「テクストの読み方」という能力

「人文学の世界で「テクストが読める」ということは、自然科学の世界で「数学ができる」というのと同じぐらいの重みがある」 @mixingaleさんのつぶやき http://twitter.com/mixingale/status/2751975867 に端を発した@tricken @t_hayashi @at_akada @tsurock @mixingaleさん達のつぶやきを中心にまとめました.
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イルカ人間 @niam

羽生名人に「チェスと将棋について意見を伺いたい」って言っているようなものだと思います.分かる人には大いに参考になるが,分からない人には全く参考にならない. RT @kanaya テクストも読めて数学もできる識者の意見を伺いたい.

2010-05-27 07:41:01
自然薯然薯 @namak

@tricken なるほど、わかった……ようなわからんような。「客観的に語るそぶり」それ自体が実は式を打つ動作だったりするのかしら。

2010-05-27 07:41:49
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

.@marmalade_macro 村上春樹が「理解とは誤解の総体である」と述べていましたが、何らかの作品がさまざまな受け取られ方をして、でもそれが一定の共通した“かたち”にはなる。これが、作品が色んなヒトに受容される面白さだと思います。まおゆうもそんな意味で素敵な作品ですね。

2010-05-27 07:42:33
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@namak あるいは、「べつに客観的ではなく、私見なんすけど……」という大事な保留をうっかりつけわすれちゃって(つまり術式行使に失敗して)式が裏返っちゃうとか。関係から脱出したいなら、ちゃんと関係に取り込まれないようにせい、ということなのかも。

2010-05-27 07:44:00
僭越研究者 @thinkeroid

彼はテクストを読む訓練も数学の訓練もどちらもやってしまったから時空に大穴をあけた。その穴の重要性に気づき、すぐに拡散していくハブとなる人々がこの宙域は多いので私はとてもうれしい。

2010-05-27 07:45:16
at_akada @at_akada

人文系 = エクストリーム読書って昔書いたことがあるよ。http://bit.ly/yXfwL http://bit.ly/aHEjBf

2010-05-27 07:47:37
橙乃ままれ @marmalade_macro

@tricken うぁ、個人的にすごく勉強になる。おそらくごく普通の僕たちは、論理的な樹状構造じゃなくて、むしろ語感や周辺情報の連想構造で「会話」してるせいなんだろうなぁ。

2010-05-27 07:49:02
僭越研究者 @thinkeroid

@at_akada 本を丁寧に読みたいと思ってただけの人が「最初は何が書いてあるのかまったくわからなかったが4回目でようやく全体の構造がおぼろげに理解できた」などとのたまい、5回読んだだけなら少ない方で代表的なテキストは暗記するまで読み込んでいて当然と考えるまでを想い、震えた

2010-05-27 07:51:34
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@marmalade_macro 実は、ゲームデザイナーの芝村裕吏さん( @siva_yuri )が、『Aの魔法陣』という会話型RPGをその発想でデザインしています。アカデミックな「定義」には外延/内包の区別があるけど、僕らは基本的に「外延を近接させる戦い」を会話と呼ぶね、と。

2010-05-27 07:53:15
Hiroshi Sasaki @popeetheclown

@tricken @thinkeroid @at_akada @marmalade_macro さんへ.まだ進行中のようなので,適宜追加します(誰でも編集可です>「「テクストの読み方」という能力」をトゥギャりました。 http://bit.ly/bM83J5

2010-05-27 07:54:11
はやし @t_hayashi

右のツイートで言われていることには基本的に同意なんだけど、ただそのことは、人文系のことをやっている人でも理解していない人は、けっこういそう。RT @mixingale: http://bit.ly/95SXCW

2010-05-27 07:54:12
Hiroshi Sasaki @popeetheclown

@at_akada エクストリーム読書とは的を射た表現ですね.一方の自然科学系は何と言えるのだろう,と考えています.

2010-05-27 07:55:12
橙乃ままれ @marmalade_macro

@tricken あれは卓上界隈では「尖りすぎた実験作」みたいな登場時評価でしたけど、ものすごくシステム考察の背景のある作品ですよね。

2010-05-27 07:56:30
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@marmalade_macro 「内包的定義」は、いわゆる「これこれこういう条件を満たせば、この語彙と対応してよい」という定義で、対する「外延的定義」は、「具体的な対象を列挙して、これらを語彙xと呼ぶね」という定義のことです。日常会話の発想は、外延がけっこう強いですね。

2010-05-27 07:57:16
はやし @t_hayashi

もちろん、「テクスト」をおもに相手取る人文系の学問を専門的に研究しようというほどの人は、「愚直に文献を読む」ということの重み、そしてむずかしさは痛いほど分かっていると思うけど、そうではなく、いわば「趣味的」にそうした学問にふれている人たちは、その捉え方が、ずれていることが多い。

2010-05-27 07:58:16
はやし @t_hayashi

と書いたら、おれがこれから書こうと思っていたのと同趣旨のことを書いた赤田さんの記事が。RT @at_akada: 人文系 = エクストリーム読書って昔書いたことがあるよ。http://bit.ly/yXfwL http://bit.ly/aHEjBf

2010-05-27 07:59:18
橙乃ままれ @marmalade_macro

めもり:キーワードの複数列挙によるキャラクターイメージの確立(いまのキャラ表記)もある種の外延的定義による「キャラの名前」という語彙xの新造なんだなぁ。

2010-05-27 07:59:32
はやし @t_hayashi

しかも、もう「まとめ」までできてる。RT @popeetheclown: 「「テクストの読み方」という能力」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/24462

2010-05-27 08:00:00
はやし @t_hayashi

うーん、てことは、おれが屋上屋を架すこともないか。

2010-05-27 08:00:32
はやし @t_hayashi

@popeetheclown あ、どうもありがとうございます。赤田さんのツイートも、そして popeetheclown さんのまとめも知らずにつぶやいていました。

2010-05-27 08:02:06
at_akada @at_akada

@thinkeroid わたしもこの世界には訓練を積んだ古典文献学者がいると思い出すたびに心胆が寒くなります。

2010-05-27 08:02:39
at_akada @at_akada

.@t_hayashi はやしさんがプリンキピアの証明追いかけてるのもエクストリーム読書っぽいです。http://orc.lolipop.jp/misc/category.php?category=principia

2010-05-27 08:06:02
はやし @t_hayashi

さて、先のツイートでおれは、人文系の学問にある程度主体的にふれている人ですら「文献を読む」ということの捉え方がずれていることが多い、と書いた。そして、この「ずれ」は二通りの意味で言いうる、と思う。

2010-05-27 08:06:44
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