英語教育関係者とチョムスキーの危険な関係
- tam07pb915
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@tam07pb915 「チョムスキーのUniversal Grammarだとsyntaxが全てを語るように言っています。日本の英語の授業でもこういうチョムスキー的なことを言って文章をSVOCで解析して全てこれで処理できるという人がいます」という表記があったので,
2012-02-05 16:19:33@tam07pb915 SVOCを解析して教授する授業っていうのがそれを指していると思ったのですが,明示/暗示と帰納/演繹は違うというアレご意見は甘受しますm(_ _;)m
2012-02-05 16:19:50加えて、こういう話のときgrammar(文法)とかsyntax(統語論・統辞論)の指し示す内容が各人で違い過ぎて参っちんぐという話は、最近書いた原稿で軽く批判しておいた(出版されたら買って下さいペコリ)。少なくともチョ先生が言っている「文法」とかsyntaxはそんな意味ではない。
2012-02-05 16:19:56www 補文標識のCかな… RT @uranoken: @watariyoichi チョムスキーがSVOCとか言ってたらそれはそれで驚き。
2012-02-05 16:22:20@tam07pb915 でまあ,そういった明示的分析的指導の批判として「チョムスキーが」とか「チョムスキー的な」というのが槍玉にあがったのに違和感があった,という感じです。
2012-02-05 16:22:48@fukuta_junya あたしもそう思うでげす。「UGが利用可能」というのは(それ自体、もっと厳密な説明が要るし、いろいろな幅のあり得る話なんだけど)習得のメカニズムについての仮説の話であって、文法指導の内容や方法とは原理的に関係ないからね。
2012-02-05 16:27:31@fukuta_junya 僕は、明示・暗示という対比ではなくて、文の構造分析をして、統語的に合ってるかという指標だけでは文法指導として不十分ではないのかという主張だと思っていました。
2012-02-05 16:27:34@tam07pb915 なるほど,では,明示/暗示はこの際関係ないですね。失礼しました・・・。ただ,分の構造分析的な指導とチョムスキーと考えた時も同様で,たとえチョムスキー的な考えに則ったとしても,
2012-02-05 16:31:27@watariyoichi そうですね。でも,例えばその習得メカニズムの仮説は教育にそのまま応用可能だ!と例え飛躍したとしても,「UG派」の人が,分析的指導の必要性に至ることって結構あることなのでしょうか?
2012-02-05 16:34:26@watariyoichi 「考えに至ること」というより,「UG=分析的文法指導の必要性」と考えている人がいるのかな,という感じです。
2012-02-05 16:36:23@fukuta_junya 私なんてJ-SLAの会員でもないから、ウラノ先生に訊くほうが早い話だけど、さっきフクタくんが言ってた「インプットをトリガーにUG使って決定論的に習得が進むから、それで習得できない項目は明示的に」という立場の人のほうが多いんじゃないかと思ってた。
2012-02-05 16:37:59@tam07pb915 『ことばと認識』(Rules and Representations)と『生成文法の企て』(The Generative Enterprise)ぐらいは読んでも損しないと思うよ。
2012-02-05 16:41:05UGって、 「もしも人が普遍的な文法知識をもってなかったらなんで子どもはどこで育とうが人種や国籍に関係なく言語獲得できるのだ!人はみんな先天的に普遍的な文法知識を持っていて、インプットによって獲得する個別言語が決まるんだ!そうに違いない!」 っていう認識です。
2012-02-05 16:41:51@tam07pb915 多分それでいいと思うけど、それだけだと文法の中身に関する言及がゼロなので、Krashen の LAD みたい。
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