リアルの系譜

八作🐳㌠ @brikix

なぜ『ガ・キーン』のことを思い出したかというと、藤津さんの先のポストを読んで、『ゲッターロボ』第１話（'74）と『愛・おぼえていますか』（'84）を見比べたい、と思ったからだった。

八作🐳㌠ @brikix

前にもそういう話になったことがあるけれど、『マクロス』劇場版は、ひとつの頂点だったと思う。それはピークという意味であって、必ずしも、アニメ史の最高傑作、みたいな簡単な話じゃない。

八作🐳㌠ @brikix

だから、その価値観のみに即するのであれば、その後はむしろ後退戦のように見えるわけだけれど、それが実は「後退」ではなくフェーズの「交代」だった、ということをあざやかに示してみせたのが『エヴァ』だった、みたいな感覚が、個人的にはある。

八作🐳㌠ @brikix

まあ、これはあくまで個人の観測による皮膚感なので、年表としてはたぶん、雑なものではあるんだろうなあ。

藤津亮太／7月発売『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』（ちくま文庫） @fujitsuryota

@brikix 　講座で並べて見てみたら、その落差にくらくらしました。

藤津亮太／7月発売『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』（ちくま文庫） @fujitsuryota

@brikix 　久々に見たけど、やはり極まってましたねー。

八作🐳㌠ @brikix

@fujitsuryota ぼくのなかでは、情報量多いもんが勝ち、みたいな価値観のなかでの、最大の投入（この言い方が正確であるかどうか心もとないのですが）の結果としての『マクロス』劇場版、という位置づけなんですよね。

氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

@fujitsuryota @brikix ゲッターの１話って、試作機の白ゲッター１が出てるし、ちゃんとリアルロボットしてるじゃん（笑）。

藤津亮太／7月発売『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』（ちくま文庫） @fujitsuryota

@Ryu_Hikawa @brikix 　そうですけど、冒頭５分だと出てこないです（笑）。真面目な話しちゃうと、絵づくりのほうですね。

氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

@fujitsuryota @brikix 「愛おぼ」はゆえあって数日前に見たのですが、そういや初見時にもライブのときの、ミンメイが追悼で一瞬黙るときの「間」の感じとかがリアルだなーと感心したんだっけとか。画面密度だけじゃないと思います。あだち充を経た後の行間アニメというか。

氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

@brikix 「ガ・キーン」の原稿って何だっけ？　キャプテンフューチャーの代打で急にDVD-BOXが出ることになったときのアニメージュ連載かなあ。

八作🐳㌠ @brikix

@Ryu_Hikawa @fujitsuryota ポストあだちの「間」という指摘は、なるほどと思いました。

藤津亮太／7月発売『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』（ちくま文庫） @fujitsuryota

神隼人の大ジャンプがなぜありだったのかという単純な話。

八作🐳㌠ @brikix

@Ryu_Hikawa 確か「アニメージュ」で拝読したと記憶します。ロボットアニメものの第一話のなかで最高のものだ（記憶で書いておりますので違っていたらすみません）、といった内容の、とても熱量のたかい文章で、すぐに「それは見なくては」とあてられてしまったのを覚えております。

氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

@brikix これかな？「アニメの珍味」第21回「かなりの作品がどこかしら基本要素を第１話から削って（略）ところが、『ガ・キーン』第１話ではわずか25分の番組枠（略）の中で、これを全部展開してみせたことが凄い。いや、ものによっては何倍にも要素を増やして見せているのに感動します」

八作🐳㌠ @brikix

『銀河鉄道の夜』は８５年か……。

八作🐳㌠ @brikix

@Ryu_Hikawa おそらくそれです！ それを読んで、すぐに映像を見ました。あんなに早く身体が反応した経験は、ものぐさな自分にとっては、忘れがたいものでした。

氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

@brikix 「2003.01.27」に脱稿してます（10日売りなのに（苦笑））。もう９年も前の原稿ですね。今回は運良く見つかっただけではありますが、とりあえずパッと出る程度の環境にはしていきたいなと。

氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

@brikix それはありがたいことです。奇跡的なDVD化だったんで、こちらもすぐ何かしないといけないなと思って。その次の回で連載が終わってしまうので、ねじ込めて良かったです。

氷川竜介 新書「アニメの革新」発売中 @Ryu_Hikawa

@brikix 「ガ・キーン」の１話とか「マジンガーＺ対デビルマン」の冒頭とかには、失われてしまったロボットアニメの、もうひとつの可能性があるんですよ。たとえば、敵メカとの激しい体格差のある格闘戦とか。プロレスとさげすまれていたけど、そんなプロレスはないわけで。

八作🐳㌠ @brikix

@Ryu_Hikawa あれを拝読して以来、自分のなかのどこかに、テレビアニメの第一話における情報量、というものを気にする自分、という部分が形成されたように思われます。改めて、ありがとうございました。