木下黄太、バンダジェフスキー世田谷講演@3/13夜の部についての私の感想
甲状腺に1200Bq/kgのセシウムが蓄積されていた、とメモにあるが、なんのこっちゃ覚えてない。誰か分かるひと、教えてくれたら嬉しい。
2012-03-14 04:27:27ある一定数の子どもを対象に、体内のセシウムの含有量と心電図を調べて、その相関関係を研究したそうだ。このデータによると、体内のセシウムの含有量が0-5Bq/kgの子どもは約80%が心電図に問題なしだったそうだが、74-100Bq/kgになると問題なしだったのは約14%だそうだ。
2012-03-14 04:32:31たしかに、体内の放射性セシウムが心電図に及ぼす影響という意味での相関関係はあるのかもしれない。ただ気になったのは、グルーピングの仕方に多少恣意性が感じられた。より正確を期すならば、検査した子供のすべてのBqと心電図の結果を分布図にしたほうがわかりやすかったのではないか。
2012-03-14 04:37:26このデータを示して、「そこまでセシウムの含有量が高くなくても、ある程度の量を超えることで病理現象がとたんに多く見られるようになる」という主張をしていた。このデータが示すのは、「病理現象」ではなく、あくまで「心電図における異常」ではないのか。論理飛躍だと感じた。
2012-03-14 04:40:07ほかにもたくさんのデータや現象の一部をみせていたが(使用した資料についてはバンダジェフスキー博士のサイト等に掲載している模様。他の方のツイートを参考してください)、結論として、「セシウム134、137は体内にいれてはいけない、その量は関係ない。少量でも危険」ということを言ってた。
2012-03-14 04:44:5450Bq/kg以上は人体にとって非常に危ないそうだ。結核になりやすくなったり、子供 の白内障の増加などもみられるそうだ。これについてはかなりデータの信用性と評価を慎重に行うべきだと思う。とはいえ、全くの嘘というわけでもないだろうから、多少の問題は生じることを認識せざるをえない。
2012-03-14 04:47:06バンダジェフスキーさんのお話のあと、質疑応答のコーナーにうつるまでのあいだに10分の休憩があった。その間、20名ほどの人が木下さんに質問しにきていた。すごい光景だ、と驚いた。そのうちの8割の人がマスクをしていた。男女比は4:6くらいだったかな。
2012-03-14 04:49:37木下さんが何度も「バンダジェフスキーさんに聞けるような一般論的な質問をしてください。個人的な質問は、バンダジェフスキーさんが9時で帰られたあとに、別途私が答える質疑応答の時間を設けるからそこでしてください」と言っていたにもかかわらず、聞こえてくる質問の半分は個人的な質問だった。
2012-03-14 04:52:47私は「放射脳」なんて言葉は使わないが、このような人たちをみると、人の話を聞かない自己中が多いな、と感じざるをえなかった。丁寧に注意したにもかかわらず、講演中もおかなまいなしに話してた2人組の女の人たちにも呆れた。恥も外聞もない。
2012-03-14 04:56:20質疑応答は、正直もったいないと思った。木下さんの質問に対応する応答だとはいいがたかった。換言すれば、参加者が求めている答えではなかった。おそらく通訳がうまく伝えていなかったこともあるが、ひとつの質問に対しての応答が長過ぎるのと余計な話が多かったのだと思う。
2012-03-14 04:59:13おそらく、参加者のほとんどは、データではなく、そのデータに基づく博士の「評価」を聞きたかったのではないか。最初の質問は「今後東京でどのように生活すべきか」だったが、参加者が聞きたかったのは具体的な今後の生活でとるべき行動や対策であり、東京の汚染具合に対する評価であったと思う。
2012-03-14 05:02:04まぁ当然のことながら、「評価」については「自分で判断しろ」と私は思うのだけど。他人の評価に頼っていては、いざというとき自分で判断できなくなるし、他人の責任で行動すると後悔する。自分で考え、自分で行動する以外にはない。
2012-03-14 05:04:34で、バンダジェフスキーさんは、「食品の放射性含有量の基準をもっと厳しくする必要がある」「知識ある医者の準備」「法整備」「予防・食品の検査」「ホールボディカウンターを何人か集まって買う」「地域に測定所を作る」などを提言されていた。
2012-03-14 05:07:01それから、「放射性物質を排泄させるのによいものなんていうものはない。ペクチンやスピルリナは一定の効果はあるものの、長期的に多大な効果が期待できるものではない。安全な食品と調理法を工夫するのが最大の効果」と言っていた。
2012-03-14 05:09:15木下さん「成人の場合、何Bq/kgから健康被害が出る?」との質問に対し、博士は、「10Bq/kgでもあぶない。内部被曝をおさえるには努力が必要。私は汚染地区にいると疲れやすい。フランスでも生活しているが、フランスにいくと元気になる」といっていた。回答にはなっていない気が・・・。
2012-03-14 05:12:52これに対し木下さんは「私にも100例くらいの症状の報告を聞いている感覚。福島の子供で鼻血がとまらなかったが、静岡に来るとぴたりと止まったりする。また汚染地域にいくと、また鼻血が止まらなくなったりするという話をいくつもきいている。」と言っていた。自身も認めているが、あくまで感覚。
2012-03-14 05:15:23これは居酒屋談義ではいくらでもすればいいし、酒のつまみになるかもしれないが、お金をとって行う講演においてする話かどうかはあやしい。少なくともきちんと「感覚であってデータではない、因果関係も証明できていない」ということを前置きすべきだと思った。
2012-03-14 05:17:56100例程度では統計学上の帰納的証明にはならないことはもちろん、相当バイアスのかかった報告例であることは間違いない。これが仮にすべて放射能の影響だとしても、それを証明できない限り、あくまでデータではない。
2012-03-14 05:19:36