木下黄太、バンダジェフスキー世田谷講演@3/13夜の部についての私の感想
とはいえ、私もそのような感覚については同様の意見をもっている。福島の子供を対象にした沖縄のキャンプでも、初日は顔色が優れなかった子供たちがみるみるうちに元気になっていくのを目の当たりにした。すべての科学はこのような「感覚」から出発し、仮説を立て、検証することで真偽を明らかにする。
2012-03-14 05:22:52このような元気になるメカニズムには、さまざまな仮説が立てられると思う。放射線量が低くなることによる直接の影響なのか、心身ストレスが低くなるからなのか、福島では外で遊べないが沖縄では外で遊べるからなのか、数日かけて体内の放射性物質を少量でも排出したからなのか。
2012-03-14 05:26:38311以降の放射性物質拡散によって受けた初期被曝やそれによるDNAの破壊については、回復することはもうできないが、今後の生活改善によって内部被曝の絶対量の低減と、初期被曝によってもたらされた具体的な病理現象や症状の緩和には、一時的避難や保養は役に立つとのこと。これも正しいと思う。
2012-03-14 05:30:11ホールボディカウンターは日本に100台あるそうだ。しかし、福島の人たちの検査のために解放されている2台以外は、一般人は利用できないらしい。ベルリンに行けば、日本人でもタダでうけられるんだそう。
2012-03-14 05:32:55木下さんがJCOの事故のときに取材をしたこと、自身もホールボディカウンターで数値を測ったことがあることについて話していたが、指示語が多すぎて、背景をしらない私には全く理解できなかった。
2012-03-14 05:34:07一般の人からの木下黄太さんへの質疑応答のコーナーについて。まず、「政府によると、311前から野菜にはカリウムが含まれていて、それを摂取していても問題が起きていないんだから今後も問題ないらしいのだが、ホントか」という質問に対し、木下「それは嘘。カリウムと放射性物質は無関係」だと。
2012-03-14 05:37:35木下さん「キノコは前から放射性物質が含まれているものもあっただろう。北海道の牛乳もすこし汚染されている可能性がある。でも、チェルノブイリのときほどではない。数十Bq/kg。関東・東北の牛乳は危ない」
2012-03-14 05:39:18木下さん「(避難先で瓦礫受入れがなされるとしても、東京から避難すべきか。という質問に対して)汚染のひどいところからは避難すべき。311以降の対応によって、家の中でも汚染レベルが違う。我家では、放射性物質は不検出。瓦礫を受入れたとしても、今汚染されている場所にとどまるよりマシ」
2012-03-14 05:43:24木下さん「宮城のベクレルでも論外。瓦礫を広域処理するべきではない。名古屋以西の土壌で20ベクレルを越える地域はない。瓦礫問題は利権が絡んでいる。ジャーナリストの感覚では常識。マスコミが扇動して政治が乗っかっているという状況。」
2012-03-14 05:46:18あと、木下さんは、「これだけの人数が注目している問題なのに、日本は大手のマスコミがこの講演を報道しにこない」のは「あたまがおかしい」と言っていた。「これを報道すると都合が悪い」かららしい。ご自身の活動にものすごい自信を持たれているようす。
2012-03-14 05:49:00こんなもんか。ほかにもいろいろ言ってたけど、個人的に注目すべき点はこれくらいだった。おおよそ、リスク認知のレベルでの見解については、私も木下さんもバンダジェフスキーさんも大差はないという印象だが、リスク評価とリスク管理についての見解は異なる点が小さくなかった。
2012-03-14 05:50:56彼らが提唱している話に賛同できる部分は少なからずあったが、それはあくまでリスク認知をベースとする基本的な対応策や行動規範だけ。放射性物質を体内に極力取り込まないこと、とか。でも現在の大惨禍が今後どのようなものになるかという点や、避難すべきか否かという点については見解が異なる。
2012-03-14 05:53:15木下さんの表現や姿勢(特に木下さんに理解を示さない者に対する言動)を以て、木下さんの人格や木下さんの発言内容すべてを批判しているひとが多いが、勘違いしていないか。
2012-03-14 05:56:47情報の取捨選択は私たち情報の受け手がするもの。嘘や信頼性の低い情報を発信する者は、信頼されなくなるだけで十分。人格否定までされる必要はない。デマイエローなんて言うべきでないし、言う必要もない。彼の発言に誤りや論理飛躍があるなら、丁寧に、かつ論理的に指摘すればよいこと。
2012-03-14 05:58:00もちろん、情報の発信者は自己の情報が正確かつ有用であるものになるように極力注意すべきなのはいうまでもないし、批判や指摘を受けたなら、バカや頭悪いなどと言わずに耳を傾けるべきであると思う。そうやって議論は成熟する。
2012-03-14 06:00:19しかし、そのためには、やはり講演内容の録音禁止は議論の妨げになる可能性が高い。内容の正確性が担保されないし、言った言わないの議論になる。これでは内容の議論にはたどり着かない。これについては批判されてしかるべき。録音禁止がやむを得ない事情だということも理解はするけど。
2012-03-14 06:02:53あと、他の方も何人かツイートで指摘されているが、講演の準備が不足していると感じた。講演内容はあらかじめ資料としてアウトラインをつくるべきだし、通訳・木下さんを含めて共有しておくべき。あのような拙い通訳では不満もでるだろう。聞く側も準備すべきだし、1を聞いて10を知るべきだが。
2012-03-14 06:05:04それにしてもあれほどの通訳のレベルだと、本当に通訳がきちんとされているのか、情報の正確性に疑問をもつこともあるだろう。主張の点では多少の誤訳があってもかまわないが、やはり資料の誤訳は致命傷になる。
2012-03-14 06:06:14それから、資料を配ってほしい。まったく触れずに読み飛ばしたパワーポイントのページもあったし、研究データは公開してこそ価値がある。あれではデータを信頼できるとは言えない。あんな一瞬ですべての情報をキャッチするなんて無理。
2012-03-14 06:08:17あと、木下さんは忙しそうで、挨拶しにいく時間がなかった。それは残念だった。バカな学生が実名で挨拶するチャンスだったのだけど。まぁ、相手にもされなかったかもしれないけどね。4月になったらメールでもして会いに行きたいけど、返事してくれるかな。
2012-03-14 06:14:02バンダジェフスキー氏講演会(東京3.13夜の部)① ベラルーシは60年代から放射能汚染されており、セシウム137の最大値が観測されたのは67~70年のゴメリ州である。それはチェルノブイリ事故で汚染された地域と重なっている。@KinositaKouta @Drponchi #被曝
2012-03-14 03:45:54バンダジェフスキー氏講演会(東京3.13夜の部)② ベラルーシの人々は60年代から沢山の汚染食物を摂取していた。ベラルーシでは60年代から人口が減り続け、今は死亡者が新生児の2倍である。被曝量の多い地域ではことに顕著である。@KinositaKouta @Drponchi #被曝
2012-03-14 03:50:28バンダジェフスキー氏講演会(東京3.13夜の部)③ ベラルーシの死因は心血管疾患が52%以上である。これはヨーロッパのドイツなどと比べて圧倒的に多い。また、癌は都市部に比べて農村地帯に多く発症する。 @KinositaKouta @Drponchi #被曝
2012-03-14 04:00:20バンダジェフスキー氏講演会(東京3.13夜の部)④ ベラルーシにおける甲状腺癌数の推移→86年5例、90年38例、02年235例、03年235例(棒グラフを目測、誤差の可能性)。セシウムは細胞に入りミトコンドリアを破壊する。@KinositaKouta @Drponchi #被曝
2012-03-14 04:07:50