数学ガール『乱択アルゴリズム』からorionと学問の出会い

「関係のないものはこの世に無い」というありきたりの言葉を自分の中で本当に理解した時から、人の学びは始まる。 この世に関係のないものは無いということを数学は教えてくれる。
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orion@大戦 @0rion6157

しかし実際は違う。原子のモデルのは諸説あって、むしろ最初は原子核の中にスイカの種のように電子が埋まっているスイカモデルが有力説だったのだ。こんな現在では中学生が「ふうん」で済ませるようなことでも、過去の叡智の大論争があり大発見の上で確立されたものであるということ。

2012-02-29 20:49:22
orion@大戦 @0rion6157

そのときすべての「そこにあるもの」は「誰かが発見したもの」に変わった。そしてその「誰か」は無関係な超越的な存在の「誰か」ではなく、自分だったかもしれない「誰か」なのだ。

2012-02-29 20:51:19
orion@大戦 @0rion6157

例えば、小さな頃は、飛行機が飛ぶのは不思議だけど「賢いプロの大人」(超越的存在)が作ってると思っていた。でもそれは「無限の可能性のうちの僕」が現在作っていたかもしれないのだ!と心の底から感じたときは震えたなぁ。

2012-02-29 20:54:32
orion@大戦 @0rion6157

そういう視点に立つと、世の中に関係のない事柄なんてものは「ほんとうに無い」んだと思える。だからもっともっともっともっと勉強しなければと思う。なので、生徒から「僕には数学なんて関係ありませんから」というオーラを感じるとすごく悲しくなる。。

2012-02-29 20:56:55
orion@大戦 @0rion6157

でももっと悲しいのは「数学なんて、私、わかりませんから」という「大人」が多いこと。こういう人は大人じゃないよ。「どこかの誰か大人がやっている」と思っていた「子供」のころの僕と同じだ。

2012-02-29 20:58:59
orion@大戦 @0rion6157

無限の「あったかもしれない私」がやっていたであろう数学を、「それ以外を切り捨てた私」が「数学なんて、私、わかりませんから」といってしまうのはとても悲しいことだと思う。

2012-02-29 21:05:33
orion@大戦 @0rion6157

だから僕は「今していること」について熱く語る人が大好きで、その話には「あったかもしれない僕」を重ねて聞きます。僕に無関係なものってないんだなって思って。

2012-02-29 21:08:59
orion@大戦 @0rion6157

だから僕は、仕事と人間関係のグチを言い、話題は最近行ったお洒落は店と美味しい食べ物の話ばかりの女性とデートするのがたまらなくつまらない。

2012-02-29 21:12:07
orion@大戦 @0rion6157

そんな女性よりも、最近行ったお洒落な店の構造設計の合理性やその構造の歴史とか、最近食べた食べ物の、成分による人体の影響を熱く語り、昨日見たテレビドラマの内容よりも、液晶の仕組みや目が光を感知するメカニズムについて語ってくれる女性が好きなのです。

2012-02-29 21:15:59
orion@大戦 @0rion6157

だから僕は初デートであろうが何だろうが、お酒を飲みながら数学について語るのだ。誰もが知っているxy座標はデカルトの大発見であり、まだ世に出て400年ほどしか経ってないのだよ!興奮して話すのさ。。。

2012-02-29 21:19:29
orion@大戦 @0rion6157

そういう話が出来る人、飲みに行きましょう。特に文学・文学史・哲学史・社会学を語れる人大募集です。話が聞きたい。

2012-02-29 21:22:58
orion@大戦 @0rion6157

著者の結城浩氏は素晴らしく、僕は全く比べるに値しないわけだけども、あるかもしれない自分を重ねる。結城浩氏は偉大だけれども、この「数学ガール」を「偉大な人(超越的な存在)が書いた本」にしない。「自分が」このような本をかけるようになるには何が必要なのかを考える。

2012-02-29 21:26:01
orion@大戦 @0rion6157

「僕には、こんな本、書けませんから」と言わないために勉強あるのみ。テトラちゃんのように、いつかどこかの誰かにメッセージを残すために日々勉強。日々「あったかもしれない自分」(他人のこと)からメッセージを受け取りながら!

2012-02-29 21:28:52