電気自動車と共に by @Hirokazu_Hirano

@Hirokazu_Hirano さんのEV関連tweetを @artmas01 が勝手にまとめさせていただきました。
5
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

次に周りから言われたのは、お前の英語で大丈夫かということだった。自分でも非常に不安だった。そう言うのだったら自分で行けばいいじゃないかと思ったが、ほかに適任者もいなかった。

2010-05-30 00:41:35
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

同時通訳をつけるといったが、今度はコンサルタントから断られた。一般的にアメリカでは同時通訳をつけると、極めて嫌がられ印象を悪くする。特にアメリカに住んでいる場合にはほとんど、回りから認められない。

2010-05-30 00:41:51
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

会議は、物々しい雰囲気だった。会議は公開で傍聴者もたくさんいた。会話はタイプで速記をとられていた。これでは証言ではないかと思った。会議がはじまった。最初は、電気自動車のメリットだとか、悪い面だとか、ごく一般的な話で始まった。

2010-05-30 00:43:07
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

そして本題の急速充電の話に移ってきた。当初の約束通り、意見を言うために、論議を遮った。場内がシーンとした。何を言うかは、主催者側には何も伝えていなかった。

2010-05-30 00:43:25
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

「急速充電は、研究のため、電気自動車の可能性を探るためにやっている。将来の電気自動車にとって重要な技術だ。ただし、98年までに米国市場に導入することは考えていない。98年までに我々が必要なのは6kwの普通充電を必要な数、設置することだ。これをカリフォルニア州に用意して欲しい」

2010-05-30 00:43:49
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

というような趣旨の発言をした。

2010-05-30 00:44:00
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

これで、追及もなく会議は収まった。カリフォルニア大気資源局の議長も安心したようだ。出席者、傍聴者からは感謝をされた。

2010-05-30 00:44:13
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

翌日のメディアの記事は小さく大騒ぎにはならなかった。安堵した。政治の場で必要なのはタイミングとパーフォーマンスだ。これで、米国の98年規制へ向けて、他社と足並みをそろえて普通充電に集中する土台ができた。

2010-05-30 00:44:26
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

米国でレプレゼンタティブをしているとほとんどの人が、何らかの形で同じような経験をする。アメリカの企業は頻繁に経験していることだが、日本人だからと言って容赦はされない。いいことをしているから大丈夫だろうという考えでは済まないアメリカのビジネスの厳しさを感じた。

2010-05-30 00:44:39
平野 宏和 @Hirokazu_Hirano

________________________________________

2010-05-30 04:19:41