木下黄太、バンダジェフスキー世田谷講演@3/13夜の部についての私の感想

木下黄太、バンダジェフスキー世田谷講演@3/13夜の部に参加してきました。 そのなかで出てきた話について、時系列に思い出しながら、ひとつひとつの講演者の主張やデータ、講演の問題点等についての私見をtogetterしました。 なお、私の過去のツイートに誤解を生じる文があるので訂正します。質疑応答は2種類ありました。ひとつは木下さんがバンダジェフスキーにするもの、もうひとつは参加者が木下さんにするもの。前者の「木下→バンダジェフスキー」の質疑応答にはいる前に10分の休憩があり、その間にバンダジェフスキーさんに質問がある人は、まず木下さんに質問をし、重要と思われるものを木下さんがまとめてバンダジェフスキーさんに質問する、という形式でした。なので、間接的には、参加者がバンダジェフスキーさんに質問をするという機会もありました。
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じろう @chu_chtu

つまり、汚染地域における甲状腺がんの症例が確認されたということが、汚染とがんの相関関係をあらわしていると考えられる。

2012-03-14 04:26:04
じろう @chu_chtu

甲状腺に1200Bq/kgのセシウムが蓄積されていた、とメモにあるが、なんのこっちゃ覚えてない。誰か分かるひと、教えてくれたら嬉しい。

2012-03-14 04:27:27
じろう @chu_chtu

「セシウムはミトコンドリアを破壊する」そうだ。

2012-03-14 04:28:30
じろう @chu_chtu

ある一定数の子どもを対象に、体内のセシウムの含有量と心電図を調べて、その相関関係を研究したそうだ。このデータによると、体内のセシウムの含有量が0-5Bq/kgの子どもは約80%が心電図に問題なしだったそうだが、74-100Bq/kgになると問題なしだったのは約14%だそうだ。

2012-03-14 04:32:31
じろう @chu_chtu

たしかに、体内の放射性セシウムが心電図に及ぼす影響という意味での相関関係はあるのかもしれない。ただ気になったのは、グルーピングの仕方に多少恣意性が感じられた。より正確を期すならば、検査した子供のすべてのBqと心電図の結果を分布図にしたほうがわかりやすかったのではないか。

2012-03-14 04:37:26
じろう @chu_chtu

なぜ棒グラフで示していたのか、科学者のセンスを疑った。

2012-03-14 04:38:07
じろう @chu_chtu

このデータを示して、「そこまでセシウムの含有量が高くなくても、ある程度の量を超えることで病理現象がとたんに多く見られるようになる」という主張をしていた。このデータが示すのは、「病理現象」ではなく、あくまで「心電図における異常」ではないのか。論理飛躍だと感じた。

2012-03-14 04:40:07
じろう @chu_chtu

1999年には、政府にレポートしたらしい。「腎臓の病気についてはなにもいうな」と言われたらしい。なるほど。

2012-03-14 04:41:09
じろう @chu_chtu

セシウムを吸収・排泄するプロセスについても少し言及していた。これについては、私は医者ではないのでわからなかった。

2012-03-14 04:42:13
じろう @chu_chtu

ほかにもたくさんのデータや現象の一部をみせていたが(使用した資料についてはバンダジェフスキー博士のサイト等に掲載している模様。他の方のツイートを参考してください)、結論として、「セシウム134、137は体内にいれてはいけない、その量は関係ない。少量でも危険」ということを言ってた。

2012-03-14 04:44:54
じろう @chu_chtu

50Bq/kg以上は人体にとって非常に危ないそうだ。結核になりやすくなったり、子供 の白内障の増加などもみられるそうだ。これについてはかなりデータの信用性と評価を慎重に行うべきだと思う。とはいえ、全くの嘘というわけでもないだろうから、多少の問題は生じることを認識せざるをえない。

2012-03-14 04:47:06
じろう @chu_chtu

バンダジェフスキーさんのお話のあと、質疑応答のコーナーにうつるまでのあいだに10分の休憩があった。その間、20名ほどの人が木下さんに質問しにきていた。すごい光景だ、と驚いた。そのうちの8割の人がマスクをしていた。男女比は4:6くらいだったかな。

