航空エンジンの歴史をお茶漬け感覚でさらさらと(多分完成
- futaba_AFB
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さて、こう言った過給器を使ったエンジンの一つの到達点にR-3350はあるんじゃないかな~と思います。このエンジンはB29に使われ、ターボチャージャーによる高空性能は文字通り多くの日本機の上を行くものでした。 http://t.co/GD0hUXoq
2011-11-07 23:23:36軍用モデルでは採用されなかったようですが、このR-3350の派生種にはターボコンパウンドシステムを搭載したモデルがあります。
2011-11-07 23:24:24ターボチャージャーについては特別説明して来ませんでしたが、ターボはエンジンから出る排気を利用して排気タービンを回しその排気タービンが吸気用のタービンを回すことで加給するという仕組みで、スーパーチャージャーと違い捨てるはずのエネルギーで加給するのでエネルギー効率が良いのです
2011-11-07 23:26:30さらに、ターボコンパウンドでは排気タービンで回収した排気のエネルギー(正確には熱エネルギーなんだそうですが)で吸気タービンを回すだけでなく、更にクランク軸にもその出力を戻すことによって更なる高効率化を目指したエンジンです。この技術は数十年後、日野のトラックで採用されています。
2011-11-07 23:28:11という訳で、レシプロ航空エンジンについてざっとではありますが、これで主流は大体網羅したはずです。
2011-11-07 23:29:59ご覧のとおり、当時の航空エンジンからは今の自動車で使われる最新技術の萌芽のようなものがたくさん芽吹いていて、航空エンジンが戦争の中で、ものすごい勢いで進化していったのが解ると思います。
2011-11-07 23:31:53そして、第二次世界大戦中に航空レシプロエンジンは行き着くところまで行き着いてしまい、プロペラという推進装置の限界も相まって、その主役の座はジェットエンジンに明け渡すことになります。
2011-11-07 23:33:21で、気が向いたらおまけで主役になれなかった高空ディーゼルとスリーブバルブエンジン、そしてエンジン界の超変態メーカーネイピアが産み出した、ジェットとディーゼルのハイブリッドなエンジンができたらいいかな?
2011-11-07 23:35:02気になったリプライとかを適当に
@futaba_AFB 航空機のエタノールは凍結防止のためと聞いたことが。インディで使うエンジンはエタノール系燃料だからそれなりにパワーは出るんだろうし、エンジン素材を選べばちゃんと使えるんだろうけどね。ブラジルじゃガソリンにエタノール混ぜてるし。
2011-11-07 23:00:31エンジンピストンみたいな容積型圧縮機だと倍率で圧縮.ターボ圧縮機だとその圧縮機の性能の圧力がプラスになるわけだ.元の気圧が低いと容積型は効かなくなる.RT @futaba_AFB: WW1の後軒並み航空エンジンには機械式、極稀にターボが過給器として搭載されていますが、
2011-11-07 21:55:24例として地上 1 -> 2 と出来る圧縮機を考える. 容積型圧縮機だと2倍.上空で元が 0.2 だと2倍だから 0.2 × 2 = 0.4 止まり. ターボ圧縮機だとプラス1.上空で元が 0.2 だとプラス1だから 0.2 + 1 = 1.2 まで上がる. @futaba_AFB
2011-11-07 22:11:37こいつ一段目と二段目の駆動軸が別だな.二段目の軸を中空にして,一段目の軸を通してある.ジェットエンジンの軸は普通にやる手だが. RT @futaba_AFB: ちなみにこんな感じの作りになってます。 http://t.co/ysXCNqDc
2011-11-07 23:27:43@futaba_AFB 高度を飛ぶ飛行機の空燃費制御とかどうしてたんじゃろーのー? クルマで云うとキャブターボとかどえらくぴーキーなのでのー。理論空燃費に近づけることは可能なんじゃろうかや~?
2011-11-07 23:06:29@bergamotflavor 基本は手動だったかと、それが徐々に機械式で自動化されていったのが第二次世界大戦の航空エンジンのようです。空燃比とかをスロットルレバーだけで制御できるようにしたのはFw190という飛行機に使われたBMW801あたりが最初みたいです。
2011-11-07 23:08:30@futaba_AFB 手動!!!1111??? うーわおっかねーーー。スロットル制御のほかに過給圧に対する空燃比制御までして、高度によってそれも変更するとか、とても乗れたものではござんせんな…。
2011-11-07 23:13:52@bergamotflavor 疾風の操縦マニュアルですが、比較的後期の戦闘機なので混合気制御は自動化はされているようですね、あと高度によって気温がかなり変わるのでラジエーターの開度とかも手動だったはずです。 http://t.co/ZEDLDKXC
2011-11-07 23:20:21@bergamotflavor なので、飛行機の性能よりも練度のほうが空中戦では重要と言われるのはここら辺もあるのでしょうね~、練度が低いと飛ばすだけでいっぱいいっぱいですよ
2011-11-07 23:21:01@bergamotflavor さらに言えばこれらのメカニズムが縦横で+7G~-2Gとかで動いていたのですから、キャブレターだけでも恐ろしいです。
2011-11-07 23:46:00