薬の研究に対するいろんな立場の人のツイート
○○病関連タンパク質××の研究という書き方は非常に興味を引きやすいのだけど、それゆえに多くの学生を研究に誤誘導してしまう罪作りなフレーズだと思う
2011-12-08 10:35:29とある研究者が「僕は○○病にはその”関係”だけで言ったら、ほとんどのタンパク質が関係してくると思うんですよね。逆に全く関係しないタンパク質見つけた方がインパクトでかいんじゃないっすか(笑)」って言ってたのをふと思い出した。
2011-12-08 10:37:05@Fm7 逆に「創薬標的に値する」druggableなタンパク質・遺伝子として、製薬会社(産業界)を説得できそうなものとしてしまうと、おそらくヒト22000遺伝子のうち1000~2000くらいじゃないか、とも言われています。そういう極端な考え方は、あまりよくないんじゃないかな、と
2011-12-08 10:45:36@piyota0 標的だと確かに減りすよね。さっきの例だとアルツハイマーなので卵が先か鶏が先か議論みたいなもので数が増えたと言うことなのかと
2011-12-08 10:47:39@Fm7 不謹慎な考え方だけど、アカデミック、基礎研究者は、なるべく芽を詰まない方向、増やす方向で研究する。絞る、減らす圧力は実際にリスクをとる、企業にまかせる、でバランスとればいいかなと思ってます。絞りすぎた結果ゾロ薬ばかりという傾向、歯止めかけたいですし。
2011-12-08 14:32:04すでに市場に出ている薬の研究するのって、その薬が旬なときしか出来ない場合がある。旬かどうかとかは臨床家の先生とリンクもったり、学会行って情報集めたりが必要と考えている。この辺を他学部卒の生化学の先生に説明してみたのだが、全く理解して貰えなかった。
2011-12-08 20:33:26曰く、良い研究はいつやっても良い研究である。あるのは、他の人に先を越されるか否かの問題のみである、と。いや、仰る意味は分かるんですが、例えば販売中止になった後に、その薬の研究しても意味は薄いわけで。
2011-12-08 20:36:03これはアカデミアの仕事。druggable なものを薬にするのは会社の仕事 RT @piyota0: druggableでないタンパク質をdruggableにする簡単なお仕事。
2011-12-08 22:19:06@timasaki 多分、正確には、druggableでないタンパク質をdruggableにできるようにするは、技術革新を行わなければってことなんだろう、と。ポケットがないタンパク質だから低分子では叩けなくても、遺伝子医薬ならば叩ける、とかね。
2011-12-09 00:21:55@piyota0 技術革新、必要ですよね。個人的には核酸やペプチド、ペプチドでは特にαヘリックスをミミックした低分子がかなり有望なのではないかと考えています。
2011-12-09 00:29:43薬学部で、「知的欲求」を柱にして研究を組み立ててる人ってどのくらいいるのかな?どこかで「応用」と絡めたがってる研究が多いような気がするけど。
2011-12-08 23:01:58応用と絡めるのが悪い、と言っているわけじゃないからねw。応用を考えず、何の役に立つかは知れず、自らの知的欲求のみを動機としている研究の居場所もあったほうがいいんじゃないか、と思っただけ。
2011-12-08 23:04:15学生はなんとなく「応用」を視野に入れた研究に指向する傾向が強いような気がする(少なくとも私の周りでは)。でもそれは薬学部の特性であってしょうがないことなのかもしれん。「生命とはなんぞや」なんて哲学的な講義から入っていく余裕が6年制のカリキュラムにはないもんね。。。。。
2011-12-08 23:07:47例えば癌の研究、「癌を制圧したい」という研究動機はもちろんあって当然。でも、「爆発的に増えやがって、あいつらバカなのか利口なのかが知りたい」って研究動機があってもいいんじゃないかと。
2011-12-08 23:22:25まあ色々あったのだが、そのありがたい言葉の主である臨床薬剤師にとっての「薬の研究」ってのは、臨床現場に直結するものだけを指すらしい。薬の新規開発、改良とかに関連する基礎分野は薬の研究じゃないのかと。
2011-12-08 23:24:38癌細胞をまず悪と定義づけて研究に入る人ばかりだとなかなか物事進まないような気がする。そりゃ体に悪いし、死に至るケースが多いわけだから悪と定義づけちゃうのはしょうがないけどね。そもそも科学的思考をしようとする時に、まず善と悪を決めるってのはどうもなんだかねww。
2011-12-08 23:24:49誤解を恐れずに言えば、そして前もって言うと、癌は制圧できた方がいいと思う。それはどちらかというと非研究者の自分の思いであって、研究者としての自分はちょっとちがう感じで研究してるような気がする、っつーか確実に研究してるというか。
2011-12-08 23:27:06