影浦峡先生の講演「放射能安全報道とその社会的不安」
(影浦先生)これを今回の事故に当てはめる。一応法令で1ミリと定められている。どのくらいの被曝までが安全かの科学的議論ばかりが突出している。このことへの批判が必要。そして、被曝を強いられる不当性への指摘が必要。それがあってようやく、避難か除染か、など行政や個人の対応の話が来る。
2012-01-21 02:41:14@null (影浦先生)報道はどうか。100ミリ以下は安全/発癌のリスクは50%から50.5%/極めて低い/具体的な被害が生じる程度ではない/実生活で問題になる量ではない/タバコを吸う方が余計危険/CTスキャン1回分/ただちに健康に影響はない/念の為の措置…
2012-01-21 03:09:55@null (影浦先生)延々と続きます。規制値には余裕/冷静な対応を/パニックの方が問題/粉ミルクは水で薄めるから…/干しシイタケは水で戻せば減る…。
2012-01-21 03:10:10(影浦先生)しかも安全寄りの科学的議論になりがち。それは行政の無策の正当化、法令違反状態の正当化、東電の責任の矮小化につながっている。
2012-01-21 02:41:34@null (影浦先生)大橋弘忠先生。2005年12月玄海プルサーマル公開討論会「事故の時どうなるかは想定したシナリオに全部依存する。全部壊れて全部出て全部が環境に放出されればどんな結果でも出せる。それは大隕石が落ちてきたらどうなるかと言う起きもしない仮定。(…続く)
2012-01-21 03:10:55@null (影浦先生)(続き…)皆さん原子力事故が起きたら大変だと思っているかも知れないが、専門家になればなるほど格納器が壊れるなんて思えない。」
2012-01-21 03:11:17@null (影浦先生)これ、循環論法っぽい。「事故の時どうなるかは想定したシナリオに依存します」→たいていの場合、シナリオ外だから事故。ほとんど矛盾した命題。この発言をした個人がどうと言う話ではない。このような社会的に空疎な言葉が流通している。今でも流通している。
2012-01-21 03:11:28@null ※参考サイト:東大脳のお馬鹿大先生・御用学者大橋弘忠、「格納容器は壊れないしプルトニウムは飲んでも大丈夫」(平成17年佐賀シンポ) SOBA http://t.co/F7sWxRxj
2012-01-21 03:12:51@null (影浦先生)10月コスト等検証委員会。京都大の山名元教授。500年に一回過酷事故が起きるという今回の実績に基づく事故確率に対して、「全国に54基の原発があるから、そうすると10年に1回に福島のような事故が起きることになってしまう。だから500年に1回はおかしい」
2012-01-21 03:14:02@null ※「安全策を講じ、IAEAが設定する十万年に一回以下が適切なのに、 考えられる危険を何でもコストに含めるのは論外だ。 だったら、ダムの決壊や火力発電所の爆発も加えろということになる 原発業界御用学者リスト@ウィキ - 山名元 http://t.co/OpZpVaHn
2012-01-21 03:14:55(影浦先生)このようなことが進むとどうなるか。専門家が然るべき発言をするために、「専門家の想定」を成り立たせ、そのために都合の良い前提を社会に押し付ける。だんだん専門家の話の中に、幻想的な世界が構成される。
2012-01-21 02:42:31今回の原発事故は、私たちが「リスクに満ちた限りある時間」を生きていることに気づかせてくれたとも言える。たとえば、がんになって人生が深まったと語る人が多いように、リスクを見つめ、今を大切に生きることが、人生を豊かにするのだと思う。日本人がこの試練をプラスに変えていけることを切に望む
2012-01-21 02:43:00※参考サイト:とても容認できない中川発言!/福島第1原発事故 崩壊した「ゼロリスク社会」神話=中川恵一 - みどりの一期一会 http://t.co/8AFsvVp0
2012-01-21 02:43:14(影浦先生)「今回の原発事故は、私たちが「リスクに満ちた限りある時間」を生きていることに気づかせてくれたとも言える。」→(会場に対して)保険入っている人いますか?大人は入っていると思います。なんでか?リスクがあるからですよね。
2012-01-21 02:43:33(影浦先生)「ゼロリスク社会神話」自体が神話、幻想です。社会学的にはっきりしている。そんな社会は存在しないので崩壊しない。存在しないものの存在に気付くこともあり得ない。
2012-01-21 02:43:44(影浦先生「リスクを見つめ、今を大切に生きることが、人生を豊かにするのだと思う。日本人がこの試練をプラスに変えていけることを切に望む」→2万人に一人を殺すという強迫が学校に来た時に先生が「そのようなリスクは私達を豊かにする。この試練をプラスに変えることを切に望む」と言ったらどうか
2012-01-21 02:44:02(影浦先生)日本人のことを真剣に考えてみる。この先生(中川恵一先生)も私も、放射線への感受性が高い子供たちの一人でも、高い被曝リスクを受けている原発作業員の一人でもない。一番(経済的な)被害を受けている生産者でもない。
2012-01-21 02:44:44@null (影浦先生)こんな議論が成り立つのは「ゼロリスク社会神話」の存在する社会だけ。(設定している社会、前提がそもそも押し付けられた幻想のものである。)
2012-01-21 03:08:26@null (影浦先生)これがさらに高じていくと、データさえも現実から乖離してくる。7月の「原発からの放射性物質はほぼなくなっており…」と言う発表。毎時10億ベクレル出ていた。平時の20倍。(※これも誰かソース教えてください。発表自体とデータ)
2012-01-21 03:08:08(影浦先生)現実と乖離した専門的知見に基づく語りが、現実の世界で裏切られる。これは原発事故と同じパターン。原発事故は起きない→起きた。放射性物質が魚に貯まらない→貯まる。コメの安全宣言→基準値越え。低線量被曝の健康被害はない→? …ここを疑うのは当然。不安、不満、信頼低下は当然。
2012-01-21 02:45:08