航空エンジンの歴史をお茶漬け感覚でさらさらと(多分完成
- futaba_AFB
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内燃機関はどんなふうに誕生したのか
意外と知らない内燃機関のルーツなのですが、調べてみると1862年にルノアールという人が作ったスライドバルブのエンジンが最初のようです。 http://t.co/Xa0CvAEB これがすべてのガソリンエンジンの最初のご先祖様になるわけですね(正確にはこの時点ではガスエンジンですが
2011-11-05 22:37:44でもって、このルノアールのエンジンの動作を3DCGにしたものがあったので見てみると、こんな感じで今のガソリンエンジンとは似つかないものなのです バルブシステムはスライドバルブでいいのでしょうか? http://t.co/Fy515BmL
2011-11-05 22:39:37ガラス製の蒸気エンジンの模型の動画と、蒸気エンジンのモデルの動画ですが、ご覧のとおりものすごく蒸気エンジンの影響を強く受けているのですよね、当たり前といえば当たり前の話ですが http://t.co/E6PEONAt http://t.co/hq7q1gSs
2011-11-05 22:42:27あ、こっちのほうが良かったですね http://t.co/n2r5l5Vp
2011-11-05 22:43:27という訳で、内燃機関がその歩みを始めるのがこの頃で1883年にダイムラーが開発したエンジンは4サイクルでポペットバルブを備えメカニズム的にはこの頃今の4サイクルエンジンの原型が生まれます。 http://t.co/mLLIZ0Cc http://t.co/w9IuQj2W
2011-11-05 22:54:421903年、アメリカでライトフライヤーが飛び立った瞬間、それに搭載されたエンジンも初めて空を飛び航空エンジンの扉を開くことになります。 http://t.co/qNWbf51a
2011-11-05 23:06:05という訳で、ライトフライヤーに搭載されたエンジンなのですが、今とはちょっと似ても似つかない感じなのです。シリンダーブロックなんて言うものはなく、文字通りのシリンダーがクランクケースに取り付けられてたり http://t.co/xtqKW75P
2011-11-05 23:08:38スペック的には4気筒水冷 12馬力(1090rpm) 最大回転数1800rpm 排気量4000CCのスクエアストローク 乾燥重量は77.8kg http://t.co/lOJK46cn
2011-11-05 23:14:37このバルブシステムはなんと言えば良いのでしょうかね~ OHCとはちょっと違う感じがしますし、OHVでもないですしSVでもなさそうです http://t.co/lOJK46cn
2011-11-05 23:16:56先日の内燃機関の歴史を調べていたら出てきたエンジンの動画なのですが、これだけの大きさでわずか8馬力なのですよね http://t.co/WJwssOef!
2011-11-06 11:03:21という訳で翌日
And Now for Something Completely Different (では今からガラッと趣向の変わったものをお見せします) http://t.co/FCyiRB8w
2011-11-06 12:17:19さて飛行機が発明されノース・クリフ卿は「もはやイギリスは島ではないそこがニュースなんだ。つまり、もし戦争になれば、それは敵の空駆けるチャリオットがイギリスの領土に降りてくることを意味する」と未来を予見し、1909年には大西洋を世界で初めて飛行機が横断することになりました
2011-11-06 12:25:25さて、このブレリオに使われたのがどんなエンジンだったかというとAnzaniの25hpの扇形の空冷エンジンで、後に零戦とかに使われる空冷航空エンジンの最初期のものになります http://t.co/hFZkFxn6
2011-11-06 12:30:38Anzanに使われたエンジンの断面図がこちらになりまして、ダイムラーが作ったエンジンと違いきちんと気化器が装備されかなりエンジンそのものが洗練されてきたのが解ると思います。 http://t.co/nrzR7md5
2011-11-06 12:32:26http://t.co/w9IuQj2W ダイムラーさんが作った最初の4ストロークエンジンだと気化器はキャブレーターではなくて、ガスバーナーで炙ってガソリンを蒸発させたものを使っているように見えます。
2011-11-06 12:33:46では、この頃のエンジンの問題点を上げていくとすると、まだまだ信頼性が低くいつ壊れるかわからない状態だったり、潤滑のために大量に消費されるオイル、まだまだ未成熟でとにかく壊れるバルブ、よく壊れるキャブレター、直ぐオーバーヒートするエンジンと、むしろ問題点だらけなのです
2011-11-06 12:36:14さて、結局のところこれらすべての問題は技術の成熟によって、克服されていくわけですが、まだまだエンジンが誕生して間もない頃なので、色々な方式が試されています。
2011-11-06 12:38:12@yuugeijinn とにかく力技ですよね~、これだと吸気温度も高いでしょうし、出力もあまり上がらなさそうです。
2011-11-06 12:38:48バルブとかキャブレターなんかだいっきらいです!
どうせなら壊れるバルブを使わなければよい!という発想で生まれたのがスリーブバルブエンジンで、今では絶滅してしまいましたが、WW2ではイギリスの空冷エンジンでよく使われた方式でした。
2011-11-06 12:39:56