『人工細菌誕生』の論文を解説してみる
- popeetheclown
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その意味では,生命倫理的な議論は必要だが,今回の研究結果を過大評価する必要はない.そのためNature論評中でも倫理面の課題に関する具体例は挙げられていない. #synthcell
2010-05-28 01:59:50ホントはちゃんと翻訳していったほうがいいかもね、このネタはインパクトでかいのでRT @popeetheclown: 意訳もありますがこんな感じです(より良い訳ができる方がいればお願いします) #synthcell
2010-05-28 01:59:56重要かつ早急な対応が必要なのは「安全面での課題」について.今回の研究結果はコンピュータ上のデータとしてのDNA配列を細菌の中に組み込めることを示した.当然,細菌を改変し,より病原性を高めることも可能となる #synthcell
2010-05-28 02:02:22何が問題になりそうかいまいち思い当たらないんですよね @popeetheclown: その意味では,生命倫理的な議論は必要だが,今回の研究結果を過大評価する必要はない #synthcell
2010-05-28 02:02:52いままでもできた部分的な改変とどう違うのかをよく考えないとだわ。まだ理解できてないな、おれRT @popeetheclown: 重要かつ早急な対応が必要なのは「安全面での課題」について. #synthcell
2010-05-28 02:04:12今回の技術は数年以内にどの研究施設でも扱えるくらいに普及するだろうということを考慮すると,軍事利用やテロ行為につながるおそれは十分にあり,国際的な対応が求められる.この点はES細胞の生命倫理などと違って,より喫緊の問題と言えるだろう. #synthcell
2010-05-28 02:04:50一方で,合成生物学自体の有用性も忘れてはいけない.Nature論評でも合成生物学が大きな意義を持つことを明記している(the power of synthetic biology is profound) #synthcell
2010-05-28 02:07:01僕なりのまとめとしては,合成生物学の持つ正の将来性(基礎科学的意義・産業利用)と負の将来性(テロ・環境破壊)について正しく評価した上で,両者のバランスを取る形で,各国がES細胞と同等レベルの法整備をする必要があるだろう.規制と振興のバランスが重要. #synthcell
2010-05-28 02:10:17ひとまず,僕の解説はこの程度に留めておきます.答えがある問いではないので,皆さんで議論していただければ幸いです. #synthcell
2010-05-28 02:11:47@Nachtigall_PhD お決まりのこととの違いがあるとすれば,安全面の問題についてより切迫性があるということです.初めて遺伝子組み換えが可能となった時,その是非について検討れたアシロマ会議のように,考える必要がると思います
2010-05-28 02:15:30.@ALICE_VISCONTI 合成生物学研究の危険性については,「これまでの遺伝子組換え技術と同じことしかできない」「新しい技術によって思いもつかなかったことが可能となるかも」という2つの可能性がありえます. #synthcell
2010-05-28 02:18:21.@ALICE_VISCONTI さらに,新しい技術が専門家以外の人にどう受け止められるかは,その技術が本質的に持つ危険性と別の次元で考える必要があることです.これら2つの意味で,人工細菌誕生がどういう安全面での問題を持ちうるか考える必要があると思います #synthcell
2010-05-28 02:20:06参考までに.遺伝子組み換え技術が誕生した時は,この技術が持つ可能性を正負両面から検討する「アシロマ会議」が行われた http://bit.ly/dmGXxJ これが現在の遺伝子組換えの倫理規制へとつながっている. #synthcell
2010-05-28 02:22:01