間違った科学をニセ科学と呼ぶか。(改)

(旧タイトル:「ニセ科学」と「間違っている仮説」の敷居のあいまいさに注意。全否定はよくないのでは?) @HayakawaYukio さんの「ニセ科学批判の矛先は、科学を装ったニセモノだけに向けるべきである。結論が間違っているという理由で批判を集中するのはよくない。結論が間違っていても、科学の体裁をとっていれば、その存在価値を認めるべきだ。」に賛同した@ubitwのまとめ。 ※この後、@HayakawaYukio 氏と @kikumaco 氏の間で、Twitter上のやりとりで議論が続けられました。 http://togetter.com/li/28330 タイトルとリスト編集権を変更しています。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

「ニセ科学」や「誤った言説」を信じるか信じないかは、個人の自由だ。自分に害毒が及ばない限り、他人がとやかくいうことがらではない。

2010-06-09 11:55:04
早川由紀夫 @HayakawaYukio

というわけで、御池山に隕石孔があると主張する人がいて、それを信じる人がいて、大勢の人が集まって町おこしができるなら、それはそれでけっこうなことです。

2010-06-09 12:12:04
早川由紀夫 @HayakawaYukio

使われ方や主張する態度をニセ科学かどうかの判定に使うのはおかしい。主張された内容だけをみてニセ科学かどうか判定すべきだ。使われ方に問題があるとか、提唱者の態度が悪いとかは、ニセ科学判定とは別の次元で(したければ)糾弾するのがよろしい。

2010-06-10 05:48:21
早川由紀夫 @HayakawaYukio

血液型の違いがひとの性格に反映するかもしれないとする視点は科学的だ(どうやら結論は否定的らしいが)。その視点による研究成果の使われ方に問題があると思うなら、それは使った特定個人の使い方に問題があるということだ。血液型で性格を研究しようとする科学分野にその責任を負わせるべきでない。

2010-06-10 06:10:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ニセ科学を「科学を装うが科学でないもの」と定義すると、私には、マイナスイオンと波動測定器くらいしか例示することができない。ここでは、科学でないものを反証不能なものとした。反証可能だが科学でないものを認めることができるかどうかは未定。

2010-06-10 08:24:59
早川由紀夫 @HayakawaYukio

いっぽう、科学の体裁をとるが誤ったもの、すなわち誤り科学をいくつか指摘できる。よく知られたものとして血液型性格診断と水からの伝言がある。ただし後者についてはこれに分類してよいか議論の余地がある。誤り科学は、エンターテイメントやファンタジーとしての価値を有する。

2010-06-10 08:25:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

地学の分野では誤り科学をたくさん指摘できる。地向斜造山論、ボウエンのマグマ成因論、FM電波による地震予知、高松クレーター、御池山クレーターなどだ。地学の場合は、誤りを決定的に証明することがむずかしいから、提唱者がいつまでも自説を信じる傾向がある。

2010-06-10 08:25:33
早川由紀夫 @HayakawaYukio

誤り科学の事例を追加します。与那国島の海底遺跡。

2010-06-10 11:09:56
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@ubitw 私の発言を整理してくださって感謝しています。次の三つも http://togetter.com/li/28001に足してくれませんか。 http://ht.ly/1WWfO http://ht.ly/1WWg8 http://ht.ly/1WWgj

2010-06-11 06:35:11
@ubitw

@HayakawaYukio 了解しました。以前に地球科学をやったワタシもニセ科学の定義は気になる点でした。生物進化や地球史に再現性はない。昨日の先生と菊池さんとのやりとりは大変興味深く、またワタシ自身も考えさせられました。そちらも別トピックでまとまると良いのですが。

2010-06-11 07:34:10
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