2021年8月28日

【Science】呼吸器系ウイルスの空中伝播|コロナパンデミックで加速した科学や流体力学の知見から、従来の飛沫、空気感染の定義の再考を行うべきとするレビュー(2021.8.28作成) #マイクロ飛沫感染

日本の「専門家」はマイクロ飛沫感染。
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Science Magazine @ScienceMagazine

#COVID19 has highlighted controversies and unknowns about how respiratory pathogens spread between hosts. A new #ScienceReview looks at recent advances in understanding airborne transmission gained from studying #SARSCoV2 and other respiratory pathogens. fcld.ly/lt8565g pic.twitter.com/gZRKMt7U1m

2021-08-27 04:30:06
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Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

コロナパンデミックで加速した科学や流体力学の知見から、従来の飛沫、空気感染(=airborne transmission)の定義の再考を行うべきとするレビュー(参考文献なんと206!)が、今朝のScience誌に。 はしかや結核など他の呼吸器系ウイルスの感染経路に関する従来の考え方の更新まで踏み込む、圧巻の内容 1/n pic.twitter.com/Cpn7rE1QSu

2021-08-27 16:54:03
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Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

従来の飛沫感染、表面接触感染、空気感染の理解ではCOVID-19パンデミックで生じたスーパースプレッディングイベントや屋内外の違いを説明できない。これは適切な予防策がとられない事を意味する。 従来、空気感染とは、主に感染者から1~2m以上離れた場所で、 science.sciencemag.org/content/373/65… 2/n

2021-08-27 16:54:04
Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

5μm以下のエアロゾルorその後水分が蒸発した「飛沫核」を吸い込むことと定義され、このような感染は「珍しい」疾患でのみ発生すると考えられてきたが、実はそうではない。 以上総論、以下各論ポイント 3/n pic.twitter.com/tYpdKeBjfE

2021-08-27 16:57:03
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Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・近く:飛沫+エアロゾル、遠く:エアロゾル(論文ではエアロゾル=airborne transmission=空気感染、飛沫核は考え自体が古典的でほぼ触れられず) ・流体力学に基づき100㎛で分けるべき ・100μmは(1.5mの高さから)静止した空気中に5秒以上浮遊し、感染者から1m以上離れて移動、吸入可能な最大粒子4/n

2021-08-27 17:22:27
Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・モデリング研究では、感染者から2m以内でもエアロゾルの吸入が主であり、会話時に0.2m以内、咳嗽時に0.5m以内にいる場合のみ飛沫が優勢 ・すなわち、SARS-CoV-2で飛沫感染が支配的になるのは、個人同士が0.2m以内で会話している場合に限られ、飛沫感染のリスクははるかに低い 5/n pic.twitter.com/ajlmmH949C

2021-08-27 17:22:28
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Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・SARS-CoV-2は当初事項再生産数R0が少なく、飛沫もしくは表面接触による感染が主と考えられていた。というのも空気感染するウイルスは結核や麻疹のようにR0が高いと考えられていたから。これは根拠がなかった。 ・飛沫感染が主流であると考えられていた麻疹、インフル、RSVなど、多くの 6/n

2021-08-27 17:22:28
Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

呼吸器系ウイルスの空気感染を裏付ける確かな証拠がある。他にライノ,アデノ,エンテロ,SARS-CoV,MERS-CoV,SARS-CoV-2等、多くの呼吸器ウイルスが空気感染する ・A型インフルの家庭内感染では、空気感染が感染の約半分と推定 ・SARS-CoV-2は0.25-4μm以上のエアロゾルから感染性ウイルス回収された 7/n

2021-08-27 17:22:28
Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・実験室での研究では、エアロゾル化したSARS-CoV-2の半減期は1-3時間程度 ・SARS-CoV-2の飛沫感染や接触感染の報告がない一方、エアロゾルが多くの呼吸器系ウイルスの感染に関与しているという証拠が増加しており、空気感染はこれまで認識されていたよりもはるかに発生していると認めざるを得ない 8/n

2021-08-27 17:22:29
Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・エアロゾル感染が主であり、換気、気流、空気ろ過、紫外線消毒、マスクの装着などが特に重要 ・粒子径以外に、空気感染に影響与える要因は、粒子中のウイルス量、エアロゾル中のウイルス安定性、各ウイルス用量反応関係が挙げられる ・このため、平均ではその性質を捉えられない事がある 9/n pic.twitter.com/PMDdZ4LChn

2021-08-27 17:22:30
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Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・現に、SARS-CoV-2は、疫学調査で10-20%の感染者が感染者の80~90%に二次感染させる不均一性がある ・呼吸器系エアロゾルは、生成部位により、肺胞エアロゾル、気管支エアロゾル、気管支エアロゾル、喉頭エアロゾル、口腔エアロゾルに分類 ・気管支エアロゾルは、通常の呼吸時に形成される 10/n pic.twitter.com/3mcRY3efq3

