人工と自然、奇形発生とそのリスク。菊池誠先生のポスト等を見ながら勝手に呟いたメモまとめ。
- navagraha_
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自然/人工、被曝と奇形発生率などをめぐる、こんなお話が
ちょっと長いのですが、分かりやすく、とても大事な内容です。是非、先にご一読ください。(まとめてくださった方、ありがとうございます)
上の話の流れを見てぽつぽつRTしながら呟いたログ
まず「天然」と「人工」のお話
天然のものは身体に悪くないというかなり強固な幻想があるのだけど、実際には毒物だってもともとは天然のものばっかりだったし、野菜の原種には結構毒がはいっている
2011-11-15 20:23:10天然はヤバイ。うちの庭にトリカブトとスズランが生えていた話をしようか。うん、スズランも毒があるんだ。トリカブトは言うに及ばないね。それとも幼稚園の頃、山で生まれて初めてベニテングタケを見たときの話を?あるいは蜂に刺されて指がバンバンに腫れた話でもいい。全部「天然成分」だものねえ。
2011-11-15 20:25:30それともベラドンナの話をすれば良いか。ナス科の植物で毒をもち、人を死なせることもある。でも瞳孔を開く目薬として使われた「bella donna(美人)」。薬理学ではアトロピンの項で必ず触れられる話だと思う。毒と薬は本来一体のものだ。正邪があるならそれは「使う意図」の中に宿る。
2011-11-15 20:33:50全てモノや現象はただそのようにあるに過ぎず、それ自体に善とか悪とかがある訳ではない。その仕組みや効果を、「どのように使おうか」と考え「応用」する使い手の意志に善悪・正邪・益不益は宿る。ダイナマイトがそうであったように。毒も科学も。それを使って人を傷付けるのは、いつも、人自身だ。
2011-11-15 20:38:13「放射能から子供たちを守ろう!」「被曝から福島の子どもたちを守ろう!」といったキャッチフレーズばかりでなく、「放射能のデマから子どもたちを守ろう!」という運動や支援も広がりますように。
2011-11-15 20:22:27スズランの毒ってそういえば何だったか覚えてないので調べてみたら、強心配糖体とな。鬱血性心不全などに対し薬効。ふうん。使うの結構難しそうな感じ。そういえばWPWに禁忌っつって聞いたことあるか。あるな。ジギタリスかなんかの項で。そうだ。
2011-11-15 21:02:18次に、奇形発生とリスクのお話
そういう話ではなく、何も原因がなくても奇形率はあるんです。まずはそれを理解することから RT @ginnji2010: 本質は確率大小でなく結果の重大性。冤罪死刑と同じ本来一人たりともあってはならないこと。その一人が自分の大切な人と思う心大切
2011-11-15 21:00:27細胞分裂しながら形を作っていく複雑な過程ですから・・・ RT @usatyu2011: 原因なし、ってあるんですか? RT @kikumaco: そういう話ではなく、何も原因がなくても奇形率はあるんです。まずはそれを理解することから
2011-11-15 21:07:10奇形や障碍には必ず外的原因があって、そういったことが一件も起こらないのが「正しい状態」で、そうすべき!という理解をしているのかな?どんな理想条件下でも結構バンバン生まれてくるんだけど、それがわかんないで障碍児と親を「何があったんだろう」という目で見ているのなら最悪なんだけど。
2011-11-15 21:09:49奇形や障碍は、なにかの悪行の報いなんかではないよ。私を、「穢れ意識」の近くに置かないで。どうしてそんなに自分ひとりの常識を信じ切れるの。どうしてそのくらいの想像力もなく生きて行けるのか、考えたことはないの。たまたまあなたが圧倒的多数派だからだ。それだけのことだ。
2011-11-15 21:13:20形が作られていく過程でたまたま起きるミスはいくらでもあります。それは本当に「運」であって原因はありません RT @usatyu2011: 原因がわかっていない、とは違うんですか? RT @kikumaco: 細胞分裂しながら形を作っていく複雑な過程ですから・・・
2011-11-15 21:15:17心臓に孔あいて生まれる子とかすごいいっぱいいるんだけど全然気にされてないのね、世間では。足の指の関節がいっこ足りないとか、歯の数違うとか、指多いとか、耳漏孔残ってるとか、そんなのばっか寄り集まって生きているんだけどな、人類は。
2011-11-15 21:28:25世間の大半の人が、先天異常(外表奇形であれ内蔵奇形であれ染色体異常であれ)や子どものがんは特別な原因がないと発生しない、めったにないもの、って思っているんだね、ということをあらためて実感して悲しくなってくる今日この頃。そもそもほとんどの人が思い込んでるほど珍しいものではないのにね
2011-11-15 21:29:05やはり、先天的な障害を持った子どもは、なんら特別な原因がなくても生まれてくるし、それは誰の身にも起こりうるということを理解するところから始めるのがいいのではないかと思います。誰の身にも起こりうるし誰の責任でもない自然なできごとなわけです
2011-11-15 21:45:45どっちにしても奇形・障碍ある子は生まれてくるんだから放射線なんか高かろうが低かろうがどうでもいいだろ、って話をしてるわけじゃないよ。これから奇形や障碍を持って生まれた子が「やっぱり放射線のせいで」という目で見られることが不当かどうかはっきりさせとくのは大事だ、って話をしている。
2011-11-15 21:48:32責めるべきでないものを責めることは不毛だし実害がある。放射線が奇形・障碍発生に「実際に」どの程度影響するものかは知っておく必要がある。でもそれは確証がないうちからヤバイヤバイと騒ぐことでもなければ、数字も見ずに希望的憶測でスルーすることでもなくて、きちんと事実関係をなぞることだ。
2011-11-15 21:52:27