【ほうかご百物語】妖怪についてつらつらと(5巻・6巻)
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※5巻
※太歳について
※メモ
http://t.co/nwpuRFmI 太歳 - Wikipedia / http://t.co/6xEPHKrv 変形菌 - Wikipedia / http://t.co/1wA8qJbW 地中から不気味な肉塊が発見される(中国):カラパイア
2012-03-15 11:47:31※宝下駄について
※メモ
うーん、ん?> http://t.co/49hPFeSt 【岡山県に伝わる人里の民話 宝下駄のはなし (山陽新聞より)】 - デジタル岡山大百科 | 郷土情報ネットワーク
2012-03-16 11:25:23『おかやま同郷』第29巻の18ページ?「29(10)」の(10)ってどういう意味なのだろう? 『おかやま同郷』第29巻10号っていうこと?
2012-03-16 11:26:23※文献を基にした概説メモ
参考文献は[1]『日本昔話事典』(稲田 浩二/大島 建彦/川端 豊彦/福田 晃/川原 幸行編、株式会社吉川弘文館、S.52)、[2]『Truth In Fantasy54 神秘の道具 日本編』(戸部 民夫著、株式会社新紀元社、2001)、
2012-08-27 18:33:57[3]『日本の昔話8 越後の昔話』(稲田 浩二監修、水沢 謙一編、日本放送出版協会、S.49)、[4]『県別ふるさとの民話8 岡山県の民話』(日本児童文学者協会編、株式会社偕成社、1978)、
2012-08-27 18:34:04宝下駄は昔話の一つの型。履いて転ぶと小判が出てくるが、その代わりに背が縮むという呪力(霊力)を持つ一枚歯の下駄を中心とした物語[1][2]。岡山、島根、熊本などの他に新潟でも話が見られる[1][3]。
2012-08-27 18:34:19岡山の例では、病気の母を持つ孝行息子が食うのに困って伯父の家に金を借りに行くが断られ、その帰り道の途中で息子は途方に暮れて寝てしまう。するとそこに一人の老人が現れて一枚歯の下駄を授け、転ぶと小判が出るが、あまり転び過ぎると背が縮んでしまうという下駄の力を教える。
2012-08-27 18:34:37家に帰り、息子が転ぶとたちまち小判が出たので、その金で食べ物や薬を買って母の病気を快方に向かわせることができた。しかし息子はやたら滅多に小判を出すようなことはせず、真面目に働いた。
2012-08-27 18:34:41そんな折に、この下駄のことが伯父の耳に入り、伯父はすぐさまこの下駄を取り上げて自分の家に持ち帰ってしまった。伯父は自分の家で転びに転び、大量の小判を出す。その代わりに伯父の背はみるみる縮んでしまう。
2012-08-27 18:34:48息子が様子を見に行くと、そこに小判の山と虫のように小さくなった伯父を見付けた。ゴンゾウムシという虫は、この強欲な伯父の成れの果てである、という話である[1][4]。
2012-08-27 18:34:54島根では爺と婆が神様に金を授けてくださいと祈願して下駄を授かる。金は出るが背が縮んでしまった、という話[1]。熊本は伯父と甥の話で、下駄を授けるのが英彦権現となっている[1]。
2012-08-27 18:35:17新潟では母はとうに亡くなっており、父も病気になってしまった二人の兄弟と、父の本家のゴンゾウ、という風に微妙に人物の関係が異なっているが、話の筋は同じである[3]。
2012-08-27 18:35:19なお、岡山の例も新潟の例も下駄を取り上げて背が縮み虫になってしまう人物はゴンゾウという名前だが、中国地方の方言でゴンゾウはならず者・無頼者といった意味だという[4]。
2012-08-27 18:35:37また、この話の根底の一端には、遠野のマヨイガや各地に伝わる長者伝説のような「人間世界の外部から財福がもたらされる」という型・モチーフがあるのではないかと考えられる。
2012-08-27 18:35:44さらに下駄に注目するならば、天狗の履く一枚歯の下駄のように下駄(特に一枚歯のもの)は何らかの呪術的な力を持つという考えはあったようだ。
2012-08-27 18:35:58下駄は遡ること古墳時代に大陸から持ち込まれたといわれ、同時代の豪族の墓の副葬品として滑石製の下駄が収められたという事例が幾つか見られる[5]。このことから、下駄は当時権威の象徴、ないし祭祀の道具として認知されていたと考えられる[5]。
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