検出精度と誤差そして確率

主な登場人物: h_okumura 先生、 kikumaco 先生、 Mihoko_Nojiri 先生。
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Haruhiko Okumura @h_okumura

ポアソンのn±√nに単純にn=0を入れると0±0になる。この嘘を正すために http://t.co/Mp9BoEME を書いたのだが現実にはバックグラウンドの引き算とかあってややこしい。どこかに放射線計測の誤差の良い文献ないかな

2011-11-03 20:42:29
ryugo hayano @hayano

(半ば冗談で)http://t.co/WSWtiOGmhttp://t.co/vuinwexv @h_okumura: ポアソンのn±√nに単純にn=0を入れると0±0になる。この嘘を正すために http://t.co/H6t3kyyQ を書いた…放射線計測誤差の良い文献

2011-11-03 20:46:23
Haruhiko Okumura @h_okumura

@hayano 先生に教えたいただいた http://t.co/J8UdhNxT でまず気づくのは表33.3の90%・95%がそれぞれ統計学でいう80%・90%信頼区間になってること(例えばRでは左側はpoisson.test(○,conf.level=0.8)の結果)

2011-11-03 21:37:28
ryugo hayano @hayano

片側 @h_okumura: http://t.co/vuinwexv でまず気づくのは表33.3の90%・95%がそれぞれ統計学でいう80%・90%信頼区間になってること(例えばRでは左側はpoisson.test(○,conf.level=0.8)の結果)

2011-11-03 21:39:19
Haruhiko Okumura @h_okumura

デフォルト両側の世界とデフォルト片側の世界の違い,よく考えないと混乱しそう RT @hayano: 片側 @h_okumura: http://t.co/J8UdhNxT でまず気づくのは表33.3の90%・95%がそれぞれ統計学でいう80%・90%信頼区間になってること…

2011-11-03 21:45:57
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

計測値が0だった時に真の値がある値以上であることの確率はだせますよね。RT @h_okumura

2011-11-03 21:54:28
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@h_okumura @hayano 確か「あなたにも出せる有意差」という皮肉な副題の統計の教科書に、両側で有意差が出なければ片側、というのが有意差を出す方法のひとつとして、紹介されていた。もちろん皮肉ですが

2011-11-03 21:55:39
Haruhiko Okumura @h_okumura

ポアソンなら簡単ですがこの場合はポアソンの差なので RT @Mihoko_Nojiri: 計測値が0だった時に真の値がある値以上であることの確率はだせますよね。RT @h_okumura

2011-11-03 21:56:55
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

いやまあそれでもだせると思う。あとたしかにBG 0なんてありえん。@kaztsuda RT @h_okumura: ポアソンなら簡単ですがこの場合はポアソンの差なので RT @Mihoko_Nojiri: 計測値が0だった時に真の値がある値以上であることの確率

2011-11-03 21:59:38
Haruhiko Okumura @h_okumura

検定は両側・片側どちらも同じくらい使いますね RT @kikumaco: @h_okumura @hayano 確か「あなたにも出せる有意差」という皮肉な副題の統計の教科書に、両側で有意差が出なければ片側、というのが有意差を出す方法のひとつとして、紹介されていた。もちろん皮肉で…

2011-11-03 22:00:03
Haruhiko Okumura @h_okumura

0は極端な例として出しましたが正規分布なら差も正規分布ですがポアソンはそうでないという話です RT @Mihoko_Nojiri: いやまあそれでもだせると思う。あとたしかにBG 0なんてありえん。@kaztsuda

2011-11-03 22:02:14
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

@kaztsuda @h_okumura @mihoko_nojiri たしかにBG=0って、なにがなんだかわかりませんね

2011-11-03 22:06:27
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

えーっとね、有意差の話は 「生物学を学ぶ人のための統計のはなし―きみにも出せる有意差」(粕谷英一、文一総合出版) 。これはなかなかいい本だと思います。これ読むと、他人の論文でやってるインチキがわかる(^^

2011-11-03 22:08:45
Haruhiko Okumura @h_okumura

λ=0のポアソンなら分散も0で何度測定しても0しか出ないわけです。問題は1度測定して0が出たときλの信頼区間を求めること。これは教科書レベル。では10が出たがバックグラウンドも1度測定して10が出た。差10-10の信頼区間は?(正規近似じゃなく厳密に)みたいなのが次のレベル

2011-11-03 22:19:52
Haruhiko Okumura @h_okumura

でこれはベーレンス・フィッシャー問題同様解けない,でいいのかな(多分正規近似できない領域は皆さん考えたくないだろうし)

2011-11-03 22:27:35
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

.@toshihiro36 さんの「黒猫先生を中心とした検出誤差のついてにやりとり」をお気に入りにしました。 http://t.co/ahWPGziW

2011-11-04 00:57:06
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

.@ystricera さんの「測定誤差のはなし」をお気に入りにしました。 http://t.co/pVVdOmGH

2011-11-04 00:57:18
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

統計誤差の問題は、ある程度の訓練が必要だよなあ。大学では一学期くらいかけて統計を学ぶわけだしねえ。困ったねえ

2011-11-04 01:08:08
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

フィギュアの採点で最大と最小を捨てるのは、「贔屓」の問題だと思うんだけど、データ処理では根拠あるんですかね RT @konamih: 今日も最大値と最小値を捨てて平均すればいいとかいう人がいて,黒猫さんに話が違うと言われてた。放射線測定は確率分布がベースにあるからねえ

2011-11-04 01:57:59
shimpei @ShimpeiHMMT

誤記やノイズ等による外れ値を除外するのは当然と思ってましたね。RT @kikumaco: フィギュアの採点で最大と最小を捨てるのは、「贔屓」の問題だと思うんだけど、データ処理では根拠あるんですかね RT @konamih: 今日も最大値と最小値を捨てて平均すればいいとかいう人が

2011-11-04 02:07:55
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

誤記かあ。ノイズは織り込み済みであるべきですが RT @ShimpeiHMMT: 誤記やノイズ等による外れ値を除外するのは当然と思ってましたね RT @kikumaco: フィギュアの採点で最大と最小を捨てるのは、「贔屓」の問題だと思うんだけど、データ処理では根拠あるんですかね

2011-11-04 02:11:17
dupont @dupont_kedama

@kikumaco 統計学では「異常値を取り除くため」ですが、無視してよい異常値かどうかを判断できる場合のみ使用すべきですよね。

2011-11-04 02:12:42
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

純粋に確率的に出ているのなら、捨てずに数をかせいだ多いほうがいいんですよね。誤記は思いつかなかったな RT @dupont_kedama 統計学では「異常値を取り除くため」ですが、無視してよい異常値かどうかを判断できる場合のみ使用すべきですよね。

2011-11-04 02:13:59
Haruhiko Okumura @h_okumura

片側検定にすると2倍有意になりやすいという話が。これはp<.05信仰の悪い例。何mSvなら安全かという議論と似ている

2011-11-04 08:54:38
あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

そこが、「有意差を出したい人」への罠なのです RT @h_okumura: 片側検定にすると2倍有意になりやすいという話が。これはp<.05信仰の悪い例。何mSvなら安全かという議論と似ている

2011-11-04 09:01:36