第139回ku-librarians勉強会: 理系研究者の生態系とe-Science

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ku-librarians @kulibrarians

「第二部。e-science。e-scienceとはなにか。英国国立e-scienceセンター・ARL・DFG(ドイツ研究協会)などが定義している。私なりに解釈すると。。。」 #kul139

2011-09-29 19:22:07
ku-librarians @kulibrarians

「研究者が、地理的制限なく、web上で、データや情報、資源を共有し、研究を進めることのできる、新しい共同研究のスタイルと、そのためのインフラ」 #kul139

2011-09-29 19:22:15
Keisuke TAMAI @kei_tamai

査読者視点を獲得したことによって、論文書けなくなっちゃった著者のヒトっていないのかしら。 RT @kulibrarians: 「査読者になることで、自分が著者になった時の採択率が上がる。」 #kul139

2011-09-29 19:22:53
ku-librarians @kulibrarians

「背景、1.サイエンスのビッグスケール化。最大で200人近い人数の実験結果を集めて、一つの論文にするためのインフラが必要。2.地理的に離れた共同研究の増加。天文学や地震学など。 #kul139

2011-09-29 19:24:12
ku-librarians @kulibrarians

「Grid。研究リソース(CPU・ハードディスクなど)を共有し、大規模な演算、データ共有を可能にするシステム。例:EGEE。EUが助成する54か国、280機関、16000人参加の世界最大のGrid。CERNとの連携 #kul139

2011-09-29 19:26:05
ku-librarians @kulibrarians

「先日の光より速いニュートリノについても、Gridで実験結果を解析。イタリアで行われた実験データを全世界で解析した、ということ。 #kul139

2011-09-29 19:27:05
ku-librarians @kulibrarians

「日本。NAREGI。NII主導で、国内の9大学と産総研により構築、運用。兄弟だと化研。シェアとしてはEGEEには遠く及ばない」 #kul139

2011-09-29 19:28:13
ku-librarians @kulibrarians

会場の古賀先生より補足「NAREGIは「ナレギ」と読みます」 #kul139

2011-09-29 19:28:36
nish @nish_ku

中継すごく面白いです。研究者・学生も興味あるのでは→ 第139回 「理系研究者の生態系とe-Science」 - 勉強会の記録 (id:kulibrarians) http://t.co/DxOMWuW4 #kul139

2011-09-29 19:30:18
ku-librarians @kulibrarians

「最初に示したサークルでいうと、今までしゃべったe-scienceは「雑誌論文になるまで」の過程を電子上で行おうという話。ところが、研究開発上で発生した実験データ、シミュレーションデータはあまり公開されていない。 #kul139

2011-09-29 19:30:36
ku-librarians @kulibrarians

「これらを公開することで、素材を有効活用。データキュレーションが必要。」 #kul139

2011-09-29 19:31:45
ku-librarians @kulibrarians

「データに対するニーズ。アメリカでのニーズについてのアンケート結果。カレントなデータのバックアップ 80%。長期保存64%。他機関の研究者と共有 50%。ドイツでも「保存したい」「長期保存したい」というニーズはあるが、実際に長期保存のための計画はない。 #kul139

2011-09-29 19:33:35
ku-librarians @kulibrarians

「たとえば、細胞の変化を撮影した動画。どこかのサーバにアップロードしてこれにDOIを付与。などなど。というニーズはあるが、データの容量も多く、実際にはなかなか難しい。 #kul139

2011-09-29 19:34:52
ku-librarians @kulibrarians

「追試。自分の機関で同じ実験を行う。が、同じ結果が得られないことがある。「機関のやり方が違う」「発表した実験方法がわかりにくい」「実験自体がねつ造」といった理由。自分の実験の再現がいつまでもできなければ信頼を失うことがある。実験過程・結果を公開して担保したい。 #kul139

2011-09-29 19:38:14
ku-librarians @kulibrarians

「問題点。ギガどころかペタ単位のデータが発生する。共同研究の各機関で重複保存。データ提供に対する抵抗感(ライバルにデータを渡すことに)。データセンター、ポリシーの必要。

2011-09-29 19:39:37
ku-librarians @kulibrarians

「データセンターの運用について、基準作成・助成を行う存在としてDataCite。各国の19の機関によって構成。研究データに対してDOIを付与。論文からデータへのリンク形成 #kul139

2011-09-29 19:42:19
ku-librarians @kulibrarians

「研究データには「研究に必要なデータ」と「研究から生まれたデータ」がある。「研究に必要だが、研究から生まれたわけではないデータ」というのもある。たとえば、気象庁の雨量、河川の流量、地震震度、火山の地下の温度。研究室で生まれたわけではないデータ #kul139

2011-09-29 19:44:08
ku-librarians @kulibrarians

「気象庁ならデータを提供してくれるが、ピンポイントのデータだと、各自治体が所有している。こういったデータを公開することにもe-scienceの意義 #kul139

2011-09-29 19:45:34
ku-librarians @kulibrarians

「e-scienceと図書館。ARLの123機関中21機関が何かしらe-Scienceにコミットしている。 #kul139

2011-09-29 19:46:53
ku-librarians @kulibrarians

「プレイヤー。研究室などがデータを生産→データセンターが長期保存→図書館がリポジトリ等でアクセスポイントを提供・レファレンスサービスを行う。京大でも、これらの動きに乗り遅れないようにする必要。 #kul139

2011-09-29 19:48:24
ku-librarians @kulibrarians

「どの機関がどの役割を担うのか、という点はまだ確定していない。逆に言えば、こちらから「こういう役割ができます」と言うことで、存在意義を示すことができる。 #kul139

2011-09-29 19:49:48
ku-librarians @kulibrarians

Q.「日本の研究者はどの程度e-scienceを利用しているのか」A.「EGEEにも参加しているし、NAREGIにも」Q.「すべての理系研究者が使っているわけではない?」A.「莫大な人数・機関数で研究するわけではない研究者は使っていないかもしれない #kul139

2011-09-29 19:53:21
ku-librarians @kulibrarians

A.「日本では、NAREGIのような公的なところだけでなく、企業がシステムを作っていることも」 #kul139

2011-09-29 19:54:02