『負のインセンティヴ・スパイラル』によって温存される『統計的差別』
- crowserpent
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@rionaoki かれは著書の中で、直接犯行とは関係のない統計的な情報も(ベイズ定理的な確率計算に関係する限り)刑事裁判において証拠として考慮に含めるべきだ、とまで言っていて、発想がおそろしいです。
2011-08-30 17:12:05@emigrl 彼の本は結構読んでますが、主張の構成はしっかりしてるのでそういう意見がありうるという意味では興味深いと思います。
2011-08-30 17:37:36@rionaoki あり得ると言えばあり得るし、興味深いのも確かだけれども、「人種プロファイリングは間違ってはいない」論拠として保守派論客が引用するのをみるとうんざり。差別的な扱いの訴えに対して「差別的心情に基づくものではない」と示されても、話をすり替えられただけだと感じます。
2011-08-30 18:06:00合理的な統計的差別のために資源配分が歪むってのは政府介入の理由になりえますな。統計的差別はどれも非合理!みたいなのと違い説得力がある。ただ、個人の統計的差別をどう規制するかっていう実装に入るとこれぞという解法ないけど。
2011-08-30 18:14:18逆手に取る、というほうほうもあるのでは? RT @emigrl: がんばって勉強して学歴や資格を得ても、統計的差別によってキャリアをはばまれるのであれば、努力が無駄になるだけ。それならはじめから差別を前提として努力しないほうが合理的。
2011-08-30 18:09:02@emigrl 無駄な努力をしないため、あるいは努力和有効に使うための、判断基準に利用。でもこれは非常に日本女性的ですね。米国事情では当てはまらないかも…
2011-08-30 18:21:38@mikagekei いやだから、そういう合理的な行動を女性が選ぶ結果として、さらに「女性を差別するのは合理的」と企業が判断するような統計的傾向が事実として強まり、したがってさらに統計的差別が深刻化し、それがまた女性の合理的な適応を招き…、と、スパイラルになってしまうんです。
2011-08-30 18:31:55努力というから分かりにくいですが、要するに「自分の(企業からみた)生産性をあげるための投資」です。それは教育や訓練を受けることであったり、進んで経験を得ようとすることであったり、あるいは残業や休日出勤を受け入れるということの場合もあるかもしれない。
2011-08-30 18:34:23投資であるからには、それに見合ったリターンを期待するからこそ、投資に踏み切るわけ。あらかじめリターンが期待できないと分かっていて、無駄に投資しようとは思わない。
2011-08-30 18:35:11オタがいい服着ない理由…! RT: @emigrl: 投資であるからには、それに見合ったリターンを期待するからこそ、投資に踏み切るわけ。あらかじめリターンが期待できないと分かっていて、無駄に投資しようとは思わない。
2011-08-30 18:36:19企業の側からみて、採用する段階で個々の求職者がどれだけ「使える」かを判断するのは困難。だから統計的情報に頼った判断をしがちになる。もし個々の能力や意欲が正確にしかも容易に判別できるなら、統計的差別は起きない。
2011-08-30 18:37:23@rna てか本当は、学歴とか資格というのは、統計情報に頼らず本人自身の資質を示すためのツールであったはずなんだけど、結婚・出産とか育児による影響まで予見できないからねー。
2011-08-30 18:46:16でもまじ、差別的待遇が予見されることそのものが、米国の黒人やラティーノの子どもたちの学習意欲にすさまじい影響を与えていると思う。それがまた「あいつらは努力しないから差別されて当たり前」という差別言説を強化して、それを見てさらに学習意欲を無くしていく。
2011-08-30 18:57:26@emigrl 「そんな事いわせんぞ!」というパターンもあるんじゃないでしょうか?≫「あいつらは努力しないから差別されて当たり前」という差別言説を強化して、それを見てさらに学習意欲を無くしていく。
2011-08-30 22:50:41個別にはそういうパターンもあると思いますが、誇りだけをインセンティヴにするのは弱いと思います。そんな状態を放置できない。 @TakashiSasaki 「そんな事いわせんぞ!」というパターンもあるんじゃないでしょうか?
2011-08-31 02:19:48@emigrl 実際、女性が男性と同じキャリアを辿るのがしあわせなのか?「一抜けた」出来る女性を羨む男性はいないのか?疑問を感じます。差別は反対ですが、一色で多い尽くそうとする恐怖を感じます。
2011-08-30 18:50:45