加藤研問題への柳田充弘先生のツイートまとめ
RT @Micheletto_D: [これは研究者に向けてです]「加藤茂明」1人を糾弾しても仕方ないんですよ。加藤さんが作った科学の実践空間(その実像としての研究室)に目を向けないと。そしてそれは、もっと広く捉えれば、僕ら研究者一人一人が作り上げてきたものに行き着く。対岸の火事としての考えから一歩進むべきです。
2012-04-07 08:43:30二晩寝てみてからのわたくしの結論は、加藤さんは辞職すべきでなかった。どんなにつらい日々があってもそれに対抗するという道,自分のすべてをさらけ出す、激しくバッシングを受けるのも覚悟するのがベストだったと思います。正直に分かる範囲のことを公表して居座りを策すべき。学問行為が潔白なら。
2012-04-07 10:18:23巨額の資金を使って研究をして誤った,問題たぶん捏造データも含んだ論文を多数公表したのだから、世間のバッシングは激しくも厳しいのは当たり前です。でも辞めない道が正解だったでしょう。どんなに日本のアカデミアの世間が冷酷か、辞めたら始めて分かるでしょう。なぜ辞めたのか,わたくしには謎。
2012-04-07 10:21:30もしかしたら陰に陽にかれに辞職をせまる圧力がかけられたのでしょうか。でも誰が何を言ったのか?辞めたらあとは水掛け論でしょ。東大の組織防衛は伝統的にきつい。研究資金の胴元からも強い苦情あって当然。それに対応の必要性があったかも。そうなら資金はすべて返上し、残って公表してほしかった。
2012-04-07 10:27:48加藤さんはラボに大勢いる若者の未来のために身を引いたというのかも。でも、それは研究は最後は一人でやるもの、という当たり前の真理を彼すらも知らなかったということになります。一見美しい行為は、なんのいいことももたらしません。若者を外に放てばいいのです。過激なようですが、これが本道。
2012-04-07 10:32:33加藤さんが日本の学問の世界にリターンしようとするのか、できるのか、そのために彼は何をするのか、しようとするのか、結果は日本のアカデミアの将来を占うことになるでしょう。でも、わたくしが悲観的なのはいまの日本おもろい若手(わたくしから見て)の現役がほとんどいない、ですね。30代には?
2012-04-07 10:38:52@mitsuhiroyana なんで柳田さんは傍観者的な立場で発言するのかな? 若手教育シンポジウムで加藤さんが発言しているとき、 柳田さんは司会者的な立場でした。 柳田さんは、あの時、会場にいた私から見れば、 今回の事件の当事者です。
2012-04-07 10:58:07加藤茂明氏の件について思うこと。疑惑がささやかれ、一部はすでに撤回された一方で、かつてはFGF10やビタミンD などで揺るぎない成果を挙げてきたことも事実。なので本人とラボメンバー、東大、出版社によって不正行為はあきらかにして、どこまでが確かな成果でなのかを明らかにして欲しい。
2012-04-07 11:25:17安富さんの東大話法を持ち出すまでもなく、加藤茂明氏の引責辞任は東大らしい出来事。挫折知らずでやって来た人が出世すると、挫折を受け止められない。大人になってからの麻疹が死に至る病になるのと似ている。そういう人が支配ているのが官僚組織で、政治家を操るのなんてお茶の子さいさい。
2012-04-07 11:35:57問題に関わった現在・過去のメンバーへの聞き取りに際して、教授の存在自体の圧迫感は避けられず、いくら大学が学生・スタッフを保護するとはいえども自由に発言できる人は多くはあるまい。加藤さんが辞職した事にプラス面があるとしたら、この様な無言の圧力が消えることだ。
2012-04-07 14:03:11@mitsuhiroyana ←このツイートによると、東大の組織防衛は伝統的にきついらしい。だれか、詳しいことを明らかにしてほしいものである。
2012-04-07 14:46:25わたくし傍観者というご意見みました。かなり当事者のつもりですが、そういう印象、かつこの場合はわたくしが無責任といいたいのかな。InoueTさんですか、メール頂ければ誤解を解くべく努力してお返事します。誰の場合でも同じでしようが,勤務先の組織の論理は学会とはまったく異なります。
