『差異と反復』におけるライプニッツ・カント・コーエン/ドゥルーズにおけるカント/ニーチェ生理学とアル中

(2009.12.18, 12.23, 2010.2.5) ・『差異と反復』第2章・第3章について  - 12/18 ・ドゥルーズにおけるシェリングについて - 12/23 ・ドゥルーズとゾラについて         - 2/5 続きを読む
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@Yonus_Mendox

@ttt_ceinture あー,カッシーラーか...... ぼくもこのあいだ知ったのですが,カントが第一批判・第二類推で持ち出す「すべての変化の連続性の原理(das Gesetz der Kontinuität aller Verändrung)」は,

2009-12-18 10:30:25
@Yonus_Mendox

@ttt_ceinture コーエン解釈に拠れば,「微分法の可能性についての指摘」だそうで.

2009-12-18 10:31:11
@ttt_ceinture

なるほど。そこらへんって意外に科学哲学や数学の哲学とカントの接点の端緒なのかもね。RT @Yonus_Mendox: カントが第一批判・第二類推で持ち出す「すべての変化の連続性の原理…」は,コーエン解釈に拠れば,「微分法の可能性についての指摘」

2009-12-18 10:35:44
@ox11

それ、わかる。二次性質の度の連続性の話ね。RT @Yonus_Mendox: …カントが第一批判・第二類推…「すべての変化の連続性の原理(…Gesetz der Kontinuität aller Verändrung」はコーエン…に拠れば,「微分法の可能性についての指摘」.

2009-12-18 10:35:35
@Yonus_Mendox

@ox11 コーエン先生,そう言われましてもねえ...... という気分になりました.だいたい,連続性と微分可能性とは違う条件だし.

2009-12-18 10:38:51
@Yonus_Mendox

@ox11 連続性と微分可能性とは,ニュートン/ライプニッツによる微分の「発明」以来,素朴に同一視されてきた──微分可能性という概念を必要としなかった──のですが,ヴァイエルシュトラスという数学者が,至る所で連続で,かつ微分可能ではない,という条件を満たす関数を作ったから大変.

2009-12-18 10:43:38
Ayumu OKUBO @waschmaschine

@Yonus_Mendox もとはザロモン・マイモンだと思うよ。カントの「質」の問題にライプニッツ的な微分の問題を見出した。今勉強タイムなのでそれ以上はパスw。RT @Yonus_Mendox: @ttt_ceinture コーエン解釈に拠れば,「微分法の可能性についての指摘」.

2009-12-18 10:44:29
@ttt_ceinture

@waschmaschine 何その込み入った系譜。つまりコーエンはカント論においてライプニッツとつなぎなおしてるってことか。

2009-12-18 10:45:31
@ttt_ceinture

えっ つまりライプニッツとカント以降を正確に追うには、数学が必要ということか。きっつう。RT @Yonus_Mendox: ヴァイエルシュトラスという数学者が,至る所で連続で,かつ微分可能ではない,という条件を満たす関数を作った

2009-12-18 10:49:46
@Yonus_Mendox

@waschmaschine あー,マイモンかー.そういえばそんな話があったような.ありがとうございます.

2009-12-18 10:49:10
@Yonus_Mendox

@waschmaschine 「ドゥルーズは『差異と反復』でマイモン、コーヘンの系譜を踏まえて強度の問題を出しています」──やはりそうなんですか.ちらっとよぎったのでお尋ねしました.ありがとうございます.

2009-12-18 10:59:28
@ox11

@Yonus_Mendox 微分可能性云々は正直ちんぷんかんぷんだけど、第二類推の箇所読んだときは、「うわ、なにここ面白い!でも、どうせライプニッツの劣化コピーなんだろな」って昔思ったよ。ただ、個人的に興味があるのは、カントが二次性質の可感性が諸個人間で異なると明言してる点。

2009-12-18 10:47:38
@ox11

つまり、ライプニッツやヘルダーに行かずとも、カントでも「モナド」みたいなものは語れるんじゃないか、とそのとき直感的に思ったわけです。

2009-12-18 10:49:45
@ox11

その意味で、構想力における形式(第一次性質)の把捉と総括が遅延される崇高の瞬間は、二次性質が前面化する瞬間と読めるかと思ってwktkしてたけど、ここでもカントが防衛線を何重にも張ってるからそう簡単にはいかなかった、というのが僕の修論。

2009-12-18 10:53:15
@Yonus_Mendox

@ox11 「カントが二次性質の可感性が諸個人間で異なると明言してる」──そうでしたか! 第一批判ですよね? 忘れていた.

2009-12-18 10:51:00
@Yonus_Mendox

@ox11 なるほど.読み方はほんとうにいろいろものですね.尽きることのない泉から知識を汲む骨を折る(『プロレゴーメナ』──ですか.

2009-12-18 10:57:18
@Yonus_Mendox

@ttt_ceinture ぼくはドゥルーズをよく読んでいないのでわかりませんが,「微分」という比喩で何を意味しようとしていたのでしょうか.

2009-12-18 10:52:29
Ayumu OKUBO @waschmaschine

@Yonus_Mendox 勉強させてw。ドゥルーズは『差異と反復』でマイモン、コーヘンの系譜を踏まえて強度の問題を出しています。感性論の練り上げ、ですね。RT @Yonus_Mendox: @ttt_ceinture ドゥルーズ..「微分」という比喩で何を意味しようと..

2009-12-18 10:57:58
@Yonus_Mendox

@waschmaschine そう,そうですね.ぴったりだ.

2009-12-18 10:53:51
Yoshiharu ISHIOKA @yishioka

@Yonus_Mendox 微分を「比喩」ではなく「理念」として扱おうとしたのが『差異と反復』だと思います。それが成功していないように見える限りにおいて、「比喩」という(哲学においてはしばしば批判的な)形容を受けるわけです。

2009-12-18 10:55:16
@Yonus_Mendox

@yishioka 「理念」──? もしよろしければ,もうすこしだけくわしくお願いします.

2009-12-18 10:58:34
@Yonus_Mendox

différence から difféntielle へとつながったのか.

2009-12-18 11:07:47
@Yonus_Mendox

『差異と反復』は持っているだけは持っているのでした(笑).確認中.

2009-12-18 11:02:20
@ox11

蛇足ですが、名前が出たついでに。『プロレゴメナ』でももちろん「知覚の予料」の話はしてくれてる上に、「知覚判断」の話もしてくれているので、連続量の感じつかみやすいかも。とはいえ、第二次性質の量概念への転換なんて考え始めると、水銀灯の発明やらなんやら大変なことになるのでほどほどに。

2009-12-18 11:10:07
@Yonus_Mendox

@ox11 なるほど.ありがとうございます.

2009-12-18 11:11:51
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