2021-08-27 17:22:31
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Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・喉頭エアロゾルは、発声時の声帯の振動によって発生する ・100μm以上の飛沫は主に口腔内の唾液から生成される ・1890年代始まった呼吸器系エアロゾル研究では5μm未満のエアロゾルを検出できなかった ・それが1-2mの基準の理由となったが、これは間違いである 11/n

2021-08-27 17:22:32
Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・スピーチでは、100μm以上の飛沫に対して、100倍-1000倍の100μm未満のエアロゾルが生成 ・子供は大人に比べてウイルスを含んだエアロゾルの発生が少ない ・いくつかの呼吸器系ウイルスを対象とした研究では、大きなエアロゾルよりも小さな(5μm未満)エアロゾルのほうがウイルスRNAが多かった 12/n

2021-08-27 17:22:32
Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

・静止した空気中では、5μmのエアロゾルが1.5mの高さから地面に沈むのに33分かかる ・1μmのエアロゾルは12時間以上空気中に浮遊 以上から、空気感染による感染をより理解する事で、効果的な感染対策がより明確になると示唆されると結論 。 めちゃくちゃ奥深い エアロゾル対策強化! これですね。 13/n pic.twitter.com/DgMvDLrqvV

2021-08-27 17:22:33
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Hiroshi Tsuji @Hiroshi_Tsuji

エアロゾルってイメージしにくい 以上の論文では触れられてませんが、著者の一人(last author)Linsey Marr氏は 流体力学的に、たばこの煙をイメージすべきと言ってます。 2020年7月7日七夕の夜 とある大学関係者約60名に開催させていただいた研修スライド。おすすめ。 twitter.com/Hiroshi_Tsuji/… 14/n pic.twitter.com/F0aAqgslN1

2021-08-27 23:32:00
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80年代の生き残り / livein80s : CO2モニターまとめ管理人 @music1984_20xx

@Hiroshi_Tsuji じゃあどうすればいいのか? この論文の著者陣が書いた「COVID-19エアロゾル感染から身を守るFAQ」がこちらです。 tinyurl.com/FAQ-aerosols 一部日本語に訳したこちらもご参照ください。 covidco2jp.wordpress.com/2021/01/26/faq/

2021-08-27 19:25:01
リンク Google Docs FAQs on Protecting Yourself from Aerosol Transmission FAQs on Protecting Yourself from COVID-19 Aerosol Transmission Shortcut to this page: https://tinyurl.com/FAQ-aerosols Version: 1.88, 13-Aug-2021 Click here to jump over the scientific & historical details and go straight to the recommendations, Click her 2616
リンク コロナ対策換気視覚化CO2モニター情報 CO2濃度による換気の監視 エアロゾル感染から身を守るためのFAQ 9章 CO2濃度による換気の監視 このページは専門家グループが作成した… 12 users 384
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エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

2021.8.27 Science REVIEW [Airborne transmission of respiratory viruses] [呼吸器系ウイルスの空気感染] science.sciencemag.org/content/373/65… 「屋内と屋外の感染の明確な違いは、飛沫感染では説明できない。なぜなら、重力で動く飛沫は、屋内でも屋外でも同じ動きをするからだ」 1/ pic.twitter.com/6C2vmJYay7

2021-08-28 14:51:24
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エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢ウイルスを含んだエアロゾル(<100μm)は、呼気活動によって発生し、吐き出されて環境中に運ばれる 🟢飛沫(>100μm)とは対照的に、エアロゾル(<100μm)は空気中に何時間も留まり、吐き出した感染者から1~2m以上離れたところまで移動し、近距離でも遠距離でも新たな感染を引き起こす 2/ pic.twitter.com/edBpzNi4H3

2021-08-28 14:54:07
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エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢エアロゾルとは、液体、固体、半固体の微小な粒子で、空気中に浮遊しているものである 🟢呼吸器系のエアロゾルは、健康な人でも呼吸器系の感染症にかかっている人でも、呼吸、会話、歌唱、叫び、咳、くしゃみなど、すべての呼気活動で発生する 3/ science.sciencemag.org/content/373/65…

2021-08-28 14:55:39
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢エアロゾルと飛沫の大きさの違いは、従来の5μmではなく、空気力学的な挙動で区別するため、最近では100μmに更新することが提案されている 🟢具体的には、100μmは、 1.5mの高さから5秒以上静止した空気中に浮遊し、感染者から1m以上離れて移動し、吸い込むことができる最大の粒子を表している 4/

2021-08-28 14:57:07
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

🟢感染者が咳やくしゃみをしたときに発生する飛沫は、0.5m以下の近距離で感染する可能性があるが、会話などの呼気活動によって発生するエアロゾルの数やウイルス量は、飛沫に比べてはるかに多くなる 5/

2021-08-28 14:58:37
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コメント

内田 @uchida_kawasaki 2021年8月29日
まとめを更新しました。
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内田 @uchida_kawasaki 2021年8月29日
まとめを更新しました。
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