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三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou
できれば、もう少し詳しくお聞かせください^^ RT @mixingale 人文学の世界で「テクストが読める」ということは、自然科学の世界で「数学ができる」というのと同じぐらいの重みがあるし、「テクストの読み方」には数学なみにセンスの差がある、ということを、たぶん…
Kohei Kawaguchi @mixingale
「テクストが読める」は「観察の対象となる単なるモノ」としてテクストを眺める態度およびそこから帰結する様々な観測・解析技術に通じているか否か、といった感じでしょうか。以下@なしで書きます。 @miyayou
Kohei Kawaguchi @mixingale
やりとりが長くなる時のために「以下@なしで書きます」の略称があればいいのに。「以下w/o@」(いかうぃざっと)みたいな。
Kohei Kawaguchi @mixingale
例を挙げて説明します。ぼくが「テクストを読むってこういうことだったのか」とはじめて思い知らさせたのは、学部時代に社会学の大学院の先輩と政治哲学の読書会を開いていたときでした。彼は「ぼくのかんがえるさいきょうのじんぶんがくと」みたいな人でした。
Kohei Kawaguchi @mixingale
彼は「英語仏語独語西語羅語希語」を読める時点でまず単純に「読めるテクストの広がり」がぼくとは比べものにならなかったのですが、それ以上に、テクストを内在的に読む技術と外在的に読む技術がともに著しく発達している人でした。
Kohei Kawaguchi @mixingale
「テクストを内在的に読む」というのは、距離が与えられていない一般の位相空間でものを考えるときのように、自明と思えるものでもそのテクストの中で導入されていない構造は一切読み込まずに淡々とテクストの内的なロジックー如何に破綻していようとーを追って行く読みのモードです。まずこの正確さ。
Kohei Kawaguchi @mixingale
「テクストを外在的に読む」というのは、そのテクストを取り巻く歴史的社会的環境の中へと先程の「内在的な読み」を施したテクストの構造を埋め込んでいく読みのモードです。
Kohei Kawaguchi @mixingale
「その論題について当時学界・世間ではどのような論評がなさされていたか?」「歴史的にその論題についてどのような議論がなされてきたか?」「その単語はこのテクストの外ではどのような意味の広がりを持って受け止められていたか?」といった傍注を練りこんでいく。これが異常に豊かな人でした。
Kohei Kawaguchi @mixingale
以上は読みのスキルの話ですが、hack的なものも充実していました。例えば、●語の単語を調べる時にはどの辞書が1番信頼できるか、どの辞書にはどんな性質があるか、たとえば「用法の歴史的順序で並んでいるのはこの辞書」「定義の明晰さではこの辞書」などのhackを会得していること。
Kohei Kawaguchi @mixingale
「テクスト」は文章だけでなく、「人間がcomposeするものすべて」を指す概念です。「観察の対象となるモノ」としての性質が異なるテクストに対しては下で書いたようなものとは異なる態度やスキルが必要とされると思います。

コメント

四月朔日 @Stat_Phys 2010年5月29日
ためになるなあ。takey_y さんの「数学書の読み方」http://togetter.com/li/20166 と併読するといいかも。 RT 『人文学の世界で「テクストが読める」ということはどういうことか?』 http://togetter.com/li/24963
シミヅ(鎌田) @shimiz_mckendiz 2011年1月3日
ちなみにゲームルール分野でこれ出来る人は、「内在的に読」めるならTCGのジャッジ、「外在的に読」めるならオーガナイザーができます。>「人文学の世界で「テクストが読める」とはどういうことか」
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