclei or small particles in the respirable size range containing infectious agents that remain infective over time and distance 」とある. 13)

2021-08-29 20:27:22
呼吸器内科医@ @neznezxmail

和訳すると,”空気感染は,空気媒介性飛沫核または呼吸可能なサイズの小さな粒子のいずれかが播種することで起こり,その中には時間や距離を超えて感染性を維持する感染体が含まれる”となる. 呼吸可能なサイズの小さな粒子でも起こる,と. 14)

2021-08-29 20:29:01
呼吸器内科医@ @neznezxmail

他に,”空気感染(飛沫核,5μm)の定義”のゴールドスタンダードがあるのなら,ぜひご教授いただきたい. 今回のレビューの著者らは昨年からずっと空気感染の警鐘を鳴らしてきた先生方である.フレームワークの変更をエビデンスと共に提言する内容なので,定義云々で揶揄するものではない. 15)

2021-08-29 20:32:16
呼吸器内科医@ @neznezxmail

ついに本邦も,有識者方が空気感染の提言を行った. 空気感染=感染力ではない.このウイルスは伝播の異質性(heterogeneity)があるのは周知のとおり. 正確な感染の用量反応関係もわかっていない.正しい感染対策が広がることを心より願う.長文失礼しました.16/16) twitter.com/neznezxmail/st…

2021-08-29 20:39:09
呼吸器内科医@ @neznezxmail

補足:最後に, このレビューには, ”1900年代初頭,チャールズ・チャピンは,呼吸器疾患の主な伝播経路は接触であり,飛沫感染(droplet spray-borne transmission)は接触伝播の延長線上にあると主張し,空気感染に関する考え方を否定した.” 17)

2021-08-29 20:44:06
呼吸器内科医@ @neznezxmail

"チャピンは,空気による伝播に言及すると,人々が怖がって行動しなくなり,衛生習慣が失われることを懸念した." 18)

2021-08-29 20:44:53
呼吸器内科医@ @neznezxmail

”チャピンは,至近距離の感染を飛沫感染と同一視し,エアロゾル感染が近距離でも起こるという事実を無視した.この根拠のない仮定が疫学研究で広まり,以来,呼吸器ウイルスの伝播を抑制するための緩和策は,飛沫やfomiteによる感染を制限することに重点が置かれるようになった” とありました 19/19終)

2021-08-29 20:46:23