ドゥームズデイ・ディヴァイス #6
翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳
(原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san)
ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」
http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
瓦礫で貫かれたニンジャ。ニューロンに溶けるナラクの意識が伝える。あれはダイコク・ニンジャの憑依者だ。傍らに立つのは……血液が逆流するかのような感覚……あれは、ダークニンジャ。ダイコクをやったのはダークニンジャなのか?そしてもう一人……ニンジャスレイヤーは訝しむ。少女。 48
2012-05-02 19:04:20
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「スゥーッ!ハァーッ!」この場で何があった?ニンジャスレイヤーはさらにチャドー呼吸を深める。ダークニンジャ!シャドー・コン!ユカノ!フユコ、トチノキ!「スゥーッ!ハァーッ!」「貴様か、ニンジャスレイヤー=サン」ダークニンジャが向き直る。「ドーモ。ダークニンジャです」 49
2012-05-02 19:11:03
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「……」ニンジャスレイヤーは立ち止まり、オジギを返した。「……ドーモ、ダークニンジャ=サン。ニンジャスレイヤーです」彼は心を殺した。状況を、次にとるべき行動を見極めようとした。ランペイジは歩いてくる。ニンジャスレイヤーのニンジャ視力・ニンジャ注意力がニューロンをアラートする。50
2012-05-02 19:14:42
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
だらりと下がったランペイジの左の機械腕が、電気ショックを受けたようにビクリと震えた。チャドー呼吸によって極度に尖らされ、一点に集中したニンジャスレイヤーのニンジャ注意力は、そのとき捉えた。血管めいて上腕から機械腕へ流れ下りるランペイジのニンジャソウルの動きを。 51
2012-05-02 19:18:06
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
ランペイジの左腕のマニュピレーターが、動いた。握り、開かれた。そして肘が。蒸気が噴き出す。歩きながら、ランペイジは胸の前で両拳を打ち合わせた。三者の視線が交錯した。だが、火蓋を切ったのは……その三者の誰でもない。少女だった。 52
2012-05-02 19:21:12
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
(第二部「キョート殺伐都市」より:「ドゥームズデイ・ディヴァイス」 #6 終わり。 #7 へ続く) 53
2012-05-02 19:22:24