2012-04-07 19:53:14加藤さんの場合は、学会の意見などが出る前に,勤務先での出来事,つまり辞職してしまいました。そうなると、外からは意見をいってもどうにもなりません。その前提での意見なので傍観者的に見えるのはしかたありません。潔白なら辞職すべきでない、勤務先の論理になるな、そういう意見につきます。
2012-04-07 19:58:06今の段階では真相は加藤さんご本人が明かして欲しい。勤務先委員会主導であって欲しくない。しかし、このあいだの東大での会合では,懲罰委員会とか懲戒委員会とかがやっていると聞きました。つまり勤務先のそういう組織が真相をつたえるべく動いているです。学会のでる幕がある事態なのかどうか。
2012-04-07 20:04:49@mitsuhiroyana ひょっとしたら、加藤さんは真相を知らないのでは。筆頭著者のデータを盲信的に採用したのだとしたら、それ自体を辞任の理由としたと感じます。いずれにしろ、加藤さん本人の言葉を聞きたい。
2012-04-07 20:19:17@mitsuhiroyana 加藤教授辞職に関するツイート、興味深く拝読しています。学内調査や現状のマスコミ報道の限りでは、問題の克服に必ずしも寄与しないと思います。問題の再発を防ぐためには、人権に当然の配慮をした上で、踏み込んだ検証とその公開が必要と思います。
2012-04-07 21:26:03関係者の見解が全く出ていないので新聞記事の内容をもとに議論しても話は深まらない.分子生物学会の年会では討論対象になるだろうからそれまでに調査結果がまとまる事を期待したい.しかし誰が討論を仕切るのか. / “加藤研問題への柳田充弘先生の…” http://t.co/oclW62YL
2012-04-07 21:36:52「研究の価値観、研究者で生きる上での価値観、考え直したほうがいい」<-重要な指摘だが、いわゆる「優秀な研究者」たちには通じないと思う。/ .@jyasuda1 さんの「加藤研問題への柳田充弘先生のツイートまとめ」をお.. http://t.co/P5Bcifpz
2012-04-07 21:45:43柳田充弘先生 @mitsuhiroyana の一連のツイートを読みながら,旧加藤研究室の問題について,ここまでの自分の考えをまとめてみる.ちなみに,以後のツイートは私個人の意見であり,何ら所属する組織を代表するものではないことを明記しておく.
2012-04-08 11:26:17一般に,研究不正問題については,次の3点が重要だと考えている:1.不正の真相(背景,不正内容,責任の所在…),2.再発防止への取り組み(どこまで一般化し,教訓とできるか),3.調査・処分・公表の妥当性(いつ・どのように発表し,どう処分するべきか)
2012-04-08 11:30:261.不正の真相については,調査委員会の結論を待つしかない.今回,YouTubeにアップロードされた疑義の指摘については,明らかに捏造の疑いが強いものもあれば,同じ図の中でパネルが重複しているという,捏造としてはあまりに「稚拙」なものも見られる.
2012-04-08 11:36:11先入観や憶測で考えるのは,科学者の態度としてもあまり好ましくない.私自身としては,現在報道されている内容や噂だけで判断するのではなく,内部調査の結果が反映されるであろう調査委員会の報告を待って,その真相を理解したいと思っている.
2012-04-08 11:38:532.再発防止への取り組みについては,明らかとなるであろう疑義が生じた背景から,旧加藤研究室に特異的な問題と一般的な問題を切り分けた上で,自分自身あるいは自分の所属する研究室で,今後同様の問題が起きないために何ができるか考える必要がある.
2012-04-08 11:42:37これまでに日本で問題となった多くの研究不正事件が,1人の研究室員による「暴走」であったことに対し,今回の問題は責任をある1人へと特定できないという点で,これまでにないタイプの研究不正疑惑ではないかと思う.その点で,他山の石となる点は多いのではないかと考える.
2012-04-08 11:45:36