2012-03-14 04:49:37
じろう @chu_chtu

木下さんが何度も「バンダジェフスキーさんに聞けるような一般論的な質問をしてください。個人的な質問は、バンダジェフスキーさんが9時で帰られたあとに、別途私が答える質疑応答の時間を設けるからそこでしてください」と言っていたにもかかわらず、聞こえてくる質問の半分は個人的な質問だった。

2012-03-14 04:52:47
じろう @chu_chtu

私は「放射脳」なんて言葉は使わないが、このような人たちをみると、人の話を聞かない自己中が多いな、と感じざるをえなかった。丁寧に注意したにもかかわらず、講演中もおかなまいなしに話してた2人組の女の人たちにも呆れた。恥も外聞もない。

2012-03-14 04:56:20
じろう @chu_chtu

質疑応答は、正直もったいないと思った。木下さんの質問に対応する応答だとはいいがたかった。換言すれば、参加者が求めている答えではなかった。おそらく通訳がうまく伝えていなかったこともあるが、ひとつの質問に対しての応答が長過ぎるのと余計な話が多かったのだと思う。

2012-03-14 04:59:13
じろう @chu_chtu

おそらく、参加者のほとんどは、データではなく、そのデータに基づく博士の「評価」を聞きたかったのではないか。最初の質問は「今後東京でどのように生活すべきか」だったが、参加者が聞きたかったのは具体的な今後の生活でとるべき行動や対策であり、東京の汚染具合に対する評価であったと思う。

2012-03-14 05:02:04
じろう @chu_chtu

まぁ当然のことながら、「評価」については「自分で判断しろ」と私は思うのだけど。他人の評価に頼っていては、いざというとき自分で判断できなくなるし、他人の責任で行動すると後悔する。自分で考え、自分で行動する以外にはない。

2012-03-14 05:04:34
じろう @chu_chtu

さまざまな対策の方法を知る上で他人の意見や話は参考になるのはいうまでもないが。

2012-03-14 05:04:41
じろう @chu_chtu

で、バンダジェフスキーさんは、「食品の放射性含有量の基準をもっと厳しくする必要がある」「知識ある医者の準備」「法整備」「予防・食品の検査」「ホールボディカウンターを何人か集まって買う」「地域に測定所を作る」などを提言されていた。

2012-03-14 05:07:01
じろう @chu_chtu

それから、「放射性物質を排泄させるのによいものなんていうものはない。ペクチンやスピルリナは一定の効果はあるものの、長期的に多大な効果が期待できるものではない。安全な食品と調理法を工夫するのが最大の効果」と言っていた。

2012-03-14 05:09:15
じろう @chu_chtu

水洗いをていねいにする塩漬けにする、などの調理法がよいと言っていた。なるほど。

2012-03-14 05:09:52
じろう @chu_chtu

木下さん「成人の場合、何Bq/kgから健康被害が出る?」との質問に対し、博士は、「10Bq/kgでもあぶない。内部被曝をおさえるには努力が必要。私は汚染地区にいると疲れやすい。フランスでも生活しているが、フランスにいくと元気になる」といっていた。回答にはなっていない気が・・・。

2012-03-14 05:12:52
じろう @chu_chtu

これに対し木下さんは「私にも100例くらいの症状の報告を聞いている感覚。福島の子供で鼻血がとまらなかったが、静岡に来るとぴたりと止まったりする。また汚染地域にいくと、また鼻血が止まらなくなったりするという話をいくつもきいている。」と言っていた。自身も認めているが、あくまで感覚。

2012-03-14 05:15:23
じろう @chu_chtu

これは居酒屋談義ではいくらでもすればいいし、酒のつまみになるかもしれないが、お金をとって行う講演においてする話かどうかはあやしい。少なくともきちんと「感覚であってデータではない、因果関係も証明できていない」ということを前置きすべきだと思った。

2012-03-14 05:17:56
じろう @chu_chtu

100例程度では統計学上の帰納的証明にはならないことはもちろん、相当バイアスのかかった報告例であることは間違いない。これが仮にすべて放射能の影響だとしても、それを証明できない限り、あくまでデータではない。

2012-03-14 05:19:36